阪神４－０讀賣 （甲子園）

ジャンとＪＦＫで完封リレー！
６月２０日以來の「六甲おろし」が甲子園にこだました。

さすがにけふは今岡もシーツもスタメンから外れた。
きのふに限つてシーツが１壘とはどういふことだ。
せつかく１壘ベースが目の前のボックスシート最前列だつたのに・・・
リンくんが１壘だつたらたくさん寫眞が撮れたのになあ。
なんだか腹が立つてしまつた。

先發投手は阪神がジャン、讀賣が福田。
兩投手とも４囘まではいい感じで投げてゐた。
お蔭で試合進行の早かつたこと。

ゲームが動いて、兩チームの明暗を分けたのは５囘だつた。
５囘表は讀賣がチャンスを潰し、５囘裏は阪神がチャンスを活かした。

讀賣はノーアウト３壘・１壘のチャンス。
木村の投手ゴロで３壘走者のホリンズが飛びだし、アウト。
１アウト２壘・１壘となり、福田は送りバントを決めて２アウト３壘・２壘とした。
しかし、ジャンが谷を２壘ゴロに打ちとつて事なきを得た。

５囘裏。
ピンチの後にチャンスありとはよくいつたものだ。
先頭のリンくんが２ベースヒットで出壘し、櫻井が四球でノーアウト２壘・１壘のチャンス。
ここで矢野がきつちりと送りバントを決めて、１アウト３壘・２壘。
藤本の打順であつたが、代打・檜山。
嘘だろ！と思つたのは私だけではないだらう。
しかし、しかし、である。
なんと讀賣は、この檜山を敬遠してくれたのである！
ありがたや、ありがたや！
１アウト滿壘となり、ジャンの打順で代打・庄田が四球を選んで、１點先取。
この四球は庄田がよく選んだ。
内角ぎりぎりのボールだつたが、わづかに内側に外れてゐた。
１番・赤星が２點タイムリーを打つて、３點目。
２番・坂がレフトへの犧牲フライで４點目。
この一氣呵成の攻撃が、このところのタイガースには缺けてゐた。

私としては、この４得點のキーポイントは矢野の送りバントだと思ふ。
このお蔭で１壘が空いたので、讀賣が檜山を敬遠するといふバカなマネをしてくれたのだから・・・
原監督、どうもありがたう！
あ、もちろん３安打猛打賞で２打點の赤星がヒーローであることは間違ひない。
インタビューで、「みなさん期待してゐなかつたかもしれませんが」といふくだりがあつたが、球場全體からブーイング。
いやいや、私も期待してたし、みんな期待してゐた筈だ。

ジャンのあとはＪＦＫ。
久保田はこれで４９試合目の登板で、なんと、ほぼ６０イニング（59囘2/3）。
阪神の試合數が８０試合だから、その登板の多さがよくわかる。
このままいけば、球兒の記録を拔くのはまづ間違ひないだらう。
ほんたうに久保田にはご苦勞さまと云ひたい。

讀賣に勝つて、對戰成績は７勝７敗のイーブン。
借金は４つ。
甲子園で６連敗してゐたのも、けふでストップした。

明日も、この調子で讀賣に勝ち越して欲しい。
なにせ、明日はまた私が甲子園ナマ觀戰豫定なのだ。
今季、私の甲子園觀戰成績は１勝４敗。
なに？そんなヤツが見に行くな？
スミマセン、あしたこそ勝ちますので、お許しあれ・・・


甲子園　阪神X巨人　14回戦（阪神 7勝 7敗 0分）

【勝利投手】　ジャン 5勝4敗
【敗戦投手】　福田 3勝4敗 【セーブ投手】　藤川 3勝2敗21S
【本塁打】

【継投】
巨人： 福田 → 野口 → 姜 → 山口
阪神： ジャン → ウィリアムス → 久保田 → 藤川



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＜けふのリンくん＞
４打數１安打、１得點。

＜リンくん今季通算成績＞
打率.323、１３ＨＲ、３８打點、３５得點、１６四球、１盜壘。