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花は色々な名で呼ばれ全部を記憶するのは不可能なので検索の主索引を決めて覚えればいつでもネットで確認できます

ニワゼキショウ<和名で呼ばれる野の花>

2018-12-23 08:32:22 | アヤメ科の花

ニワゼキショウ(ナンキンアヤメ)


ニワゼキショウ(ナンキンアヤメ)

撮影日: 2017/05/04 「ニワゼキショウ」とされるものの特長が見られる花

 ニワゼキショウ(ナンキンアヤメ)


ニワゼキショウ(ナンキンアヤメ)

撮影日: 2017/05/07 「オオニワゼキショウ」とされるものの特長が見られる
花の名前: ニワゼキショウ(ナンキンアヤメ) 

 ニワゼキショウ Sisyrinchium  にはニワゼキショウ(庭石菖)とオオニワゼキショウ(大庭石菖)があるが、個体差もあるので、一般人に見分けは難しく、無理をする必要もないと思われる。

ナンキンアヤメ(南京菖蒲)の別名は、園芸種の販売名として使われることがあるようだが、カタバミに対するオキザリスのようではない。

日本在来の花、あるいは古くに大陸から伝来し野に広まった植物には、地域により咲き方に違いがあったり、異なる名前で呼ばれており、明治以降に日本語の統一に伴い共通化したと思われるものが見られる。また一般に植物は固体変異があり、同種の植物と交雑(自然界での交配)が生じるので、ちょっとした違いの見られる植物が誕生し広まる。日本人には微妙な違いを愛でる精神文化があり、ほとんど同じものに全く異なる命名をする場合もあったようだ。近代科学でもたらせれた知識のまだない時代に、博学の人が名付けたやたら難しい名前や、庶民や百姓が暮らしの中で呼んだ愉快な名前など、名前からその時代のシーンが浮かびそうなものもある。

一方で、科学には体系や関連性が求められる。情報が増えれば整理する必要性が高まる。バリエーションを文化的に愛でることとは矛盾が生じてしまう。花の名前を素人が「知ろうと」すると目前に絶壁が立ちふさがり足元は砂地獄になる。

さらに、ややこしさを増大するのが商売の都合というやつ、人気ウケする名前がもてはやされ、種類が飛躍的に増加するに合わせ、和洋入り混じったややこしい名前が拡散する。こうなるともはや記憶力の限界を超えてしまう。

もはや開き直るしかない。自分流を見つけだして貫くこと。それを遊びとして楽しもうと思う。



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