植物さんの名前にキがついているのに気がついた。
アサツキ、イブキ、オギ、ススキ、オダマキ、カキ、サカキ、スギ、ナギ、ネギ、ワケギ、ノブキ、フキ、ヒジキ、マサキ、ムギ、ヤマブキなどです。木にキとつくのはあたり前ですがどうしてでしょうか・・・・
植物さんには人と同じく葉(歯)、花(鼻)、芽(目)があります。
「キ」は「気」ではないだろうか。天気や空気のように見えないものですが、元気や覇気がなくな . . . 本文を読む
人に歯、目、鼻があるように、植物さんにも人とまったく同じように、葉、芽、花があります。
葉っぱをよく見ると縁にギザギサのついたものがあり、鋸の歯に似ているので鋸歯といい、この細かい刻みの並びを歯といいます。
「は」の漢字は、葉、歯、刃、羽、派、端、波、破などとなんとなく似たようなイメージを感じます。
図解植物観察事典にはギザギザのない全縁、波形の波状縁、鈍鋸歯縁、歯形の歯状縁、鋸葉縁、重鋸 . . . 本文を読む
花は目立つことによって虫、鳥、コウモリなどの動物に興味を起こさせる。魅惑的で夢見心地にする香りを発散させて花の位置を知らせる。それだけでは決定打とならないので、おいしい花粉や甘い蜜でとどめを刺す。
目的は花粉を運んでもらい、受粉して種子を作り、子孫を残すことである。
花の色、形、大きさ、香り、蜜、花粉など様々な組み合わせを使う。植物は貴重な蜜を有効に使いたいし、動物はなんとかして甘い蜜を効率 . . . 本文を読む
出産と同じく発芽は、命がけの感動のドラマです。皆が固唾をのんで見守っています。
砂漠の植物さんは、めったに降らない雨をじっと待ち、その量が多くても少なくても「よし、発芽しょう」とうなずきません。どのようにしてそれを感じるのでしようか。蟻地獄のウスバカゲロウも、縁の下や軒下で何時来るかわからないアリをただひたすらいつまでもじっと待っています。野草は、種子を全部発芽させずに二割ぐらい残し、何年、何十年 . . . 本文を読む
家庭菜園で、堆肥をたっぷり入れ、水やりなどきめ細かく世話をして、太陽を浴びた野菜の味は、一味どこか違う。甘みだけでなく、複雑でベートーベンの深みがある。売っている野菜は、見かけは綺麗で形も揃っている。しかし、口に入れると味の複雑さが減り、そのシンプルさは向こうが透けて見えるような人と話をしている感じです。
しっとり感がなく、どこかカサカサするような気がします。
人工の光、水に溶かした化学肥料で温 . . . 本文を読む
スケッチブックにササゲ、キュウリ、ナス、オクラ、トマト、ニラ、ハブソウなどを鉛筆で描く。普段見慣れたものでも、よく見ると多くの発見があり驚かされる。
葉の形・枚数・付き方、花の形・色・オシベ・メシベの形、なぜそうなっているのだろうかと、新たな好奇心が湧いてくる。どれ一つとっても、個性がありそれなりの理由があるのだと思う。
身近なものということだけで、何も知らなかったのだと、改めて知る事が出来まし . . . 本文を読む
環境の変化と多様性つまり気候・地形・水の流れ、光などの変化が、多くの生物の発生をもたらし、多様性を作った。そして植物の種類の増加が、動物の多様性を生みました。
シダ類や針葉樹(裸子植物)が全盛の頃には、恐竜が繁栄していたが、原始ほ乳類は小さなネズミのような存在であった。今でもシダ類や針葉樹は、繊維が多く樹脂分や有毒成分を含んでいて、消化吸収が悪いので動物はほとんど食べない。私達もワラビ、ゼンマイ . . . 本文を読む
花(ハ)なは、葉(ハ)の変化したものですが、花びらという語感は面白い。花びらとくちびるとは、「び」が共通で意味も似ています。
花がおしゃべりをするチャームポイント。「ひら」とは、薄く平らな物を示し、びら・ビラ、ヒラヒラ、ビラビラ、ひらり、はらはら、ばらばら等同じイメージ。手のひらや原(はら)、平らな広い野。くらくら、きらきら、ぎらぎらなど「ら」が強め、繰り返すイメージです。ちなみに「きら」とは輝 . . . 本文を読む
庭のブルーベリーの花が咲くと蜜蜂を中心に多くの虫が、10日間ほど集まってきます。気温、天候、時間などで微妙に集まり方が変わります。
受粉を他花受粉と自家受粉に単純に分けると、ブルーベリーのようにオシベ花粉を他の花のめしべ・柱頭につけて受粉するのが他花受粉。さて、その時花粉を運んでくれる物は何でしょうか。虫・昆虫や蝶などが運ぶのを虫媒花。風・空気の移動で運ぶのを、風媒花。水・雨、川・湖水・海水な . . . 本文を読む
就職する時、名前、性別、生年月日、特技などその人の概要が分かる履歴書を書く。
初めての人と会う時、名乗り名刺交換をする。
植物さんもすぐ履歴書を渡してはくれませんが、じっくりとつきあい見ていると、ゆっくりと教えてくれます。
一番簡単なのは、年輪で年齢、栄養状態、方角、育った気候・環境などを教えてくれます。樹形は、その場所の風の方向、光の当たり方などを自らの形で教えてくれる。木の切り傷,ゆがみ、 . . . 本文を読む