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あくてぃぶ・そなあ

深海に潜む潜水艦。ピンと響くアクティブ・ソナー。何かそんな刺激的なことが書けられれば良いと思っております。

世界名作シネマ全集2『愛しのオードリー』

2006年01月28日 18時19分50秒 | 人と作品
KADOKAWA世界名作シネマ全集 2 (2)

角川書店

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『ローマの休日』『ティファニーで朝食を』のDVD2枚がついて¥3,200円。
「オードリー・ヘプバーン出演作品集」が掲載されているのが嬉しい。オランダからイギリスに渡った頃の珍しい写真も載っている。

『麗しのサブリナ』
『昼下がりの情事』
『シャレード』
『マイ・フェア・レディ』
『おしゃれ泥棒』
『戦争と平和』
『パリの恋人』
『緑の館』
『尼僧物語』
『許されざる者』
『噂の二人』
『パリで一緒に』
『いつも2人で』
『暗くなるまで待って』
『ロビンとマリアン』
『華麗なる相続人』
『オールウェイズ』

 主なものでもこんなに出演作品があるんだ。
まだ見ていないものもある。特に晩年の作品だ。『緑の館』も見ていないと思う。『許されざる者』『噂の二人』は見てみたい作品だ。

 このシリーズ、安いのだろうか。

池田満寿夫『母の骨』

2006年01月21日 20時02分51秒 | 人と作品
 町の中心部にある画廊とも言い切れないような小さなところで、
オークションをやっている。出品物の中に、池田満寿夫の限定本『母の骨』とそれに綴じられていたはずのオリジナル版画を額装した物とがセットで見つかった。

 池田満寿夫の『母の骨』は2種類の限定版がある。
吾八ぷれす、昭55年発行、特製総革装限定26部、毛筆署名落款入、オリジナル銅版画2葉(サイン入)、天金、夫婦函入り。ともう一つ、吾八、昭和55年発行、B5変形版、オリジナル銅版画2葉サイン入り、総雁皮紙本、限定234部、夫婦箱函入りだ。

 見る限り、オークションに出品されていたのは、限定234部本の様だった。
で、相場はというと、限定26部本で¥80,000円~¥100,000円。限定234部本は¥40,000円~¥50,000円のようだ。

 オークションの最低落札価格は¥80,000円。
ちょっとお高い。この画廊では、年に一度、感謝のつもりで安く手に入るようにというオーナーの考えがあったはずだ。が、この出品物については、見当違いだ。

 それと、挿画本だからといって、オリジナルの版画を本から切り離して、
額装していたが、これには反対だ。例え最初から切り離されていた物だったとしても、元のままにしておくべきだと思う。

 ヤフオクでは、ボタニカル・アートなど博物誌のような挿画本から切り離して、
販売するのを見かけるが、これもルリユールなどきちっとした製本にすれば、それだけで美術品になる。切り離して利益を得ようとするのは、分かるが外道だと思う。

 本は、装丁を変える以外は、できる限り元の状態を維持するべきだと思う。
ページを割かれバラバラにして売られる本は、可哀想だと思う。


ララ・クロフト

2006年01月13日 19時03分15秒 | 人と作品
トゥームレイダー 2 プレミアム・エディション

ジェネオン エンタテインメント

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 おいら第1作目は見ていたんだけれど、これはまだ見ていなかった。
現在、チャプター15でストップしている。

 アレキサンダー大王の月の神殿で見つけたプローブ。
それを横取りされて、話は中国へと移る。


 パッケージからの引用開始

 ララ・クロフトが帰ってきた! 紀元前に地中海に埋没した幻の“ルナ神殿”が地殻変動で2,300年ぶりに姿を現すことを聞き、ララはギリシャへ急ぐ。しかしララを追って、ライス博士の一味が侵入しようとしていた。彼らの目当ては<パンドラの箱>……それを解き放てば、人類を脅かす究極の兵器になるという。「箱を見つけて封印せよ」―女王陛下のミッションを受け、ララは世界中を縦横無尽に駆けめぐる! そのアクション、アドベンチャー、すべてがパワーアップしたメガヒット・シリーズ第2弾!

 引用終了


「Mr.&Mrs.スミス」のアンジェリーナ・ジョリーを見て、
これが無性に見たくなってしょうがなかった。仕掛けはちゃちなようだが、アクションは素晴らしい。

 早く続きを見ようっと。 

東野司『霧のエトランゼ』(ミルキーピア物語)

2005年12月23日 18時31分05秒 | 人と作品
 とうとう揃った。
SFマガジン1994年2月号通巻450号第1回
SFマガジン1994年3月号通巻451号第2回
SFマガジン1994年4月号通巻452号第3回(今回入手)
SFマガジン1994年5月号通巻453号最終回

 雑誌の状態は良くはないが、読める。
意識の戻らない麻矢さんの意識に秀人がもぐることになる。今回で2回目の人の意識へのもぐり。

 麻矢さんの意識は過去にあった。
大学時代の麻矢さん、卒業後の麻矢さん。見え隠れする麻矢さんの彼氏とミネコ社長の姿。

 意識が戻った麻矢さんは秀人に……。

 もっと細かなあらすじがある。
でも書かない。それは本になることを願って復刊ドット・コムに投票されている方々のために。

 実のところはあらすじを書くのが面倒なだけです。
だって本1冊分をまとめるなんて、おいらの分際ではとてもとても無理です。

 読み返していて東野司さんの歯切れのよい文体にあこがれます。
文体が少しでも似ているかなあと思えるのは『レッド・ヴァイオリン』のエントリーでしょうか。

「霧のエトランゼ」で検索かけても引っ掛からなかった。
以前に『霧のエトランゼ』についてのエントリーを2件書いているのにヒットしなかった。というより該当するブログがなかった。

Mr.&Mrs.スミス

2005年12月21日 19時22分14秒 | 人と作品
 珍しく映画を観ました。タイトルの映画です。
「私はここよ、あなたはどこ?」さんに映画と同名のエントリーがあります。『三丁目の夕日』も観たかったのですが、こちらを観る事にしました。

 ネタばれしてると思いますので、
これからご覧に成るのを楽しみにしておられる方はそのおつもりでお読みください。

 ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーとが恋に落ち結婚。
5~6年後に2人でカウンセリングを受けているシーンから始まります。カウンセリングの場面は他に『メジャーリーグ2』でも見ていますが、夫婦そろってのカウンセリングってああなのかと思いました。ならカウンセリングなんか受けたくない。誰だって秘密の1つや2つ持ってるもんです。で、この2人にも秘密がありました。それがとんでもない秘密で……。

 直リンクしてある「私はここよ、あなたはどこ?」さんからも行けるのですが、
映画のホームページはこちらです。

 2人がお互の秘密を知りながらのディナー、
ものすごく緊張感のあるディナーでした。

 2人の戦闘シーンもすごいです。
特にラストは圧巻です。共同で銃撃戦をするシーンが良かったです。ダンスのようだと前記のブログには表現されていますがその通りだと思います。

 あらすじと解説はこちらから。

 映画の前に新作の予告編みたいなものをみました。
そこで『ナルニア国物語』のフラッシュを見ました。ファンタジー嫌いのおいらでも見てみたいと思うものでした。その前に原作を読もうかなあ。

水樹和佳子『樹魔・伝説』

2005年12月11日 19時49分19秒 | 人と作品
樹魔・伝説

早川書房

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 水樹和佳と名乗っていた頃の作品。
『樹魔・伝説―未来形』というタイトルに惹かれて読んだコミックスだ。「樹魔」が先に発売され、その後に「伝説―未来形」が発表されて読んだ、そんな記憶がある。

「積ん読パラダイス」にレヴューがある。「樹魔・伝説

 引用開始

 81年に発行されたSFマガジンの、たぶん年末あたりに発行された号だったろうか。そこに1冊のコミックスのレビューが載った。その年の星雲賞を受賞した作品として、水樹和佳という作家の、「樹魔・伝説」というコミックスが紹介されていて、レビューをたしか中島梓さんが書いていた。今手元に当時の雑誌がないので、確かめようがないのが残念だが、うろ覚えの記憶を探ると、とにかく小説ばかりのレビュー・コーナーに、コミックスが紹介されているのを意外に思い、是非読んで見たいと本屋を探したことを、なんとなく薄ぼんやりと覚えている。

 中略

 またストーリーについても、実に多くのアイディアと情報が、200ページに満たない2つの短編に盛り込まれているということに気が付いた。アイディアと情報の上に構築されたドラマの素晴らしさも加わって、これらの作品が、当時のSFの熟練者たちに熱狂的に支持されたのだろう。ろくすっぽ世の中のことを知らない高校生ごときには、やはり荷が重すぎたのだ。あるいは圧倒されて、身を引いてしまったのだ。

 例えば「樹魔」について。様々な情報を取り入れて、そこから「瞑想」によって答えを出すというイオ・フレミング博士の登場によって、読者は未来、人間の直感が科学の領域にまで高められていることを知る。そしてイオとイチロウ・サヤマという男との間に何かしらの因縁を感じながら、次の場面では南極に突如出現した、急速なスピードで進化し続ける森の存在に関心を向けられる。

 わずか5年で被子植物まで進化してしまったその森で、5年前に遭難した科学者の娘、ディエンヌが発見され、彼女を助けた宇宙から来たエネルギー生命体「ジュマ」の存在が明らかになった。植物の発生によって温暖化が進めば、氷がとけて地球は海に呑み込まれることになる。人類は「ジュマ」の壊滅を決め、ディエンヌを救出した後で「ルイン弾」を撃ち込むが、抵抗する「ジュマ」によってイオだけが取り残されてしまった。

 「ジュマ」の能力やイオの体の秘密、イオとイチロウ・サヤマとの因縁が次々と明らかになっていく後半、奔流のほうに繰り出されるアイディアの多様さに何より圧倒される。そして「ジュマ」の残した贈り物を受け取るラストの感動と歓喜に満ちた光景。SF的なアイディアの上に構築されたドラマ自体の力があったからこそ、今に至るまで長く愛読され続けるSF漫画たり得ていたのだということを、ようやくにして理解することが出来た。

 引用終了

 このコミックスはお気に入りなので、可能ならば元版で手に入れたいと思う。
文庫では駄目だ。引用の方が比重が大きいな、相変わらず。

 追記:「樹魔」を初めて読んだのは雑誌「ぶーけ」だったからかも知れない。トラックバック先のエントリーを読んでそう思った。(2005/12/12/18:23)


金坂吉晃 歌集『凍』 コスモス叢書

2005年12月07日 20時00分01秒 | 人と作品
 今はもうない古書店の主の作に成る歌集。
古書の店 尚古堂と背にはある。この店を知っているのはもう数少ない人しかいないのではないかと思う。こちらの古書店組合の方は知っているとは思うが。

・雪の上に捺したる児らの面型の早く凍れり夕べの風に

・煙草をばタンバコと言ふ穏しかる鼻音のひびき津軽の人か

・震う葉とポプラの語源知りしより何時仰ぎても葉はそよぎゐる

・戦(いくさ)より帰りしは義重とわれとのみ健吉・房吉戦ひ死にき

・地の暗き柩の中にしんかんと座りて在す母をし想ふ

・とむらひのあと仄暗き納屋に来つ母の襁褓のまだ乾かされゐる


 以上は三浦綾子さんによる『「帯」にかえて』からの三浦綾子さんの選になるものだ。

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 金坂氏は宮柊二氏に師事していたようだ。
その宮柊二氏は北原白秋門下だったような気がする。その扉で紹介されている宮柊二氏の歌

・大雪山の老いたるきつね毛の白くかはりてひとり径をゆくとふ

「白い毛の老狐の歌は、宮先生の自画像であろうと人々に噂されています」と後書きにある。

・古書の塵払ふと起てば店奥へ雪のひかりは乱れ溢れぬ

・古書を購ふよろこびありと指折りて嬉しきことを老はなされき

・一冊の古書に執するわが性(さが)をビブリオマーヌと人は蔑む

・めくらるる古書それぞれの紙の音しづかに店の奥に聞こゆる

・憎からぬ書込みあればしばしばも持主偲ぶ古書めくりつつ


 以上はおいらの好みで引いてみた歌だ。
歌をどのくらい理解できているかは不明だが、それでも好みはある。

 この古書店のおやじさんが歌を詠む人でなければ、おいらは歌集などは全くてを触れなかったと思う。

 以前のブログで宮修二と書いていたが宮柊二の誤りでした。訂正します。

岩見隆夫『陛下の御質問』

2005年11月10日 19時13分27秒 | 人と作品
陛下の御質問―昭和天皇と戦後政治

文藝春秋

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 始めに、
ごめんね荏原さん、盗用ではありませんが、引用部分まで同じになるとは思っていませんでした。書き終えてから、検索かけたら荏原さんのエントリーが引っ掛かり、あけてみると……。どこかで文庫本が出ているという情報を目にした記憶は、あったのですが、それが荏原さんのブログだったとは。

 個人的には、昭和天皇、好きでした。
単行本で出版されたときに読んでいますが、何処かへ行ったようで見つからないので文庫本を買いました。

 天皇制どうのこうのと言う話しではありません。人間として好きなんです。天皇制については、別に考えがあります。それは別の機会にします。

 あの独特の話し方、あれにも理由があったんですね。
昭和天皇はご意思を質問調で述べられたそうです。で、タイトルが『陛下のご質問』になったそうだ。

「桑名のシジミ」問答
「雑草という草はない」

などの結構有名な話が載っている。

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「桑名のシジミ」問答とは、引用に近くなるがここに記すと、

 元首相の福田赳夫氏が、1959(昭和34)年6月、
第二次岸改造内閣の農相に就任したときのこと、伊勢湾台風が中部地方を襲った。福田氏は台風の被害状況を視察、帰京し宮中で昭和天皇に報告し終えたとき、

「時に農林大臣、桑名のシジミはどうなったか」

と尋ねられた。桑名といえばハマグリだが下手な返事をしてもいけないと思い、

「シジミのことは調べて追ってご報告いたします」

と答えた。更に、

「時に名古屋の金魚の被害状況はどうか」

とまたたずねられた。

「追って調べてご報告します」

と福田氏は答えた。さっそく、調べてみると、当時のハマグリの産地は松島、桑名ではほとんどとれないことがわかった。昭和天皇が言われたとおり、桑名はシジミの産地で、金魚も名古屋が日本三大産地の一つだった。

「要するにからかわれたんだよ。ユーモアなんだ。その時の陛下の表情は実によかった。ほんとにユーモアを楽しまれる方だった」

と、福田氏は語ったという。

 吉田元首相もユーモアを解する方だった。
今の時代、このようなユーモアを持った者は、少ないような気がする。ことに政治家については、そう思う。

 この記事書いて、ブログ検索したら荏原さんとかぶっている。しかも、同じ部分の引用。つい最近、新聞のコラムでも読んだし、どうしてこうかぶってしまうのかなあ。後、福田氏のネクタイの話など面白いんだけれど……。

高橋直子『猫はわかってくれない』

2005年11月06日 18時23分55秒 | 人と作品
猫はわかってくれない

マガジンハウス

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 あなたはネコ好きですか。そうでなくても面白く読めると思います。
ペットについてのエッセイです。いろいろなネコたちが出てきます。ちょっと可哀想な猫たちも、たとえば阪神淡路大震災で飼い主をなくしたペットのネコたち、同じく震災で手足をなくしたネコも……。災害は人間だけでなくペットたちにも影響を与えるものらしいです。

 いくつもの名前を持つ野良ネコ。野良から家ネコになったネコ。
そういう野良ネコたちの生態も面白いです。でも、ネコだけでなくペットたちの死は悲しいです。ペットを飼うとその死にも出会うことになります。中にはペットロスト症候群になる飼い主さんもいらっしゃるとか……。

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 朝、まだ眠っていたい時間なのに、容赦なくやってくるもの……それはネコ。
「餌くれ」だけでなく自分が起きたのに「人間様が眠っているのはけしからん」と布団の上から踏み踏み、まぶたの上に軽く爪だし、ネコパンチなんてのがやってくるらしいです。時間も正確らしいですし、目覚まし時計代わりに、とは行かないようです。

 ネコに限らずペットは、どうして可愛いんでしょう。
特に子ネコや子犬なんかは可愛いですね。ウサギ、ハムスター、フェレットも飼えば可愛いのでしょうね。

 でも、最近起きているペットの蛇やさそりの放し飼いは、怖い。

竹宮惠子と萩尾望都

2005年11月03日 19時18分47秒 | 人と作品
 おいらが学生時代、
竹宮恵子さんと萩尾望都さんが少女コミックスの2大巨匠だった。萩尾さんには『トーマの心臓』『ポーの一族』『11人いる』等の作品があり、作品集(全集)も出版されている。今でも手に入るのかは、分からない。

 竹宮さんには『イズァローン伝説』『風と木の詩』『地球へ』等の作品があり、
全集も出ている。男性でも読んでいる人が多かった。

 おいらは竹宮さんの『ジルベスターの星から』という短編集から入った。
Amazonでは『シルベスターの星から』になっているが、「ジルベスター」だったはず。『空がすき!』なんかも好みだった。もう1作好みの作品があるのだが名前が出てこない。

 さて萩尾さんだが、
どの作品から入ったのか……友人から勧められた『ポーの一族』あたりからだろうか。『スターレッド』『11人いる』『続11人いる』この辺が好みだ。SFが好みだといってよい。

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 花の24年組みと呼ばれる人々の一員だ。
その他は、大島弓子、木原敏江、山岸凉子、樹村みのり、ささやななえ、山田ミネコ、増山法恵さん達だそうだ。増山さん以外は、お名前を一度は聞いている、あるいは目にしている。

 一時期、タイトルのお二人に傾倒した時代があった。
今であれば、どなたに相当するのだろうか。さすがに最近は、少女コミックスは読むことはない。