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空をみるひと

そらをみながら あるいていこう なんでもない ひとであろう …日々や旅、街や自然、季節や未来をみつめるBLOGです

LIVE!八ヶ岳5 最高の露天風呂?

2005-08-07 | OffTheTrail道を離れて道を行く
夏沢峠を下って

沢音が近くなると

卵の黄味の匂い

すると眼下に沢が見える

本沢温泉

砂の川原に駆け下りて

まっ裸に

白濁した硫黄泉にザブン!

熱い!

最高!

見上げると硫黄岳の絶景!

のぼせたら、脇を流れる沢につかる

痛いほど冷たい!

最高!!!

日本最高所の露天温泉、とか

もちろん「源泉かけ流し」




懺悔文 ~カミング・アウトのすすめ

2005-01-30 | OffTheTrail道を離れて道を行く
「義経」を観ていた。

鞍馬の山中で修行を積んだタッキーは、美輪明宏さまに、その成果を認められる。

去りゆく美輪さまが呟く言葉… 

「慚愧懺悔六根罪障…慚愧懺悔六根罪障…」

…以前に知った、お経の文句を思い出した。

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密厳院発露懺悔文(みつごんいんほつろさんげのもん)

我等懺悔す
無始よりこのかた妄想に惑わされて衆罪をつくる。
身口意(しんくい)の業(ごう)つねに顛倒(てんどう)して誤まって無量不善の業を犯す。
珍財を慳悋(けんりん)して施を行ぜず。
心にまかせて放逸にして戒を持せず。
しばしば忿恚(ふんぬ)をおこして忍辱(にんにく)ならず。
多く懈怠を生じて精進ならず。
心意(しんに)散乱して坐禅せず。
実相に違背して慧(え)を修せず。
恒にかくの如くの六度の行を退して還って流転三途の業をつくる。
名を比丘にかって伽藍を汚し。
形を沙門に比して信施を受く。
受くる所の戒品(かいほん)は忘れて持せず。
学すべき律儀(りつぎ)は廃して好むことなし。
諸仏の厭悪(えんの)したまう所を慙(は)じず。
菩薩の苦悩する所を畏れず。
遊戯笑語して徒に年を送り。
諂誑(てんのう、へつらいたぶらかす)詐偽(そぎ)して空しく日を過ぐ。
善友に随わずして痴人に親しみ。
善根を勤めずして悪行を営む。
利養を得んと欲しては自徳を讃じ。
名聞を求めんと欲して他罪を毀(そし)る。
勝徳の者を見ては嫉妬をいだき。
卑賤の人を見ては憍慢(きょうまん、おごりやまんしん)の生ず。
富饒(ふにょう)の所を聞いては希望を起し。
貧乏の類を聞いては常に厭離(おんり)す。
故(ことさら)に殺し誤って殺す有情の命(めい)。
顕(あらわ)に取り密かに取る他人の財。
触れても触れずしても非梵行を犯す。
口四意三互に相続し。
仏を観念する時は攀縁(はんえん)を発(おこ)し。
経を読誦する時は文句を錯(あやま)る。
若し善根を作(な)せば有相に住し。
還って輪廻生死の因と成る。
行住坐臥知ると知らざると犯す所の是の如くの無量の罪。
今三宝に対して皆発露し上(たてまつ)る。
慈悲哀愍(あいみん、かなしみあわれむ)して消除せしめたまい。
乃至法界(ほっかい)の諸々の衆生。
三業所作の是の如くの罪。
我皆相代って尽(ことごと)く懺悔す。
更に亦その報いを受けしめざれ。

南無慚愧懺悔無量所犯罪(なむざんぎざんげむりょうしょぼんざい)

参考記事:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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ひたすらに、自らの罪業をぶちまけ続けるこのお経。
自分で読みながらも、心が痛み、つらくなるよう。

「諂誑(てんのう、へつらいたぶらかす)詐偽(そぎ)して空しく日を過ぐ。」
「故(ことさら)に殺し誤って殺す有情の命(めい)。」
「顕(あらわ)に取り密かに取る他人の財。」
「触れても触れずしても非梵行を犯す。」
だなんて、もう、いたたまれない。

でも。
読み進めるうちに、なんだかキモチよくなってくるのはナゼ?
なんだか、ホカホカしてくるのは、どうしてだろう?

「行住坐臥知ると知らざると犯す所の是の如くの無量の罪。」
「経を読誦する時は文句を錯(あやま)る」
なんてところは、思わず苦笑いだ。

---

どうでしょう?

これは、いわば、「カミング・アウト大全」!!!
“偉そうなことばかり言う”ものと思い込んでいた「お経」・「仏典」。
中には、こんなヒューマンな、ユーモラスなのもあるんだ。

BLUESみたい。

イケてない自分 苛立ち 不安 
心に秘めた悩み 鬱々としたキモチ
理想と現実のギャップ

…そんなモノ思いを、全部、ブチまけたら?
…イイもワルイも、全てをお日様に晒してみたら?

そしたら、なんだか、ココロもカラダも軽くなるような。
そしたら、軽くなった身に、もう一度、希望を持てるような。

本当の願いが、もう一度、輝くような。

そんな気が、湧いてくるような。

---

「寒修行」の季節に、駄文をひとつ、献上。

あ、そうそう。
今日、考えていた部屋の掃除、サボりました。


…慚愧懺悔六根罪障…慚愧懺悔無量所犯罪…




(画像:放行。竜安寺で求めた『雲水日記』より)

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お山納めの儀 2004

2004-12-30 | OffTheTrail道を離れて道を行く
2004年12月29日、東京に初雪。

朝、起きたら、めくめくと降っていた。
時計を見る。
寝坊した!
そうか、雪が降ると静かだからかな、不思議とぐっすり眠れるんだよね。

仕事へ。
道々に雪景色。

荒川河川敷の景色が、水墨画のよう。
学習院の椿の赤と緑に、降りかかる真白な雪。
新宿ビル群もサンシャインもよく見えない。

ウキウキする。

「夕方には止むようだ」と。

さらにワクワク。

無事に今年の仕事を終えたら、いそいそと家路に。
途中、即席の塩ラーメンを買う。
そそくさとベッドへもぐりこむ。

---

翌朝、始発の電車に。
乗り継ぎながら、多摩を西へ向かう頃、夜が明けていく。

いいぞ。

今日は、晴れる。

思った通りの冬の日になりそうだ。

---

…という訳で、行ってきました。

今年の最後のお山散歩。

一番乗りを目指したんだけど、
でも、同じことを考える人はいるようで、
一人だけ先客がいた。
足あと・コース取りから推測するに、マイカーの写真好きおじさんとみた。

ルートはいくつかあるので、途中から、お目当ての“足跡のないワイルドな雪山”を満喫。
もちろん、山の住人、ケモノたちの足跡はたくさん。
クマさんには遭えなかったけど、らしい足跡はあった。

澄んだ空も、稜線を渡る冷たい風も、気持が良かった。
富士山が、予想以上に、キレイに見えた。

画像、こちらに貼っておきます。
よろしかったら。

***

041230takagawa 【アーカイヴ】 空をみるひと、kuuのフォト・アルバムから

***

ヒトハ ナゼ ヤマニ ノボル?

2004-09-21 | OffTheTrail道を離れて道を行く
山道をひとり
歩いていたら

どうしても
言い出したくなって
言ってみた…

I love you

と。

出来るだけ甘く
心からやさしく


…願わくは
唇を離れたこの言葉が
山の冷気に吹き上げられて
いつまでも
新鮮なままでありますように…



川原に寝そべり
眺めていたら

なんとなく
聴こえたような気がして
言ってみた…

Do I love you?

と。

限りなく小さく
不思議にも鋭く


…願わくは
ひとり続けるこの旅が
水の流れに導かれて
いつの日か
あるべき場所へと向かいますように…



空高く
音もなく
一筋の雲を残して
飛行機が消えていった…





追記:

「エコ」ってなんだろう…





関連記事:

流水無心 ~水をきくひと




「みち…」

2004-09-19 | OffTheTrail道を離れて道を行く
山道を歩いていると、
目の前に伸びる道に、見とれてしまう時がある。

まっすぐに伸び、あるいは、曲がりくねる道。
ゴロゴロとした岩の道。土の匂いのする道。
尾根道に生える木々。谷あいの苔。
登りあがる険しい道。
転げ落ちる下り道。
鬱蒼と暗い道。
展望の開けた明るい道。
雨の降る道。雪の積もる道。

獣道が横切る。
動物たちの足跡。糞。

風は吹き上がり、
雲が渡っていく。

昨日から来て、明日へと続いていくこの道。
出会いと別れを繰り返し、歩いていく道。

この道の先に何かが待ってる?

そんな予感を追いかけて、
また一歩踏み出していく。

美しい人が言った。


「みち…ものがたり…」


僕は、
ちょっぴりワイルドな気持になって、
吸い込まれるように、歩いていく。


ものがたりの、つづきへ…



よあけ

2004-09-16 | OffTheTrail道を離れて道を行く
 
 
週末、お山を歩いてきた。

素晴らしい3日間。

とても言葉に表し難いので。

取り急ぎ、画像を1枚おすそわけ。

---

この一枚は、奇跡。

フルサイズでご覧下さい。

でもね…実際に見た光景の、あのウツクシサには遠く及ばない!

あまりの景色に。

この旅は、夢か?

幻だったのだろうか?

と思ったり。

---

落ち着いたら、「北八ヶ岳?部作」として、文章もアップできるかな?

ではまた。


霧降三滝デイハイク

2004-08-14 | OffTheTrail道を離れて道を行く
七月の終わり、お世話になっている道場の合宿に参加して、霧降高原・日光へ行ってきた。

小学生と一緒に歩いたのは、“霧降三滝コース”
「霧降の滝」を見学したあと、3時間のハイキング・コースへ。
沢沿いをあるき、「丁子滝」「玉簾滝」「マックラ滝」を巡る。

いやあ、素晴らしい!
楽しいコース!!

3つの滝はそれぞれ個性的。
道も穏やかでいて変化に富み、沢歩きもできるのだ。
ザブザブと沢の中を歩くのが、夏には気持いいもの!
ヴァリエーション豊か。
子供でも、大人でも楽しめる。
東京からも100kmと近いし、穴場だなあ。

マイナス・イオンとフィトンチッドでスッキリ納涼!

(次の日は、仲良くしてる道場の子供たちとプールで大暴れ! いいな、夏休み!!)

Off The Beaten Track

2004-08-09 | OffTheTrail道を離れて道を行く
Blogサーフィンしてて、グッとくる記事に会った。
その中の一言:

"Off The Beaten Track"

「常道を外れた、冒険的な(旅)」の意味で使われている。

イイねえ。
僕のBlogのこのカテゴリ"Off The Trail"と通じる所を(勝手に)感じる。

「道をはなれて道をゆく」為には、
溢れかえる情報との、主体的な、リアルな、上手な付き合いが大切。
また、情報以外のいろんなチャンネル、出会い・五感や第六感がもを信じることがまた…。
なにより、旅そのもの、そこにいる自分を、まるごと楽しむこと…。

旅への思いをグッと持ちあげられちゃったなあ。

人生もまた旅。
日々に良い旅を、毎日をリアルに楽しんでいこう。

---
同時に思い出したのは、同じ名前のレコード
棚を探したら、ジャケットあって中身なし。
廃盤らしい…。
---

"Off The Trail 道をはなれて道を行く" とは?

2004-08-04 | OffTheTrail道を離れて道を行く
"Off The Trail."
「道をはなれて」。

いい響きだと思う。

これは、僕の師、 Gary Snyder の詩のタイトルだ。

このカテゴリでは、山歩きや旅の途上でのことについて、書いてみるつもり。

そしてまた、日々もまた旅。
暮らしの中でもOff The Trail な時ってあると思う。
「道をはなれて道を行く」、
そんなことも書いてみようかな?