真実を求めて Go Go

今まで、宇宙についての話題を中心に展開してきましたが、今後は科学全般及び精神世界や歴史についても書き込んでいきます。

「宇宙人と地球の未来」その7

2015年01月28日 | 日記

 前回に引き続き、金星での出来事を中心に記述していきます。そして、今回を持ちまして、村田氏の宇宙人シリーズは終了する予定です。

 最初は、「金星人の本質」について質問しました。

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 金星人は現れの世界の物事を現わし出すこともまた消し去ることも自由自在に出来る能力を持っているのです。金星の社会は素晴しい波動が霊妙華麗に現われた社会です。神霊の世界の顕現です。その中での社会機構を、現界の知識で探究しようとされても決して識り得るものではありません。

 リマの街は工場地帯です。その工場の生産物、製品や半製品を、地球的な観点で見ても決して理解できるものではありません。この地区で創り出す製品や半製品、原料資材等の流通問題を取り上げて見ましょう。
 製品でも半製品でも運搬するには、種々の輸送機関を使用して目的の場所に送り届けていることとお考えになられましょうが、それは三次元の地球的な方法でありまして、高次元世界ではそのような方法は用いません。
 地球人類は、どうしても三次元的な物の考え方が先行してしまい、この金星のような高次元の世界の現れを受け止められても、正しくこの高次元世界を知ったことにはなりません。

 地球人の顕在意識の中には三次元よりほかにございませんので、この三次元の場で受けとるより外に方法がないのです。しかし、地球人が三次元から高次元に意識を変える方法があるとするならば、それはあなた方がいつも繰返しやっていられるお祈りです。
 今、円盤に乗られて金星の世界に来ていらっしゃるのも、私達と対話しているのも、皆次元を異にした世界での働きでしょう。お考えになれば分るようにこれは祈りの場の拡がりであり展開です。

 祈りの場は無限に拡がります。難しく考えずに、素直に神様の中に溶け込んでゆかれれば、大きな愛のみ心で抱擁して下さるのです。素直にみ手の中に抱かれていけば、計り知れない知恵も力も自然と流れて来るものです。
 力んだり意気張って受け止めようとしても、その力んだだけ三次元に戻ってゆくのです。お分りいただけましたでしょうか。

 先にも申しましたように、金星では世界を創っている基本となる波動が地球よりはるかに霊妙化し微妙化しております。それで微妙な波動を自由に転換させて、いろいろなものを創り出したり、消し去ることが出来るのです。
 この現れの世界を創り出すことも消し去ることも出来るのです。諸行無常の教えをその場で顕示し得る世界です。
 でも現われ出たものはいつ消えるとも分らない頼りない存在ではなく、ある一つの機器があるとすると、その機器に付与した性能はそのまま次の波動が与えられるまでは寸秒だに狂うことなく、その使命を果してゆきます。

 しかし、波動を変えて放射しますとその優秀な性能を持った機械も原型を止めるだけでその姿を消してゆきます。その変滅を自由に駆使し得る波動の知恵を持っているのが金星人であり、そうした知恵や能力の上に打ち立てられているのが金星社会であります。

 大宇宙は大元の親神様から放射される波動が根本で、その波動が伝えられてゆく過程で各拠点を通し波動が交叉し次の場へと移りゆき、その場でまた別の波動が交叉して変えられてゆきます。
 大宇宙の空間にはこうした波動の転換する場が、網の目の如く、人間の細胞のように一糸乱れることなく法則のもとに統御されながら、生き生きと生き続けているもので、その拠点のもつ能力といいますか、精神的な面を含めて使命、天命とも申しますが、その付与された範囲の中での変滅が可能なのです。

 それで、金星での変滅の範囲にまで変えてゆく場が工場であり試験所、研究所であるわけです。
 リマの街には多くの生産工場がありますが、地球上の製品や半製品のように、姿や型をそのまま移動したり、搬出したりはしません。創り出した製品の持つ波動を幾段階にも変えてゆき、最後に原型のみにして保管します。
 そして必要な時に波動の転換器にかけて元に戻すのです。こうした操作は金星人の常識となっていて、目新らしいものでなく、奇妙な感じを持つ人もありません。

 波動が自由に転換できる社会を地球人の目で見ますと、全く奇想天外な世界に見えるのも無理はなかろうと思います。
 地球では速さの基点を光速とし、この秒速三十万キロで天体の観測をしておりますが、これでは遠方の星の正確な観測は難しいのです。それではたとえ観測出来ても、何万年、何十万年前の状態を見ているわけであり、その時間の経過と共に星の状態が変化してゆくからです。

 金星では波動の転換器を通して光速の何百倍もの速い波動を放射して、宇宙の星々や、それらの社会の状態を知り、進んだ星の秀れた科学力を絶えず受けつぐようにしています。ですから絶えず進歩を遂げてゆくのです。
 円盤も母船も光速の何倍もの早さで飛行することが出来ますが、これらは肉体の眼には止りませんので無いのと同じです。肉眼で見えるときは円盤の持つ本来の波動を粗く変えて活動していますので、そこで初めて認識されるのです。

 また地球の人達がよくご存じの夢の世界も波動を変えた世界の実在であります。夢の中の出来事は時間、つまり年代を異にしたものや場所の違い等を併せて考えても、地上の常識では辻つまの合わぬ部分がずい分とありますが、これも波動を異にした世界の出来事です。
 人間の死後の世界の幽、霊、神の世界も実在しているのですが、これも波動を異にした世界のことです。

 地球の人達は粗雑な波動の中に閉じこもってしまって、世界から一歩も出ようとしていません。こうした古い凝り固った波動の世界から脱出して、大きな天界に、宇宙に向って発展進化しなければならぬ地球世界の使命のためにも、この金星の世界をよく認識して頂きたいものです。

 現れの世界は人々の想念が創り出すものです。想念が変れば、その現れも必ず変るのが宇宙の法則です。波動を異にした世界のことをお受けいただくのは大変難しく、理解出来ないことも多いと思いますが、私達もできるだけお力添え致しましょう。
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 司令の話しが終了すると、リマの街全体が見渡せる展望台から、一直線に走る放射状道路の先に見える小さな工場を指して、私を案内するように若い人におっしゃいました。

 この後、科学工場の工場司令のお話を聞くことになりました。
 「この工場では、地球の繊維のようなものを造り出しておられるようですが、それにはどのような方法をおとりになられるのでしょうか?」

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 最も自然に近い方法がよろしいのですが、全く自然そのままの状態では造り出すことが出来ませんので、出来るだけそれに近い方法をとっています。
 樹木の伸びてゆく方法を観察してゆきますと、表皮、そして外皮層、その次の形成層、心材層となって樹木が形成されております。その形成層の中で絶えず樹木の細胞が増殖されてゆきます。そして古い形成層は心材層にと変って、樹木は次第に成長してゆくのです。
 その細胞の分裂増殖のような自然な状態に置くことは出来ませんが、熟成されますと、そのタンクの中味はずい分と変って参ります。それに加圧し震動を加えます。熱や低圧にすることもあります。添加物を加えて熟成を早めることもあります。

 あなたは、地球上のオイルタンクやガスタンクのような型状をお考えのことと思いますが、波動によっては、加圧する場合に球状のタンクもありますが、大部分は円筒形の太いパイプで、そのパイプの中をゆるやかに通過してゆくうちにいろいろな変化を起してゆくのです。
 それがチップを溶解した原液のようなものに変ってゆくのです。ここで大切なのは、チップを溶解して得た原液の精神波動は停止していますが、タンクの中で熟成された原液の精神波動は成長進展していることです。自然の中で形成されてゆく細胞の増殖には遠く及びませんが、これは今後に与えられた課題と思われます。

 この精神波動と物質波動を分類する方法は、もちろん周波数の相違ですが、これを測定するのは大変難しく、特に精神波動は常に一定しているわけではありませんから、活動している場合と静止している場合の相違に大変な差を生ずるものです。
 私達の測定機で知るのはその中に含まれている絶対価を知るだけで、活動している場合と停止している場合のものを測定するのは、別の場ですることで、私達の工場の範躊ではございません。

 精神波動と物質波動の測定方法は、絶対価を知るのでありますが、精神波動といいますと、分り易く申しますと私達は目で物事を観察します。
 耳でいろいろな音を聞きます。直接に手や皮膚に触れて感じます。私達の五体を通し感受する、いろいろな感覚は波動を受けての反応であります。

 これと同じように、ある波動を成熟中の原材料液の中に放射しますと反応を起します。それを測定し、高い微妙な計器に示され最高の反応値と、普通で反応する数、極めて低い粗雑な反応を示す三つの総和を私達は絶対価と呼んでおります。
 この場合、基準となる測定器から発する基準波があります。それも1~7までの標準波で測定するものです。物質波動も同様な方法を用いますが、基準波の周波数は全く異なっております。

 植林したり、農作物を栽培したり、草花を作る時は、絶えず見守って、立派に生育するように愛念を注ぎます。こうした人々の愛念に応えて、それぞれの使命を果していきますが、人々の愛念が届かない所は、地球でいう雑草が侵食したり、病虫害や、肥料(愛念)の不足を告げる結果等が現われて参ります。
 草や木が伸びてゆく自然の姿には及びませんが、進化の過程には、このように人々の愛念と努力が大切であるわけです。
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 「原材料の成熟過程にも人々の愛念が必要だとおっしやるのですね。それでは、この原材料から作り出された織物に対する染色はどのようにされていますでしょうか?」

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 織物の出来る工程の中に、幾重にも波動を照射する場があります。その中に模様や着色の状態を作ります原版があります、そのネガを通して着色や模様を造り出します。染料や顔料は使用しません。

 波動の照射と一口に申しますけれども、一つの対象物に均一に掛けるのは易いですが、その方法には数え切れぬ程の種類があります。
色の濃淡は、一つの元の色素を分散して当てるか、集中して当てるかで違いますし、一つの色素に三つ以上の波動を角度を変えて照射したり、三つ四つの色素に、それぞれ異なった波動を照射してゆくところに数え切れない程の複雑な、色と色の異なりと交叉が起るのです。

 その中に精神を入れてゆきますと、機械的なものの中に生命が生きてくるのです。その生命は物を物と見ず、人間に個性があるように、作られてゆく物は、個性を具備した生きている物となるのです。
 こうしたものが人々の手に渡りますと、その人の愛念に相応した奉仕をしてくれるのであります。仮にシャツや上着として愛用しますと、その人の愛念、愛して下さる心に相応し、その役目を果して下さるのであります。で金星人は地球人とは物に対する考え方が根本的に異なっているようです。物にも生命があります。それは肉体の寿命と同じでありますが、永遠のものでなくある期間です。

 地球上の人達は大部分が物に生命があると考えておられません。それで平気で山を崩し樹木を伐採しますが、そうした物の生命を知る方法はないものでしょうか?」

 金星の人達が物に話しかけますと、物は応えてくれます。感情も現わします。物質とはただの物質でなく生命を持っているものです。生命あるものをムザムザと乱費したり、捨てたりすることはありません。
 物はそれ自体、人間に奉仕するように役目を負ってきています。使う人達が、その物の生命を尊重して十分に生かして使用して下さると、彼らも十分に奉仕出来る喜びを知るのです。
 ここに人と物とが一体となって、その役目を果してゆくように大神様がお考えになられているのでありましょう。その点を金星の人達は各自がよく心得ております。

 地球上の人達は、大部分が物に生命があると考えておられません。それで平気で山を崩
し樹木を伐採します。地球人の物の生命を無視した考え方とは、無視したのでなく、知らないのだと思います。それだけ幼いのであろうと思います。
 しかし金星では、地球の人達のように物で苦しみ、物、つまり資源の争奪戦で人類が戦うようなことは起りません。

 地球世界もいつまでもそのような幼い考えではおれないであろうと思います。大神様の目からは地球世界も宇宙の一員です。家族の一人です。幼いからといっていつまでもそのままでいては、他の家族と一緒になって大神様のみ心に添った生き方が出来なくては、仲間外れの孤児になってしまいます。それは太陽系一家の大きな一(マイナス)になってゆきます。

  今度は地球世界が大きく変ってゆく番です。物質をいつまでも物と見ているような状態では、太陽系の家族の一員とは申されません。どうか一日も早く地球の皆様が、本当の自分をご自覚下されて、大神様のみ心に添った生き方が出来まして、私達と共に手を取りあい話し合いながら、大宇宙の進化のために協力し合って進化してゆける日を心よりお祈り申上げます。
 地球世界は必ず大きく変ってゆきます。物質文化の時代はもう過ぎました。これから迎えるのは、神霊文化の時代です。地球の人達が神霊波動に変ってゆかなくてはならない天の機が、刻々と迫って来ているのであります。五井先生を中心とした世界平和の祈りと、祈りによる世界平和運動は、着々とぞの場を拡げてゆきます。

 こうした調和した平和な波動の中には、地球世界を守っていらっしゃる神々だけでなく金星を中心とした他の天体の星々からの宇宙人達が、今大勢地球世界で働いています。それは地球世界の進歩の土台となっている、物質文明、物質科学の誤りとその幼さを教えるために、そして地球人が味わう苦しみが少ないようにと、祈りを込めて救援指導に当っているのです。

 地球世界には必ず大きな、科学的な進歩が起ることでありましょう。金星の長老格の宇宙人や、霊指導の専門家の大勢がその任に当っていらっしやると教えられております。地球世界の大転換の根本となる神霊科学が生れてくるのであります。
 神霊科学が進展しますと、地球の人達が金星に自由に来られて勉強していただくことも出来ます。そして人間とは肉体だけでなく、心霊波動を自由に駆使できる真理が自覚出来ますと、永遠に生き続けてゆく生命体こそ、人間そのものであるということが理解出来てまいります。

 永遠の生命を知った地球人類が誕生する日が一日も早からんことを祈って止みません。あなたも間もなく地球世界に帰られると思いますが、このことは地球の皆様によろしくお伝え願いたいと思います。
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 司令は青年やM氏と二言三言話しておられましたが、直ぐに打合せは終り、私達は司令と別れることになりました。そのとき私は、このまま再び司令の元に帰ることなく、円盤で地球に帰るのではないか、との想念が走りました。こうした私の想念が適中したかのように。

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 工場の見学の最後の所に円盤があなた達をお待ちしております。それは地球より乗って来られた中型円盤であります。これで一直線に地球世界にお帰りになる予定と承わっております。短い時間の出会でしたが、私もあなたのことは忘れません。地球にお帰りになられても、必要なときには私をお呼び下さい。その時にお話が出来ることと思います。それはあなたの心の世界がこの金星に確と根を持って生きつづけてゆくからです。通信、会話はこの意識の連繋の上に自由に組立てられてゆくからです。一度こうして金星の天地を踏んで下さった意義の重大さを自覚して頂きたいのであります。金星の天地それは遠い遠い世界の存在ではなくて、あなたの心中に確と存在する天地です。それを出来るだけ、地球の人達にわかり易くお伝え頂きたいと思います。いつの日にかまたお目に掛かることが出来ましょう。そのいつの日にかとは、あなたが金星の天地と、私達のことを思い出して下さったときのことです。思い出して下さったときにはお目に掛ることが出来ます。この一事をお忘れなく、無事に地球にお帰り下さいますようにお祈り中上げます。
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 私(村田氏)の金星の見学時間は限られていました。それは富士道場での統一中の十数分の間の出来事です。
 この世的に考えて見ますと、アッという間の極めて短い時間に過ぎませんが、私の意識の世界に焼き付いた数々の出来事は消えることなく、生き生きと金星の世界の状態が心の中に映えてゆきます。
 それは実在している世界の認識として、確固として植え付けられていったのでした。その中で宇宙人達は私によく教えて下さいました。金星の天地、それは地球から遠く離れた存在の如き認識しか持ち合わせなかった私の心の奥をスッカリ見透して、金星の世界は私がいつでも思い出せば直ちに展開する世界であり、私の心の中に実在している世界であると、こんこんと幼児に教えるように、教えて下さったのでありました。


 このブログをご覧下さって、金星の上に想いを投げ掛けて下さる方々は、心の内にすでに金星の世界が展開している。遠い何万キロもの遠方の星に在るだけでなく、私達の心の中にも自由に開かれ現われ出る実在する世界であろうと思います。
 そして私達地球人から見ますならば、想像も及ばない科学力を駆使して人類の進化に向上にと、星全体がよりよき世界の建設に向って昇華を続けているのは、何ともいえないうらやましい限りであります。五井先生は私達に教えて下さっております。

 金星も、今の地球のような状態があったのですと。そして他の星から来た宇宙人に助けられて自分達の誤りを指摘され、大きく目覚めることが出来て、現在のような金星にまで開発されたので、言って見れば金星は地球よりも一歩先に出直した兄星であり、地球は次に出直す弟星であると。この次は弟星の地球が大きく変っていく順序になっているのであると。

 今回を持ちまして、2回に分けて伝えてまいりましたシリーズを終了させて戴きます。