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幸せの植物楽

自然の力をプレゼント。
身近な植物に託した想いや、日常雑記を心のままのびやかに表現したい。

蟻を蜜やエライオソームで奴隷にする植物たち

2012-10-18 08:49:48 | 植物
アカメガシワ(トウダイグサ科)の葉柄に近いところに、葉柄をはさんで向き合うように一ケずつの蜜腺がついていて、小さなアリがいかにも「うまい!」というように目を細めて?なめている。花以外の場所から蜜を出すのを花外(かがい)蜜(みつ)腺(せん)という。

アカメガシワがまるでアリをガードマンとして雇い害虫除去の仕事をさせているようです。いつも蜜が出ていたら、アリはその場所に居座ってしまい働かなくなる。時々、思い出したように蜜を出しているに違いありません。蜜が出なくなった時、そのおいしさを忘れられないアリは、その葉の回りを歩き回って「ないか、ないか」と捜す途中に、害虫に出合うという仕掛です。
一般に昆虫が活動するのは、花の蜜や花粉がお目あて、13~15℃以上の気温で活動が活発となります。蜜の出方もそれに合わせて気温、太陽の光、時刻に関係している。カラスノエンドウやソラマメは、上から見てもわかりませんが、根元から逆に上を見ると托葉の中央に赤紫色の大きな蜜腺がついていて、やはりアリがなめに訪れます。スズメノエンドウやカスマグサには蜜腺がない。サクラの葉や葉柄、アブラギリ(トウダイグサ科)の若い葉の茎部やくぼんだ部分、トケイソウの葉柄に蜜腺がついている。ニワウルシ(ニガキ科)の葉の小葉基部には大きな腺体があります。イタドリ、サツマイモ、ワラビにもアリが集まっている。

蜜でアリを働かせる以外に、種子にエライオソームとよばれる付属体(アリを誘引する芳香性の脂肪酸を含む白い脂肪体)をアリが好んで、食物として巣に引っぱって行き、それを食べ固いタネは捨て、結果として種子が効果的に散布される。なぜ巣まで運ぶのか、そして誘引する芳香性物質はいつまで性能を保持しているのか、細かい点は知りません。
クサノオウ(ケシ科)、スミレ(スミレ科)、ママコナ(ゴマノハグサ科)、コマクサ(ケシ科)、スズメノヤリ(イグサ科)、ヤマブキソウ(ケシ科)、スハマソウ(キンポウゲ科)、カタクリ(ユリ科)「クロヤマアリ、トゲアリ、トビイロケアリ、アシナガアリなどのアリ」、フタバアオイ(ウマノスズクサ科)「ムネアカアリ、アメイロアリ、アズマオオズアカアリなどのアリ」、などフタバアオイは京都の葵(あおい)祭(まつり)、徳川家の三葉葵、源氏物語の葵です。

花粉や蜜を盗まれないように工夫している植物もある。茎の途中に粘る部分があってシャットアウトするのがノアザミ、ムシトリナデシコです。アリはカイガラムシやアブラムシを養うため運ぶので、ガムテープの粘着面を外側にして植木鉢や野菜を取り巻くとアリの侵入を防ぐことができます。
アリ防除の秘策を特別にお教えします。蜂蜜10、砂糖3、ホウ酸3、水3の割合の液を作る。この液を紙か板にたらして、アリの巣の近くに置く。アリが喜んでなめて巣に運び、アリの巣ごと全滅となるアリトマホークです。



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