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幸せの植物楽

自然の力をプレゼント。
身近な植物に託した想いや、日常雑記を心のままのびやかに表現したい。

植物の顔は朝昼夕夜

2012-12-11 06:57:22 | 植物エッセイ
植物の顔は朝昼夕夜 時々、鏡に写る自分の顔が嫌になる。顔に責任を持つ年齢は過ぎているのに、どことなくずるそうな顔。私が子供の時分、お年寄りの顔を思い出すと、もつと穏やかで幸せそうであった。なぜ、もっと穏やかなやさしい顔になれないものかとしきりに反省する。 植物の顔は、新鮮で爽やかである。朝顔(ヒルガオ科)は、早朝に咲き、午前中にもしぼんでしまう。茎は左巻きのツルで、ツボミは右巻き。昼顔は、日中 . . . 本文を読む

植物の雄雌の区別

2012-12-11 06:54:59 | 植物エッセイ
植物の雄雌の区別 動物に雄雌があるように、植物にも雄雌があるのがある。例えば、イチョウには雄雌があって、雌にギンナンが生ります。普通、外見では区別がつきませんがイチョウの場合、冬に葉を落とした樹形を遠くから見ると、雌木は、枝に果実がついて重いためか、枝先が下にたわんで、優しいような感じがします。植物は、外見から雄雌の区別ははっきりしません。一本に雌花と雄花がつくもの、両性花、閉鎖花、単為生殖、ヤ . . . 本文を読む

植物と話をする人・続

2012-12-10 06:50:14 | 植物エッセイ
植物と話をする人・続 唐の「博異志」をもとに作家の佐藤春夫が童話「花と風」、さまざまな植物でいっぱいの屋敷に住む人が、30年も庭の外に出たことがなかった。ある晩、庭の花から少女が抜け出てくる。その名前は、楊・やなぎ、李・すもも、桃・もも、石榴・ざくろ。親戚の「風」がせっかく咲いた花を散らすので、この庭で吹かないでくれと頼まれる。願いが達し花の精が、花びらをたべると若くなり、長生きするというお礼を . . . 本文を読む

植物と話をする人

2012-12-10 06:47:20 | 植物エッセイ
植物と話をする人 ルイス・モンゴメリー、「赤毛のアン」村岡花子訳、「あら、早咲きの小さなばらが一輪咲いているわ。美しいこと。あの花は自分がばらなことをよろこんでるにちがいありませんわね?ばらが話せたらすてきじゃないかしら。きっと、すばらしく美しい話をきかせてくれると思うわ。それにピンクは世界中で一番魅力のある色じゃないかしら。あたし、大すきだけど着られないの。赤い髪をした者はたとえ想像でもピンク . . . 本文を読む

ヒゲにちなむ植物ヒゲとついた植物

2012-12-05 08:37:43 | 植物エッセイ
ひげにちなむ植物ヒゲとついた植物 一度でいいからひげを生やしてみたいものだと思いながら、生やしても白ひげになる歳になってしまった。イスラムの国では、あたり前なのに身近では少ない。ひげの言葉も、頬ひげ、口ひげ、顎ひげ、赤ひげ、白ひげ、黒ひげなどである。 植物さんの方が言葉が多く、イヌノヒゲ、イトイヌノヒゲ、ヒロハイヌノヒゲ、シロイヌノヒゲ、コイヌノハナヒゲ、オオイヌノハナヒゲ、トラノハナヒゲ、ヒ . . . 本文を読む

岩の隙間で暮らす植物

2012-12-05 08:35:47 | 植物エッセイ
岩の隙間で暮らす植物 イワタバコは、山の日陰の岩肌について、木々のこぼれ日と清水のあるかないかのわずかな養分で生きている。 イワタバコのように、そういう場所を好む植物さんと違い、街の「岩」で暮らしている植物さんがいる。家や道の石垣のごくわずかな隙間、石垣の水抜き孔、縁石と歩道の隙間、アスファルトの割れ目にススキ、タンポポ、ヨモギ、スミレなど思いがけない場所に植物さんを発見して驚くとともに、その生 . . . 本文を読む

スミレ王国スミレのあれこれ

2012-12-04 09:25:36 | 植物エッセイ
スミレ王国スミレのあれこれ 濃い紫のドレスをリンと着こなしている貴婦人、女神が歩く足跡にスミレが咲く。ギリシャ神話・愛の花。 日本はスミレの王国。約60種、亜種、変種、国際結婚を含めると数についてはあまり意味がありません。 英語のバイオレットはラテン語のビオラ(紫)からで、楽器のビオラもバイオリンも同じ語源といわれている。同じ紫の言葉のパープルは紫貝から。スミレは花の後ろに筒状の飛び出しがあ . . . 本文を読む

花筏との出会い

2012-12-04 09:23:13 | 植物エッセイ
花筏との出会い はないかだ、サクラの花びらが湖面に風で舞い落ち、波で吹き寄せられ桜色に漂う。いかだは、竹や材木をツルや縄で結んで、船が通らぬ渓流を下り、材木を運搬したが、分かりにくい言葉となった。イカだ!ではありません。 1951年に福岡市の大濠公園近く、六本松の小高い丘に住んでいた。山林を開いたばかりの場所で、清水が暖かくキララに流れる小川にはカワニナ、小さな黒いサンショウウオの影もある。 セ . . . 本文を読む

トゲの刺々しい理由は身を守り身を支えるトゲの種類

2012-11-29 07:27:40 | 植物エッセイ
カボチャやトウガンがなってないかと手で葉っぱを掻き分けると、チクチクとする。葉っぱや茎に細かい毛のようなトゲがびっしりとついている。カボチャの果実にも細くて長いトゲがある。ナスのヘタにもトゲがついているし、キュウリの緑の果実にもイボのようなトゲが付いていてチクリとする。私の可愛い赤ちゃんに触らないでよと訴えているようだ。モロヘイヤの葉っぱを摘んでいると、トゲは見当たらないのに、時々チクリとすること . . . 本文を読む

新芽を折りたたむ方法と神秘と感動

2012-11-29 07:25:54 | 植物エッセイ
 新芽や花芽から、葉や花が出てくるのは、さながらマジックのようでビックリして目が丸くなってしまう。鱗片のさやというトランクの中に順番どおり、キッチリと収まっているなどと想像することが出来ません。もし、人が葉っぱや花びらの荷物を取り出して、さてもう一度この狭いトランクに戻そうとしても、頭が混乱してパニックになってしまうでしょう。それこそビッシリと規則正しく詰め込まれていますから。 フアーブルの植物 . . . 本文を読む