孤島の迷宮

日本国の自由と繁栄を願うブログ

核の議論は慎重にあるべきだ。

2016-10-29 06:01:17 | 政治
核兵器禁止条約、交渉開始へ国連が決議採択 日本は反対

日本が反対に回って怒ってる人達がいるけどさ、現実を考えよう。

核兵器保有国が核兵器を素直に手放すと思いますか?それはないでしょう。
実効性のある条約ならまだしも実効性はまったくもってないのだから
賛成してもしょうがない。

むしろ喫緊の課題である北朝鮮の核放棄には有害であると指摘しておこう。

こういう事言うと左翼陣営からアメリカのポチだと
批判がくるだろうが、よーく考えるべきだ。ここ最近、大規模な戦争がおきていないのは
あきらかに核抑止力が働いているからである。断じて
国連の活動などではない。

核兵器に抑止力がないと言うのならなぜ核兵器保有国が核を手放さないのか?それは簡単な事、
核抑止力があるからである。おまけに核兵器保有国のほとんどが安全保障理事会の
常任理事国であり拒否権を行使できる立場にある。これがあるからこそ中国もロシアもアメリカも
威張っていられるのだ。

実質核兵器保有国が世界を支配していると言ってもいいだろう。

話をもとに戻すが仮にすべての核兵器保有国が核を放棄したとしよう。それで戦争のない世界に
なるのだろうか?むしろ核抑止力がなくなってかえって大規模な戦争を誘発するのではないか?

特に朝鮮半島、中東、東欧は確実に軍事衝突がおきると思われる。
それがわかってるからこそ核兵器保有国は簡単に核を手放さないのである。

その事をふまえて慎重に保有国と非保有国が議論しなければ
かえって核軍縮や核放棄が遠のくだけである。

それよりも一番核を使いそうな北朝鮮を何とかするのが世界各国が今やらなければ
いけない当面の問題である筈だ。それに北朝鮮の核ミサイルが完全な形で完成すれば
それが世界中に拡散するリスクもあるという事である。その現実を見ないで
理想だけを追い求めても意味はない。


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