真実を求めて Go Go

今まで、宇宙についての話題を中心に展開してきましたが、今後は科学全般及び精神世界や歴史についても書き込んでいきます。

「宇宙人と地球の未来」その1

2015年01月23日 | 日記

 このブログにて、6回にわけて書いてきた著書(空飛ぶ円盤と超科学)は、著者である村田氏の著書は数冊あり、いずれも興味深い読物です。そして、また神霊の世界を自由に見聞できる数少い霊能者の一人でもあります。そして、この著書は、この本が出版された年よりも、十数年以上も前(この本の出版が昭和49年)に書かれたものです。
 そして何よりもこの本は、著者が肉体で経験したことではなく「霊体で経験したこと」ではありますが、肉体の経験にしろ霊体の経験にしろ、実に面白い興味深い物語であることには変りがないのです。
 また、この本では、「空飛ぶ円盤の断面図」や月の世界で見てきたという「人工基地の俯瞰図」それに「月面の風景」等、色々な図面が出てきて、本当に月の世界や宇宙を旅して来たのではないかと思えるようなことが書いてあります。


 さて、今回紹介する本は、前回のシリーズに引き続き、やはり村田正雄氏の著書「宇宙人と地球の未来(空飛ぶ円盤 未来に飛ぶ)」について紹介したいと思っています。
 もともとこの著書は、白光誌に昭和51年3月号より昭和54年7月号まで連載されたものを、昭和63年10月に一冊の本として出版された書物です。
 今回の話は昭和50年12月の富士山麗での空飛ぶ円盤との遭遇から始まっています。

 円盤は強力な電磁波を放射して、自由自在に飛びます。そして常に電磁波を出しています。そのため、人類が円盤に近づくとその方向の電磁波の放射を一時中止するのが常であります。久しぶりに再会したM氏と私が内部に足を入れたその時、音もなく人口の扉は閉ってしまいました。その後、円盤内部の見覚えのある室へと入って行きました。
 すると、M氏が、円盤科学の持つ基礎理論について、あなた方の深い精神によって得られた波動、つまり私達の波動を理解出来るレベルに達したので、出来るだけ順序を経てお話しようといって、円盤(中型)のエネルギーについて話し始められました。

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 大宇宙の根源とでも申し上げますが、この宇宙を一糸乱れることなく統御しておられる、宇宙神の御心から発する七つの異なった波動が、ただ放射されるのでなく、放射されてゆく波動はあらゆる方向に輝き渡ります。それで各自の持つ七つの異なった波動、それは一個が七つの異なった波動を受けて七つの場がっくられてゆきます。ですから7×7で49の基本となる波動と、それに17個を加えて66個の波動の交叉する場があります。
 その交叉する場は十(プラス)と一(マイナス)とに分れて働きとなって変化して参ります。この働きの内容については小は数個、大は2077個の異なった働きの内容を持つ受場から発せられる波動の変化によって作られてゆく世界が、無限数に近い段階を作り、その中での一つの階層、世界を創っているものであります。
 波動の相違は一つの世界、つまり天地の現れであります。このような波動の世界のことが少しでも理解されてゆきますと、その人の人間観がずい分と変って参りましょう。

 地球世界の今の現れは、その波動の中での極めて粗い波動から出来ているものです。それよりも数段階の上位の波動から出来ているものがこの円盤であって、地球科学の常識を基準にしては理解し難いものと思われます。今この円盤が飛び出すには、地球科学での推定計算では相当なエネルギーを必要とするものと思われます。その根本となるエネルギーの問題一つ取り上げて見ましても、何をどうして取り入れているかとの疑問が生じると思います。
 円盤は膨大なエネルギーを消粍しますが、それは円盤の上部にある宇宙波の受波装置をまわして無限に流れくる宇宙波を受け止めるための、極めて小型の受波装置があります。そこから受けるエネルギーによって、円盤は目にも止まらない速さで活動してゆくのであります。

 それでは、この宇宙波受波装置につきましてお話ししましょう。地球の人達の、最も関心のある事はエネルギーの問題であろうと思います。粗い波動の世界(3次元的世界)のエネルギーは一つの個体を形成したものを用います。
 石油にしても石炭にしても、また原子力のウラン鉱にしても皆そうでありますように、どれも個体を持っております。しかし、円盤が使用するエネルギーは無限の支給を受けている宇宙波でありまして、この宇宙波は円盤が飛んでいるときも、また着陸している時も、いつでも必要に応じて受け取ることが出来るものであります。

 円盤の用いるエネルギーとは、地球人が考えているようなエネルギーの範疇のものではなく、もっと高い理念で受け止めてほしいものです。
 地球の人間は肉体を与えられて日々活動しておられますが、肉体活動の原動力とでも申し上げますが、人間は生命のエネルギーを肉体の梵の座から頂いております。その梵の座を通して与えられている生命のエネルギーが切れた時には、簡単に肉体は生から死へと移行して参ります。肉体の人間の生命と同様にお考え願いたいのであります。
 今地球の多くの人達が頭の梵の座より生命を頂きながら、肉体を保持してゆくことは真理でありますが、これを真実にわかって下さる人は少いと思います。今地球上の肉体の生命エネルギーのように、円盤には大神様から与えられた生命エネルギーが根本となって円盤が活動しているのであります。
 それでも円盤は科学的な機器であります。解りやすいように、宇宙子科学の観点に立って説明申し上げましょう。宇宙波を受波したときは、生命として活動するものと物質として働く二つが混和されて流れて来るものです。それは単独な波動ではなく、幾つもの波動が混ざって流れて参りますが、この必要な波動をどのように分離したり選別したりするか、この点が円盤科学の第一に学んで置かねばならぬ要点と思います。
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 この時、信号灯の点滅して、予期せぬことが起ったのか、M氏の嬉しそうな表情が、私の胸にひびいて参ります。機長さん、はじめこの円盤の乗組員全員が私を歓迎して下さることになり、この後、機長さん達がお待ちになっておられる部屋へと案内されました。
 この部屋の中で、機長さんは地球の危機を防ぐためにどのようにすべきかを話して下さいました。

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 今日、祝福された地球の友を再度、私達のこの円盤にお招き出来ましたことは誠に意義が深いものがあります。今地球の一角に起りました世界平和の祈りは次第にその範囲を広げつつあります。その表面に現われているのは僅かではありますが、神霊の世界では多くの神々が働かれて、神結びながらその輪を広げてゆかれつつありますことは、目を見張るような目覚しきものがあります。地上の聖者、五井先生の神界でのお約束の世界平和の祈りは潜在的には多くの人々の心の中に芽を吹き始めております。世界平和の祈りの素晴しき波動の中では宇宙人が活動し易くなるからであります。

 また、五井先生の指導の下で学ばれている宇宙子科学は波動の科学であり、宇宙人の波動と一にすることのむずかしさをいろいろな角度から知ることが出来ました。波動の純化や浄化は肉体人間の智恵や力ではどのようにも対処することの出来ぬ問題であり、その波動の昇華は守護の神霊の手に委ねる以外にない事実を長い年月の経過と共に徐々に進歩を見てまいりました。このことは大きな進歩であり昇華であろうと思います。

 私達宇宙人の持つ科学が伝えられてゆく根本は波動であり、宇宙子科学は波動の科学であります。今地球世界は、大宇宙への関心がますます深くなってきております。その宇宙は現代科学の粋を集めた科学機器で絶えなき探求が進められておりますが、その出発点において大きな誤りを犯している事実に気付かず、科学自体の歩んで来た軌道から、一歩も躍進し、はばを広めるための努力をしておりません。
 こうした地球科学の歩んで来た道は、地球進化の道程の中にはある一時期にはどうしても踏まねばならぬ課題であったと思われます。
 しかし、この地球科学の進歩が一つの大きな誤りに気づくことなく突き進んで行く時、地球世界は自分達肉体人間が創った科学のために、自らの手で破壊してしまわねばならぬ破目に追い込まれつつあるのです。地球人類の手にそのまま委ねて置けば、近い将来に破滅してしまうことでございましょう。

 人類の業生は地球人類全体のことなど考えることが出来ず、小さな自国家や自民族の利害だけより考えつかぬ幼さは、誠に困ったものであります。そして幼さだけで放任して置けないのは、子供の火遊びのようにちょっと間違えば取り返しのつかぬ大事に到るからです。
 このような危機を防ごうとして、地球世界をお守りになられる神々と私達宇宙人とが協力して、その危機の一つ一つを防ぎ続けてまいりました。
 ここに一つ考えて置かねばならぬことは、地球世界の現れに対しては、地球人の波動を基本にして変化してゆくものであり、如何に神々や私達宇宙人が力を合せて見ましても、地球世界の肉体を保持した人達の波動を重視するということです。
その人間の霊体を元として、それも業想念波動でなくて、大きな人類の調和と平和を念願する、素晴しく浄化された神霊波動の中に、私達宇宙人の活動する場が開かれてゆくのです。私達宇宙人と世界平和を祈る同志達と、そして皆様をお守り下さる守護の神霊との三者が、絶えず一つに溶け合って互いに助け合って働いてゆくところ、素晴しき宇宙子科学が次第に実を結んでゆくものであります。

 神々によって選ばれたる人達は、選ばれたその重大性が次第に自覚となって現われてくることでございましょう。今日私達のこの円盤にお招きしたことの誠に意義の深さ、その一端をご自覚して下されたことと思います。
 私達はメンバーの精進ぶりを逐一漏さず見守り続けてまいりました。それもただ見守るというだけでなく、その記録が細大漏すことなく収録されていて、何時でも、その進歩と精進の状態を識別することが出来るようになっております。
 先に申上げました神々の連繋、これは神霊の世界ですでに一糸乱れることなく、地球の人達の意識の届かぬ世界で、神計らいに綿密な計画が打ち立てられていて、その場の機の熟するのを待って、現実の世界へと移してゆかれるものであります。
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 機長と私が会話している間、誰一人としてこの場の波を乱すような波動を出される人はありませんでした。
 この時すでにこの円盤は地球を離れて、一直線に金星に向って飛んでいました。この後機長さん達は、室から出てゆかれました。私はM氏に促されて、先に参りました室にと戻りました。そして、M氏から円盤内部の機器について、お話を聞くことになりました。

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 先に天体図のことについて申し上げようと思っていた時に、歓迎準備の完了を知らせて来ましたので、中途で席を立ちましたが、その続きを申し上げようと思います。
 先にも申し上げましたように、この円盤も太陽系以外の星に飛行することが出来ます。初めは地球科学でいわれています、ケンタウルスからシリウス辺りまで飛行出来ましたが、訓練を重ねてゆき、最近ではエリダヌス星座あたりまでも飛ぶことが出来るようになりました。むずかしい訓練を重ねて、次第に円盤の持つ機能を発揮してゆくものであります。

 前のお合いしました時にお目に掛けました天体図は、太陽を中心とした太陽系の中での、今の円盤の位置が表示されるようになっておりましたが、現在は太陽系を中心とした、驚くような遠距離の星々まで活動が出来ます。これとても大宇宙から見ますと極めて小さな世界の活動にほかならないのです。
 地球科学では星の距離を光年で計ります。4~20光年の活動範囲を広げたとしても、何億光年の広さから見ますると極微の世界の中といえましょう。私達がそれだけ活動してゆく無限の世界が実在していることだといえましょう。
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 私は一枚の天体図の前にM氏と並んで、大宇宙の模型、縮小した大宇宙を見ているようです。図という私達の概念をはるかに越えたもので、高い所から見降す、つまり俯瞰するように映ります。私は何気なく映し出されている世界に見とれておりますと、M氏がちょっと図に近づき、かたわらのボタンを押しますと、素晴しき天体図は一瞬消えてしまいました。
 次の一瞬に映し出されたものは、以前私達が見た天体図でありました。太陽を中心とした、天体図であり、地球の位置が明確に一目でわかります。地球より離れた円盤の位置が赤い信号灯で図示されております。今太陽系の中の私達の円盤の位置がどの辺を飛んでいるのかがよくわかります。

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 この天体図から見ますと、私達の円盤もある距離を飛んでおります。しかし、これは以前使っていたのを改めて再現したまでであって、地球と金星の距離の概念を確認するために現わして見たものであります。では次の活動範囲にまで広げて見ましょう。
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 かたわらのボタンを押されますと、一旦画面は消えて、次の瞬間目を見張るような世界が展開してゆくのでありました。ちょっと説明のしようがない程の変りようであります。 この円盤の活動範囲が広まった状態を示す天体図、4、5光年から20光年の範囲も先に教えられましたので、その心構えで拝見しております。「私達の住む太陽系はこれですよ」と言われても、私には一寸見当がつきません。
 天体図の一隅を指さされたところには、大小の星々が一面に散在していました。あたかも秋の夜空を眺めている観であります。星々は皆それぞれその発する色を異にしております。
 私はこの素晴しき天体図の前に、しばし自分を忘れて見とれておりますと、M氏が教えてくれました。

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 この天体図は地球の考え方ですと、一つの固定したものとお考えになられておられますが、そのような狭い範囲のものではないのであります。地球上の映画の銀幕のようなものです。ボタンを押すと望む天体の個所が映し出されてゆくのです。
 そして、この美しく画かれている映像は、天体望遠鏡と直結しているので、希望する天体を自由に映し出すことが出来ます。この円盤の位置は別の機器で二重映しのように表示してあります。
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 なる程、円盤の位置がどうしてこの天体図に映し出されるかがよくわかりました。この拡大した天体図で見ますと金星と地球の距離は極めて近い間隔であり、大宇宙より見るならば極微の世界の出来事であるのでしょう。
 今度は、天体図の前から操縦室へと向かいました。操縦室は、いろいろな計数器の信号灯がついていましたが、操縦席には誰も座ってはおられませんでした。私は先般、ご説明を受けました際、宇宙波は機長さんの心波を通し霊体を通して、次の機構へ移してゆかれると教えて下さったと記憶しておりましたので、その点はどう解釈したらよいのか、疑問に思いました。
 そして、宇宙波の受波装置についての説明を聞きたくなりました。

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 宇宙波受波装置は私達の頭上に在ります。内部から見上げただけでは見分けることも出来ませんので、機長用のテレビに映し出して説明したいと思いますが、機長さんにご連絡申し上げてからに致します。
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 機長さんの了解を得たのでありましょう、M氏の顔が嬉しそうな表情に変りました。M氏はテレビに近寄って機器の一部に手を触れたかと思った時、横にあった信号灯がピンク色に輝き点滅を繰返しました。次の瞬間M氏の手はテレビのスイッチを入れておられたのでありました。
 テレビの映像は私達が地上で見るのと異なり、実物さながらの立体感が溢れており、画面は一本の円筒が横になっていて、円筒は太さは約10センチ、長さは約20センチであります。円筒の内部を映すと、幾枚も薄い金属製と思われる板、14枚が一定の間を置いて張られています。その薄板は二種に分れながら、十・一各7組の薄板が規則正しく取付けてあります。


 今回は、ここまでと致します。前回のコンタクトから10年以上経過していますが、我々人類の科学の進化に比べて、空飛ぶ円盤の機器の進化の方が想像を絶するほどに発展していたことに驚かされました。

 そして、次の言葉にうなずかざる得ないということに、愕然としています。
「地球科学の進歩が一つの大きな誤りに気づくことなく突き進んで行く時、地球世界は自分達肉体人間が創った科学のために、自らの手で破壊してしまわねばならぬ破目に追い込まれつつあるのです。地球人類の手にそのまま委ねて置けば、近い将来に破滅してしまうことでございましょう」

 このようなことになる前に、この本の中に登場する「宇宙人の知恵」に感謝し、我々人類が協力し合って行くことが必要である、と思っております。

 次回は、空飛ぶ円盤の推進技術に関した、「宇宙波受波装置」の役割について書いてゆく予定です。