教えない教育
教育は「教え育てる」いう文字ですが、教えて育てば簡単です。教えても育たないからやっかいです。はたして教えるのが教育でしょうか。教育の定義も様々で、ここでは知識、技能を学ぶことではなく、生きる力や智恵を学ぶこととします。
生きていると予想しないことが、次々に起こります。いま価値があって大切だと思っていてもたちまち、価値がなくなり、むしろよくないことだと言われることもあります。変化し . . . 本文を読む
植物も動物もみんな同じ
友人のHさんは大の猫好き・ネコチン中毒、猫と一緒にいる時が一番の幸せと言っている。猫の家族を見ていると、親が子どもを可愛がる、しつける、教える、人との付き合い方、生活の仕方など相手が猫ではなくて人間を見ているようだ。もちろん全く人間と同じというわけではありませんが、それは姿形が違うという先入観が影響しているのかもしれません。といつもそのようなことをおっしゃっています。
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この世の収支
両親からこの世に産んでもらい、育ててもらった。ほとんど、まったく親孝行はしていないので、収支は黒字。
ここでの黒字とは、自分が得をした、得たものが多いということです。赤字とは、自分が損をした、失った物が多いということです。
多くの先生、先輩から教えてもらったが、何らお返しをしていないので、これも黒字。地球から、水、食べ物、空気をもらったが、環境を汚染し環境に負荷を与えて、これも黒 . . . 本文を読む
風の吹くまま
山のかなたの空遠く 「幸(さいわい)」住むと人のいう、カール・ブッセさん
幸があるという山のかなたに旅して幸をもとめたが、幸はなかつた
けっきょく、自分の身近な足もとに幸せがあったのだと、後で気がつくかもね
でも自分の足元にも幸せがないかもしれません
今よりよくなろうと思っても
今よりわるくなることもある
それなら今を大切にしたほうがいい
なにかをしようと思ってもなにをしてい . . . 本文を読む
散歩と旅行
散歩をする人はどういう人であろうか。散歩の条件とは何であろうか。
散歩する人は、まず歩くことができるということ、歩く時間があるということであろう。
農業や漁業など、自然を相手に身体を動かして仕事をしている人は散歩をしません。
毎日、元気よく幼稚園や小学校に通っている子どもは散歩しません。
足を使って配達する、身体を使って屋外で仕事をする人は散歩をしません。
足が不自由、病気で寝てい . . . 本文を読む
愉快な不純物の存在
ある物の中に含まれている微量な物質を除去していくとある物の本来の性質になる。ところが、純度が上がったある物に特定の微量の不純物を加えると、ある物の性質ががらりと変り、微量な不純物が性質を支配するようになる。
水を蒸留した蒸留水は無味無臭となる、無味無臭が水の本来の性質です。この蒸留水で料理すると、水の影響のない具材の味を出すことができます。砂糖も精製糖だと本来の砂糖の味が . . . 本文を読む
モチノキからの鳥もち
モチノキは知っていても、何故モチノキと言うのか、鳥もちについても見たことがない人がいる時代となってしまった。
「トリモチとは、モチノキ科の常緑木で、モチノキの皮を剥いで、臼に入れ杵でついて粉のように細かくし、団子に丸める。それを水で洗うとトリモチが残った。売っているトリモチよりは、粘りが強く、くっつく力が強いし、水の中でも粘着力が落ちません。」
子どものころ、細い竹の . . . 本文を読む
消費の主役は女性
帽子の店を探しながら、「男の顔は履歴書」大宅壮一(1900~1970)、「女の顔は請求書」草柳大蔵(1924~2002)という言葉が浮かぶ。
気のきいた帽子がないかと千葉市で探していたが、昔、買ったことのある神楽坂商店街や御徒町を思い出して行ってみた。
デパート、ショッピングセンター、テナントショップなどお店の商品は、ほとんどが女性用です。街を歩いている人の多くが女性です . . . 本文を読む
老いらくの恋人
ラブラブの恋人には、問題が発生しない。ラブが続くと、飽きる、マンネリとなると、それまで好きな点、いい点、気がつかなかったことに目が向いて、それが悪く見えるようになってくる。箸の上げ下ろしから始まって、言葉遣い、考え方など次から次へと気になることが増えてくるというのが若い人の展開でしょう。
高齢者の場合、さらに次のようなことが加わる。
会話は、未来や将来のことは話題に出ない、せ . . . 本文を読む
肉体と精神-知と情
肉体と精神の関係はどうであろうか。古代ローマ時代のユウェナリスの「健全な精神は健全な肉体に宿る」という言葉がもてはやされ軍国主義に利用された。現在では差別用語となっている、「心身ともに健康であることを祈るべきである」「健全な肉体には健全な精神を!(肉体だけ鍛えてもダメ!」というように「肉体と精神のバランスが大切」ということになっている。でも、肉体と精神との関係はよくわからな . . . 本文を読む