goo blog サービス終了のお知らせ 

幸せの植物楽

自然の力をプレゼント。
身近な植物に託した想いや、日常雑記を心のままのびやかに表現したい。

沈丁花の香りと三枝(さきくさ)

2012-10-25 10:34:54 | 植物
 ジンチョウゲに春、クチナシに夏、キンモクセイに秋の訪れを感じる方は多いことでしょう。
花の香りは、不思議と思い出に重なります。「かぐわしき花よ 花キラメキ 胸高鳴り 高く高く 空を飛ぶ」。
 ジンチョウゲの仲間のガンピやミツマタは、優秀な和紙原料であり、ミツマタは紙幣となる。紙幣のデザインが大幅に新しくなると、紙幣印刷機は元気よく回っていることでしょう。

 春されば まず三枝(さきくさ)の 幸(さき)くあらば
              後にも逢はむ な恋そ吾(わぎ)妹(も)  
               柿本人麿歌集 巻10-1895


元気でいれば、またきっと会えるじゃないか。 ねえ、そんなに可愛い顔を涙で濡らさないでよ。マイスイートハート。 と言ったところか。柿ちゃんもなかなかやるよね。
 この三枝は、春さればということから、ミツマタであろうというのが有力であるが、ジンチョウゲという人もいる。三枝「さきくさ」は幸草の意味、『さいぐさ』という名字もあります。その他、枝や葉などが九つに分かれた植物の総称かもしれません。
霊芝(きのこの一種)、イカリソウ(三枝九葉草ともいう)、ヒノキ:自然観察会で葉の裏の気孔が白くYの字になっているのでヒノキだYとよく言います。ついでにサワラは、さわらないでHと言います。

ユリは、3を構成:6枚の花びら、そのうち外側の3枚はガクが変化、6本の雄シベ、長い3本は先に成熟。1本の雌シベの先は3つに小さく裂けている。カタクリも同じです。

 ジンチョウゲは、古い時代中国から渡来した常緑低木で、早春に小さな花をびっしりとつける。花は強い芳しい香りがあり、数メートル先からでも良く香る。芳香成分は、クマリンの一種ダフニン。夕方とか湿気の多い時によくにおう。
香料の沈香(じんこう)と丁子(ちょうじ)を合わせた香気と蕾の形が丁子であることから、沈丁花と書くが、これは和名です。丁子は釘の形から。

 ほとんどが雄木のため、めったに果実がならない。雄木だけ日本に来たのか、風土上、つねに雄木になってしまうのか。
  
沈丁花 春の月夜と なりにけり   虚子   

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。