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SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

ショートフィルム『Kitbull』

2019-02-20 19:55:28 | まじめな話
書きかけの記事があったんですが、どうしても先に見ていただきたいものがあって予定変更。


「おかーさん、さっき泣きながら見てたのよ」

PIXARのショートフィルム『Kitbull』です。

Kitbullって子猫のKittenとピットブルのbullを合わせた言葉で
その名の通り子猫とピットブルのお話。

でも「ピクサー制作の子猫と犬のお話」というイメージとはずいぶん離れています。
子猫は野良猫、ピットブルは闘犬に使われている犬。

途中、かなり見るのが厳しいです。
ピクサーにしては絵がいつもと違ってシンプルで簡略化されてるのも
観客の辛さを考えてのことだと思います。

でも大丈夫だから、ぜひご覧になってみてください。
あ、でも公共の場で観ない方がいいですよ。泣くから。




ディズニー・ピクサーがこういう作品を作って子供に見せるってすごいことだと思います。
こういう闘犬の世界って一般的には意識して調べでもしないと目にすることがないものです。

でもThe LOST DOGSの著者であるジム・ゴーラント氏によると
ヤミ闘犬って私たちが思っているよりも身近なところにあるんだそうです。
闘犬を見に来て賭けをしている連中には普段は普通に働いている普通の人々が沢山いるとのこと。
決して、ならず者のジャンキーだけの世界ではないんですね。
だからこそ、子供たちへの教育がとても重要。

子供向けの作品にすることで、子供は当然「何?なぜ?」と疑問を持ちますよね。
どうして犬は酷い目にあわされてるの?どうしてお家に入れてあげないの?
質問されたら親だって考えないわけにはいかない。
熱心な親御さんなら、考えるだけじゃなくて自分でも調べるかもしれない。

親子を巻き込んで、知り考えてもらうことができるんですね。

私がこのショートフィルムの存在を知ったのはFacebookでハンサム・ダンの飼い主さんがシェアしていたから。

ハンサム・ダンは2007年にヤミ闘犬と動物虐待で逮捕された
プロフットボール選手マイケル・ヴィックのところから保護された犬の1匹です。

旧ブログで書いた「ヴィックの犬たち」のシリーズにもちらりと登場したことがあります。
The LOST DOGS リトルレッドとボーイフレンド達
(この記事を書いたのも、もう8年も前なのね)
前述したジム・ゴーラント氏のThe LOST DOGSというのはこの犬たちの物語。

ハンサム・ダンを引き取った飼い主さんはピットブルのレスキュー団体を立ち上げました。
ハンサム・ダンは今はもう天国だけど、彼がきっかけになってレスキューされた犬が沢山います。

そんな飼い主さんにとって、このショートフィルムを観るのは身を切られる思いだったと思います。

そしてシェアしなくてはと思われた気持ちも痛いほどわかる。
だから私も急いでブログでシェアすることにしました。



「みんな観てね、だって」


ヴィックの犬たちの記事のリンクを全部まとめて貼り付けてあるのはこちら
ウォレスの弟分ヘクター




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ピースワンコ についての週刊新潮と女性セブンの記事

2018-12-07 21:21:59 | まじめな話
12月4日の朝(日本時間では12月5日付です。)メールアプリを開くと
「日本の保護犬猫の未来を考えるネットワーク」から「ご署名いただいた方々及び賛同団体の皆様へ」というタイトルのメールが届いていました。



このネットワークは、その名の通り1つの団体ではなく、複数の保護団体が名を連ね共同で運動をしています。
現在76の動物保護団体やレスキューグループと570名余の個人が賛同をしているとのこと。

2017年3月にネットワークの中心となる複数の団体がピースワンコ の母体であるピースウィンズジャパンに宛てて
保護犬の避妊去勢処置をしないことなどについて回答を求める公開質問状を送付しています。
この公開質問状の件が、私がこのネットワークを知ったきっかけでした。

ネットワークの活動自体は5年前からで、広島県やピースワンコ に対して質問状や要望書の提出が行われています。

残念ながらピースワンコ 側が、対応を変えることはなく現在に至ります。

そして今回、上記のメールを受け取ったわけですが
メールの内容は「同ネットワークとしてピースウィンズジャパンを動物愛護法違反で告発しました。」というものです。
「弁護士を交えて検討を重ねた結果、11月26日付けで動物愛護法違反として広島県警福山北警察署に告発するに至りましたことをご報告申し上げます。」
という内容が記されていました。

その後、福山北警察署への告発は、12月6日正式に受理されたと報告されています。

さらに、もうすでに多くの方がご存知である週刊新潮と女性セブンへの記事掲載の件も告知されていました。

週刊誌2誌の内容は今年の9月に週刊新潮に掲載された内容とほぼ同じですが
犬たちが置かれている惨状がより具体的に表現されていることと、会計報告の内容についても言及されています。

そして、このことについてピースワンコ が自サイトにて声明を出しています。



声明文の中では
「記事は、私たちの活動に疑念を生じさせようとする意図に満ちたものであり、たいへん残念です。」と述べられています。

しかし、疑念を生じさせているのは週刊誌の記事ではなく、寄せられた質問や要望に回答をしないことや
団体が発している矛盾に満ちた言葉であると私は感じます。

同じく声明文の中で「1人で200頭飼育と言われているが、現在はスタッフが100人以上携わっていて
1人当たりの頭数は平均26頭です。」
とあります。

本当に毎度のことなのですが、この団体はご自分の言葉の中ですでに「アウト!」を出しています。

1人当たり26頭の犬の世話、常識で考えておかしいですよね?
それをあたかも「行き届いた環境」のように大威張りで発表すること自体が完全にアウトです。

さらに「神石高原町の保護施設と全国7カ所の譲渡センターで1日30〜40人のボランティアがいる」と書かれていますが
保護施設は確か3つあって、他の7カ所のセンターと合わせると10カ所で30〜40人。
1カ所あたり単純に平均すると3〜4人ですよ。

それも交通の便の悪い広島の保護施設と都内のセンターとでは、ボランティアの集まる数も違うでしょう。
大きな問題となっている広島の施設に満足な数のボランティアがいると考えるのは難しいです。

そして週刊誌の記事の中で最もショッキングな「犬同士の殺傷事故」については
ピースワンコ が支援者に宛てて送った手紙の中ではっきりと認めています。

「人に愛情を注がれたことがない環境で育った野犬の保護犬の一部が、人の目の届かない早朝などにケンカをし
死に至るケースもありました。」
と書かれています。

野犬は人に愛情を注がれたことがないからケンカをして死に至るのではありません。
生き物としてあってはならない環境に強制的に置かれたことによるストレスから、そのようなことが起こるのです。

以前にも書きましたが、NHKの「クローズアップ現代」でピースワンコ が取材された時の映像だけで
今回の週刊誌で報道されていることの裏付けは十分に取れています。

個別の食器すらなく、大きな洗面器にたくさんのフードを入れて部屋の真ん中におくだけ。
あの光景だけで、弱い犬は食餌にありつけず、ストレスの溜まった犬同士の喧嘩を呼び起こし
逃げ場がないために死に至ることもあるだろうと容易に想像がつきました。

告発の中では「犬がごはんを食べたかどうかすら把握できていなかった」という文言も目にしましたが
NHKで放送された内容だけで「うん、あれでは把握できないよね」とすぐにわかります。


またピースワンコ は11月末時点で今までの犬の総保護数は4805匹と発表しています。
対して譲渡した犬の数は1258匹。単純に計算すると施設に残っている犬は3547匹のはず。
10月末時点での犬の数は2662匹と発表されており、大きな乖離があります。
毎週平均30匹の犬を引き取っているとも発表されているので、11月に120匹増えたとしましょう。
そして毎月50〜60匹が譲渡されているとのことなので、仮に60匹減ったとして、差し引き60匹。
10月末時点の数字にプラスすると2722匹。

前述した施設に残っているはずの3547匹との差は825匹となります。
これは自然死する犬の数では有り得ません。
このことについても、再三質問されていますが、ピースワンコ からの回答は全く有りません。


他にもたくさん言いたいことがありますが、ピースワンコ の1番の問題は
とんでもない数の犬たちが、生き物としてあるまじき環境で心身共に虐待を受けているに等しい状態であること。
その結果、何百という数の犬が残酷な命の落とし方をしていることです。
これこそが、今回「動物愛護法違反として告発」をしたポイントです。


このブログでは以前にも、ピースワンコ のことについて何度か書いています。

私がピースワンコ 問題に黙っていられないわけ

ピースワンコ ジャパン。週刊新潮告発記事の件

PWJ、狂犬病予防法違反疑いで捜査の件

PWJと週刊新潮



ここに来てくださる方にとっては何度も聞いたことのある話題ですし
私などよりもさらに詳しくご存知の方もたくさんいらっしゃると思います。

一方で、ピースワンコ のことをきっかけにして保護犬に関心を持ったという方もいらっしゃるでしょう。
そのような方々に「ガス室で処分さえされなければ犬を保護したことになる」と思って欲しくないのです。

このブログではできるだけショッキングな言葉や表現を使わずに、今回のことを説明してみました。
他の方にピースワンコ の問題を伝えたいときなど、ご利用いただければ幸いです。


「日本の保護犬猫の未来を考えるネットワーク」のサイトです。

ご賛同いただける方は上記から署名も可能ですので、よろしくお願い申し上げます。

フードの予算って

2018-10-18 01:25:18 | まじめな話
アメリカでも犬の雑誌はとてもたくさん出版されていて、私もいくつか定期的に読んでいますが
最近は紙の雑誌を買うことはほとんどなくて、Kindle版やウェブ版を利用しています。
読みやすいのは紙の媒体だけど、どんどん増えて置き場所がなくなるし古い情報を探すのも不便だしねえ。


「文字で犬のこと読むより、あたしのことを見なさいよ」

それは真理だし、ニヤ様が正しいよね。でも色々あるんだよ、人間は。

中でも愛読しているマガジンの一つがWhole Dog Journalです。
Whole Dogという名の通り、犬に関することすべてについて幅広くカバーしていて
フードについても公平で信頼できる情報が得られるので重宝しています。

そのWhole Dog Journalで少し前に目にした、この媒体のフードについての考えが
とてもスッキリと納得できたので、書いておこうと思いました。


「スッキリの前にグジャグジャ考えてたことがあるんでしょ」


そうなんだよ。なんでスッキリしたかというとグジャグジャ考えてたからなんだよ。

穀類や糖質の多い野菜は犬に与えてはいけないという説を唱える人々は多くいます。
その説自体には科学的な根拠もあって、理由を聞くとなるほどと思う面もあります。
完全に実施するかどうかは別にしても、知識として知っておくに越したことはないと思います。

それを突き詰めると、肉類でも穀類や糖質の多い野菜を食べて育てられたものは避けるべしとも言われています。
「無農薬の牧草だけで育てられた動物や鳥の肉」ですね。

また、この説では手作りや生食ができない場合には、ジウィピークかK9ナチュラルのフードなら安心とも言われています。

う〜ん、そりゃそうかもしれないんだけどね......。


ジウィピークのフード、例えばアマゾンでなら1kg5996円
ZiwiPeak(ジウィピーク) エアドライ・ドッグフード NZグラスフェッド・ビーフ 1kg
ZiwiPeak(ジウィピーク)



K9ナチュラルはフリーズドライなので500g(戻すと2kg分)で5996円
ケーナインナチュラル ドッグフード フリーズドライ ラム・フィースト 500g(2kg分)
K9ナチュラルジャパン



体重2〜3kgの小型犬1匹なら1ヶ月のフード代はこれらのフードでも1万円以内に収まるんですが
ニコニヤ2匹で計算したら、1ヶ月のフード代が4〜5万円くらいになりました

体重30kgの大型犬1匹だとしたら大きい容量のものを買っても1ヶ月6万円くらい。
よく「高い!」と言われるAcanaのフードでもこの3分の1くらいです。


「思わず天を仰ぎたくなる...んだって」

これねえ、うちは無理です。フード『だけ』でこれだけかかるんですよ。

もちろんこれだけの費用をかけられるお宅は良いと思います。
でも「このクラスでないと」っていう言われ方をすると、なんか違う...と思ってしまう。

手作りの場合も肉も野菜も全部オーガニックにして、となると、うちはやっぱり無理です。

うちは手作りがメインなので、食材は人間の買い物と一緒で正確にニコニヤにどれくらい食費がかかっているか
きちんと計算したことがないんですが、食材だけで1ヶ月に400ドルも500ドルもかけていないのは確か。


犬でも猫でも生き物を飼うことに対して覚悟が必要だとはいつも書いているけれど
金銭的にここまでハードルを上げてしまうと、犬や猫を迎えられる人がすごく限られてしまいますよね。
それこそ保護犬や保護猫なんてもっと貰い手がなくなってしまう。

で、話は戻ってWhole Dog Journalです。

たまたま読んだ記事についた読者のコメントに
「どうしてここではジウィピークのフードが推薦されていないんですか?
最高の品質でとても良いフードなのに」という質問があったんですね。

それに応えるように、数日後のブログでフードを選ぶ基準が書かれていました。
「私たちは、フードに使われている原材料の名称の意味や、何が使われているのか内容を説明し
避けた方が良い原材料を示しています。
その情報を基に、あなたの予算が許す1番良いフードを選んでください。
つまりそれは人それぞれに違うものになります。
人間の生活もあるのですから、犬のフード代が負担になり過ぎてはいけません。
私たちが一概に最高級クラスのフードをお勧めとしないのはそういうわけです。
あ、ただしスーパーチープなフードだけは避けてくださいね。」

......と、要約するとこういう内容でした。

「あなたの予算が許す一番良いフード」
これが私がスッキリと納得できた言葉だったというわけ。


私はジウィピークやK9ナチュラルズが悪いと言ってるのではないんですよ。
これらのフードを負担なく続けられるならそれに越したことはありません。

私がよく引き合いに出している獣医師の宿南先生もとても高価な国産フードを販売していますが
「なにぶん高額なので小袋を買って週に1〜2回だけという使い方でも良いです。」と書かれていました。

フードの選び方というと、原材料や添加物のことが中心になって予算のことは語られることが少ないですよね。


「予算が許す一番良いフード、ね」

例えば中堅クラスのニュートロなどなら、気になる部分はサプリメントやハーブで補えるんですよね。
その内容は近いうちにまた詳しく書きます。


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保護犬CM(かわいすぎ注意)

2018-10-10 23:51:43 | まじめな話

「まじめなお話だけど、まずは動画なんだって〜」

今日たまたま見かけて「ん?なんだこの可愛いのは?うっわー!かわいいかわいいかわいいかわいい!」と
一人で身悶えしてニヤに冷たーい目で見られたCMをどうぞ。






成犬バージョンもあります。



猫さんバージョンも。



これは全部「The Shelter Pet Project」という、動物保護団体と動物保護基金のコラボ企画のCM。
「ペットを飼うならシェルターから考えてね」というメッセージですね。


コラボに参加しているのは

Humane Society U.S(アメリカ動物保護協会、アメリカ最大の動物保護団体です。
まあ、ここはここで個人的には気に入らない部分もあるし、私自身は寄付しようと思う団体じゃないんだけど
それでも活動の規模は桁違いだし、末端で働いている方々は頼りになるので、有難い存在ではあります。)

Muddie's Fund
直接動物を保護して譲渡活動をしている団体ではなくて、各団体の支援を行う保護基金です。
基金の創設者はシリコンバレーのあるIT企業の創設者。
詳しい内容はdog actuallyで紹介したことがあるのでこちらでご覧いただけます。



「で?まじめな話というのは?」


上のCM3つ見ていただければわかる通り、シンプルでセンスが良くて明るいイメージです。
今までにもいろんなところで何度も書いている通り「動物保護が明るく楽しくオシャレでもいいじゃない?」です。

(猫のことはあまりよく知らないので、犬に絞って書きますと)
「保護犬って飼うのが難しいでしょ?」という声も少なくないし
「保護犬の中には難しい背景の犬もいるから安易に引き取るべきじゃない」という声も聞きます。

でもそこで「そうですね」「そうだそうだ!安易に保護犬飼おうなんて言っちゃダメ」としか言わなかったら
日本でもアメリカでも保護施設に溢れてる犬や猫はどうなる?

保護犬のバックグラウンドは千差万別。
場合によっては基本的なトレーニングが出来ていて、ペットショップの子犬よりも飼いやすいこともある。

「誰にでも飼えるわけじゃない犬は、譲渡先を吟味しなくてはいけない」というのは
保護している側の人々が一番よくわかっていることです。
これから「保護犬を引き取ってみよう」と思っている側の人々に
「難しい犬だっているんだから安易に引き取っちゃダメですよ」なんてことは言えません。

保護犬や保護猫を引き取ろうという人々への間口は広く明るく開けていて欲しいと私は思います。

「保護犬って難しい?」と聞かれたら「難しい犬もいるし、子犬から飼うより楽な犬もいます。
団体や預かりボランティアの人とよく相談して良い縁を選ぶのが大事です。」と答えるでしょう。

昔有名になった『崖っぷち犬』に引き取り希望が殺到したなんて特殊な話には
「安直なことをするな」と言いたくなりますが、それだって本来は譲渡する側がコントロールできること。

ちょっと話が逸れてしまったかな。
つまり保護犬を紹介する間口はこれくらいオープンであってほしいと改めて思ったので
それをまた改めてお伝えしたかったわけです。



「おかーさんはニコが初めての犬だけど、保護犬引き取って幸せだって」

「犬を飼うのが初めてならケイティ(ニコのシェルターでの名前)はお勧めですよ」と言ってくれた
シェルターのスタッフの方には今も深く深く感謝しています。




「保護犬ってむずかしい?」という問題については過去に何度も文章にしています。
何かの折にちょっとした参考にしていただけたら幸いです。

保護犬を迎えるって難しいこと?

「保護犬を家族に迎えたい」そんなあなたに憶えていてほしいこと

See the Dog, Not the Story




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ノミダニ駆虫薬についてFDAからの注意喚起

2018-09-21 23:57:23 | まじめな話


「だいじなお知らせでーーーす!」

タイトルの件はTwitterでも書いたのですが、大事なことなのでここに詳しく書いておきます。
2〜3日前にアメリカ食品医薬品局(FDA)から犬猫のノミダニ駆虫薬について注意喚起のための発表がありました。

ノミダニ駆虫薬のうちイソキサゾリン系の成分の薬を服用した一部の動物に
筋肉の震えや、運動や歩行の障害、てんかん様発作などの神経系の症状が出たことが報告されたというものです。


「えーっ!たいへんじゃない!大丈夫なの!?」

FDAは「安全性と効果を確認した上で承認した薬剤なので、製品自体は安全だと認識しているが
製品の使用や他の選択肢などについて獣医師や飼い主の考慮の助けとなるよう、情報を開示して
注意喚起の発表をした」と述べています。
リコールや販売を中止するということはありません。


「イソキサゾリンてなあに〜?」

ああ、それね。成分名だけ言ってもわからないですよね。

FDA承認の該当する製品は
・ブラベクト
・クレデリオ
・ネクスガード
・シンパリカ
       の4種類です。

FDAは薬品の製造業者に対して、製品ラベルや取扱説明書に
今回報告された副作用の内容を追加するように指示しています。

上記のノミダニ駆虫薬を使っている方がいらしたら
服用後に何か異常を感じた時にはすぐに病院で受診してください。

FDAは今後も引き続き、これらの製品に関する報告を監視し
飼い主や獣医師にも症状が出た場合の報告を奨励しています。


「FDAってポテトや豆を使ったフードは心臓病と関係がある可能性があるって言った所よね」

そうそう、そこ。そのことについては今ちょうど別に書いてる所だからちょっと待って。


日本ではノミダニ除けの薬は無しで過ごすことは難しいですよね。
使うことで、今回のものも含めて副作用の心配もあるわけですが
安易に「危険だから止めて!」とは言えません。

お住まいの場所の環境によってもいろいろ変わって来ますしね。
なので、薬剤を投与した後はしっかりと観察して、異常があればすぐ病院へ。

ペットの駆虫薬のことは本当に悩ましいですよねえ。

《追記》
原文を貼り付けておくのを忘れていました!
https://www.fda.gov/AnimalVeterinary/ResourcesforYou/AnimalHealthLiteracy/ucm620940.htm

https://www.fda.gov/AnimalVeterinary/NewsEvents/CVMUpdates/ucm620934.htm


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