没後50年を節目にフルトヴェングラーの指揮した作品は著作権を失うらしい。
グラムフォンもEMIもフルヴェンのCDを相次いで出したが、それには上に書いたように著作権が絡んでいるらしい。著作権が切れるとどこのレコード会社がCDを出しても構わない事になる。
もし著作権が切れても今以上に流通するかは微妙なところ。
だって、おいらみたいなフルヴェンを最近知った者はともかく、世の中デジタルでステレオな時代わけ。カラヤンから聴きはじめている世代が大多数だもの。なに好んでモノラル聴こうとするか。ましてやLPレコードで聴こうとする若者は極々少数だろうから。
おいらは前にも書いたが、トスカニーニのブラームス第4番を聴いて、同じ時代のしかもモノラルなら聴き比べにちょうど釣り合っていると思って、フルヴェンに手を伸ばしたのだった。トスカニーニを聴く時点でもう変わり者呼ばわりされている。
フルヴェンのディスコグラフィーが文庫で出版されたがもう絶版。
書店によるたび買おう買おうと思いつつ手が出ず、買い逃した。古書店でも見つからない。と言う事は、やはりフルヴェンには需要があるのか? いやそうではないだろう。フルヴェンのファンが自分の持っているレコードやCDが完璧なものかを調べるために購入したのだろう。
おいらも欲しい。
その内、オークションにも出て、高値になって話題を呼ぶのだろう。