イッセー尾形のこれからの生活 ２０１２ in 真夏の博多

　８月３日（金）１９時開演　イムズホールにて

　還暦を迎えたイッセーさんはしばらくお休みされるようなので、絶対行きたいと無理言って行かせてもらいました。

　５日の最終日に行くはずが、キャンプになったので、３日に変更。

　チケットは当日イムズでになったので、たぶん隅のほうの席だろうな～と思いながら受付へ。そしたら、何と最前列のど真ん中！

　舞台が少し高いから、最前列がベストの席ではないけれど、それでもこんなに間近で見れるなんてという距離で始まる前からワクワクしていました

　約２時間の一人芝居。

　一人の役を１０分ほどのミニお芝居でイッセーワールドをつくる。

　どこにでもいそうな７人の男性女性を、イッセー尾形風にデフォルメして演じる。

　あ～こういうおばちゃんいるよな～　そうそう、その口癖と、思わず吹き出してしまう人物ばかり。

　私が好きだった人物は、車のセールスレディとお通夜へむかうおじいちゃん。

　やる気のないセールスレディが昼食を食べていると、子ども連れの男性がお店に入ってくる。食事を邪魔されて、いやいやながら接客をしているけれど、どこか憎めない女性。最後には、また妻と相談してくると言うお客に、素っ気ないものの次の客に先約があるからと車を売らないところが良かった。

　どう見てもおやじのイッセーさんが、女性を演じていると女性に見えてくるから不思議。そんなに化粧している訳でもないのに。細かい女性の仕草がいいのだろう。

　そして、孫の結婚式からお通夜へとむかうおじいちゃん。白のネクタイを黒に変えて、こんな時に亡くなった兄弟をののしるおじいちゃん。悲しいお通夜の席も、結婚式を思い出して笑いがこみ上げてくる。何だかほほえましくなってくる。

　最後に、原宿クエストで演じるネタの一部も紹介してくれました。

　こちらもとても興味深い人物ばかり。お金と時間に余裕があれば、ぜひ東京でも見てみたい

　イムズホールでの夜はとても贅沢なひとときでした