面白い日本語と英語の慣用句(イディオム)とことわざ

日本語と英語の慣用句やことわざには、表現や発想がよく似たものがある。
たとえの面白さをいろいろな角度からながめる。

面白い日本語と英語の慣用句(イディオム)とことわざ(186)

2012年04月15日 | 日本語の慣用句、英語の慣用句
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29.8.2 二種類以上の動物や植物をたとえに使った英語の例(続き-2)

(11) play ducks and drakes with
 「(人を)混乱させる、(物事を)ややこしくする」の意。 「duck」と「drake」が使われている。ただし、「duck」と「drake」は「かも[あひる]」の雌と雄なので、厳密にいえば二種類の動物を使っているとは言えない。

(12) neither fish nor fowl
 「どちら[何]に属するのかよく分からないもの[人]」の意。「fish」と「fowl(家で飼う大形のとり)」が使われている。

(13) What is sauce for the goose is sauce for the gander.
 「ある人にとって適当なものは、別の人にも適当である」という意のことわざ。「goose」と「gander」が使われている。ただし、「goose」と「gander」は「がちょう」の雌と雄。

(14) a snake in the grass
 「①(親しさを装った)裏切り者、卑劣な人間、②目に見えない危険、落とし穴」の意。「snake」と「grass」が使われている。

(15) separate the sheep from the goats  
 「有能な人間と無能な人間を選り分ける」の意。「sheep」と「goat」が使われている。

(16) a wolf in sheep’s clothing
 「親切そうに装った悪者」の意。「wolf」と「sheep」が使われている。


 このブログの目次は「面白い日本語と英語の慣用句(イディオム)とことわざ(152)」で見ることができます。

「よく似た英語と日本語の慣用句集」(文芸館 : http://www.books.co.jp)ものぞいて見てください。


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