その日その時に出会えたことを喜ぶ。そのタイミングでしか出会えていないことを残念に思う。豊かとは言えないが、まだかすかに昔からの自然が残ることを楽しむ。いつまでそういられるか心配する。
撮影日： 2017/04/20
いまここに住んでいる人間も、恵まれていれば、追われてもいる。移り変わる世の中で同じままでいられない。野草だって同じように自力で生き抜くことができるか、消えていくか、生き物としての運命をともにしている。
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アイビーゼラニウム アオハダ アカツメクサ アカシア アカンサス アキノノゲシ アキチョウジ アケビ アグロステンマ アゲラタム アザミ アセビ アネモネ アブチロン アベルモスクス アマドコロ アマリリス アメリカアサガオ アメリカオニアザミ アメリカシャクナゲ アメリカセンダングサ アメリカフウロ アメリカンブルー アラセイトウ アルメニア アレチヌスビトハギ アロエ アンゲロニア アンスリウム
イオノプシディウム イキシア イタチハギ イタドリ イチゴ イチハツ イフェイオン イヌコモチナデシコ イヌサフラン イヌタデ イヌホオズキ イベリス イングリッシュラベンダー
ウィンターコスモス ウォールウラワー ウメ ウンナンオウバイ
エキナセア エケベリア エゴノキ エストカスラベンダー エニシダ エノコログサ エリカ エリシマム エルサレムセージ エルボブルス エンドウ
オオアラセイトウ オオイヌノフグリ オオシュウキンポウゲ オオアマナ オオアラセイトウ オオイヌノフグリ オオキンケイギク オオケタデ オオデマリ オオバイ オオバコ オキザリス オキシペタラム オクラ オジギソウ オステオスペルマム オーソニガラム オダマキ オニタビラコ オミナエシ オモダカ オヤブジラミ オランダミミナグサ オリーブ オルレア オレガノ
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カエデ カキドオシ カッシア カスミソウ カタバミ カナメモチ ガーベラ ガマズミ カモガヤ カモミール カヤツリグサ カラスノエンドウ カラミンサ カランコエ カリン カリフォルニアポピー カルポブローツス カルミア カレンデュラ カロライナジャスミン カンパニュラ カンレンボク
キク キクイモ キクイモモドキ ギシギシ キソケイ キツネノマゴ キャットテール キュウリグサ ギョリュウバイ キランソウ キリンソウ キルタンサス キンギュソウ キンセンカ キンポウゲ キンモクセイ
クサイチゴ クサフジ クチナシ クヌギ グミ グラスペディア クリナム クロウエア クロキビ クロコスミア クロバナエンジュ クンシラン
ケマンソウ ゲンペイコギク
コウテイダリア コゴメギク コスモス コセンダングサ コチョウラン コツラ ゴテチア コデマリ コバノセンナ コバンソウ コブシ コノデガシワ コムラサキ コメツブツメクサ コリウス コレオプシス コンギク コンボルブルス
（サ）
サキシマフヨウ サギゴケ サクラ サクラソウ サザンカ サザンクロス サッコウフジ サフランモドキ サフィニア サルビア サンシュユ サントリナ
シェフレラ シオン ジキタリス シクラメン シコンノボタン シザンサス ジシバリ シソ シソバフジバカマ シナサワグルミ ジニア シバザクラ シマトリネコ シャガ シャクヤク シャリンバイ シュウカイドウ シュウメイギク ショウジョウソウ ショカツサイ シラー シラユキゲシ シラン シロツメクサ シロバナサクラタデ シレネ ジンチョウゲ シンビジウム
スイセン スイセンノウ スイートアリッサム スイートピー スイバ スカエボラ スカビオサ スズシロ スズラン スズランスイセン スターチス ステラ ストック ストケシア ストロベリーキャンドル スノーフレーク スノーポピー スパラキシス
セイタカアワダチソウ セイヨウアブラナ セイヨウオダマキ セイヨウキランソウ セイヨウサクラソウ セイヨウニンジンボク セイヨウヒキヨモギ セイヨウヒルガオ セイヨウフジバカマ セダム ゼラニウム セントジョーンズワート セントーレア センニチコウ
ソケイ ソバ ソバカスソウ
（タ）
ダイコン タイツリソウ タイム タカトウダイ ダリア ダールベルグデージー タンポポ タンポポモドキ
チガヤ チチコグサ チャ チャイブ チューリップ チロリアンランプ
ツタバウンラン ツノナス ツバキ ツユクサ ツリガネカズラ ツリガネズイセン ツリガネソウ ツルアリドオシ ツルニチニチソウ ツルムラサキ ツワブキ
テイカカズラ デ－ジー デルフィニウム デンタータラベンダー デンドロビウム
ドウダンツツジ トキワハゼ トキワサンザシ トキワツユクサ トキワマンサク ドクダミ トベラ トラデスカンチア
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ヌスビトハギ
ネジキ ネジバナ ネモフィラ
ノアザニ ノアズキ ノイバラ ノゲシ ノコンギク ノビル ノボタン
（ハ）
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ヒアシンソイデス ヒイラギ ヒイラギナンテン ヒナキキョウソウ ヒナギク ヒナゲシ ヒナタイノコヅチ ヒマラヤユキノシタ ヒメイワダレソウ ヒメエニシダ ヒメジョオン ヒメツルソバ ヒメヒオウギ ヒメムカシヨモギ ヒメライラック ヒメリュウキンカ ヒメリンゴ ヒャクニチソウ ヒヤシンス ヒヨドリバナ ピラカンサ ヒルガオ ヒロハノレンリソウ ビワ ブルースター
フウセンカズラ フウリンソウ フウロソウ フォックスフェイス フジ フジバカマ ブタナ フユサンゴ フユシラズ ブライダルベール ブラックベリー ブラシノキ フリージア プリムラ プリンセチア フレンチラベンダー
ヘクソカズラ ベゴニア ペチュニア ベニジウム ベニバナツメクサ ベニニガナ ヘビイチゴ ヘメロカリス ペラペラヨメナ ペラルゴニウム ベルフラワー ヘンルーダ
ホオズキ ボケ ホソバヒャクニチソウ ホタルブクロ ボタン ポーチュラカ ホテイアオイ ホトケノザ ホトトギス ホソバヒイラギナンテン ポピー ホメリア ポリゴナム
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マーガレットコスモス マサキ マツバウンラン マツムシソウ マメアサガオ マメグンバイナズナ マユミ マーレイン マルバルコウソウ マロー マンテマ マンネンソウ
ミミナグサ ミント ミニアイリス ミヤコグサ ミヤコワスレ
ムギセンノウ ムラサキシキブ ムラサキゴテン ムラサキツユクサ
メキシコハナヤナギ メネシア メランポジウム
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ユーカリ ユキノシタ ユキヤナギ ユスラウメ ユーフォルビア ユリオプスデージー ユリノキ
ヨウシュヤマゴボウ ヨメナ ヨモギ
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ラークスター ラズベリー ラベンダー ラムズイヤー
リッピア リクニス リナリア
ルー ルコウソウ ルピナス ルリジサ ルリヤナギ
レースラベンダー レンギョウ レンゲソウ
ロウバイ ローズゼラニウム ローズマリー ローゼル ロータスブリムストーン ロベリア
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ワスレナグサ ワタ ワトソニア ワタチョロギ ワルナスビ
棲み家の近くでこんな花が見られたことに驚き、うれしい。在来の野草なので不思議ではないのだが、日々に自然の姿が減少していく地域の貧しい自然の中でよくぞ咲いてくれたと思う。
撮影日： 2017/04/27
だが、本当に昔から生き残っているものかどうかはわからない。園芸でも扱われるので、誰かが入手して意図的に野に放ったのかもしれない。でも、それはそれで、また喜ばしい。
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かつてペットとして海外からもたらされ、その後に規制され、どこかに捨てられた動物が野生となり生き延びている。そんな話をよく聞くが、植物の世界でもよく似たことがあるようだ。
とても味わいのある植物だが、生態系を乱すとの理由で規制されたようで、園芸では見捨てられた存在。でも、どこかで育ったものが知らぬ間に野に出た。いや、不憫に思った人がこっそりと野に植えたのかも知れない。
撮影日： 2017/05/14
特に害を心配するような場所でなければ、過度に神経質にならず、普通に除草して、また生えたら花の時期が過ぎるまで放置する。人々にそんな自然とのイタチごっこを楽しむ心のゆとりがあれば、きっとしぶとく生き残ってくれる。
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自然豊かな時代には過剰な繁殖力が忌み嫌われた雑草の王者は、今では失われゆく自然界の守護神となっている。晩秋から初冬にこの花が咲いていなければどんなに淋しいだろう。いかに人間が自然に対し粗暴な振る舞いをしても、その圧倒的な繁殖力で抵抗し、決して滅びない。その姿は神々しくもある。
撮影日： 2016/10/14
時期がくれば刈り取る。また生え茂る。また刈り取る。その繰り返しこそが自然の一部として存在する人間の姿であり、過度に保護するでなく、過剰な駆除をするでなく、普通の付き合いを当たり前に続けることの意味を教えてくれている。
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名前はとても日本的な響きがあるが戦後に外来した帰化植物でもっぱらの野草。センブリもハマセンブリも先にあるようだが、普通にみられる花ではなく、この花から辿って確かめ、気にせず、忘れる。ということになる。
撮影日： 2017/05/31
撮影日： 2016/06/14
このような命名は付けた人の博識を感じさせるが、同時に花が重い荷を背負ったような気がする。名家の子女ではないのだから、もっと軽い可愛らしい名前がよかった。
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ベッドタウンで見るカタバミには、田舎であった昔から生え続いている雑草のカタバミと、時代の流れで次々と建てられた住宅の庭から飛び出した元園芸種のカタバミがある。
園芸種はオキザリスと呼ばれ、野草はカタバミ。仕分けの一般的な基準はないが、人に育てられることなく野で持続的に咲くようになった花はもはや野草。ひ弱な花は野では育たない。元々が野にあり園芸に入ったものが野にこぼれ、本来の生命力を復活し、さらに園芸で加わったパワーを生かしてたくましく咲く。それが、新たな洗練された野草のカタバミ。
【フウロソウ】で検索すると？ 世界中に多くの種が生息する野草で、在来種もあり、歴史と共に外来したものも数あるとわかるが、多くが比較的デリケートな中で、アメリカフウロはパワフルで野に目立っている。ネットでも【アメリカフウロ】での記述がとても多い。今では一番身近なフウロソウと言える。
撮影日： 2017/04/27
最近は、園芸の技術で環境適応力を増したフウロソウ（ゲラニウム）が野に出て、仲間が増えてきている。アメリカフウロは後から来たが、今では、そんな新米を加えた普通に見られるフウロソウの先輩格になろうとしている。
頭にアメリカが付くと、やたら大きいとか、有害だとか、新参者だとか、アメリカの付かない花と差別化される例が多い。アメリカフウロも元はそうだっただろうが、今では、野で普通に見られるフウロソウの代表になっている。
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ネットで現れる画像から、ひょっとしてヒメフウロ？ とも見えるが、自生種のみられる地域は極めて限定的なので、これは園芸種のフウロソウ（ゲラニウム）が野に出たものと思われる。
撮影日： 2017/05/31
野草フウロソウの在来種は見られる場所が限られ、とてもデリケートな生育環境を必要とする。そのような種を原種に取り入れた園芸種ゲラニウムや、海外で販売用に見つけてきたゲラニウムが野に出て、元々の野草としてのパワーを発揮する。そう思えることに、しばしば出会う。
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道端の草むらに咲き乱れるこの花はきっとフウロソウだと思い、ネットで検索するとピレネーフウロに似ている。でも見られるのは北海道あたりとなっている。となると園芸種が外に出たものと思える。
撮影日： 2017/04/20
一番近いのがフウロ草（ゲラニウム）‘ビルウォーリス’ で販売されている園芸種で、原種がピレネーフウロという外来のフウロソウとなっている。決めつけはできないので、野に出た園芸種のフウロソウ（ゲラニウム）とする。元が野草の才能に改良されたパワーが加わり環境適応力が強い新たな野草のフウロソウとなって広まれば楽しい。
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【オモダカ】で検索すると？ 水田に生え、稲作の雑草取りの対象であるが、改良された種がお節料理に使うクワイとなり、古来から農村の暮らしとともにある植物あるとわかる。
田んぼの中に生えると取り除かれてしまうので、このような花は周囲にある用水路の淵などで、たまに見ることができる。過度に神経質にならず、しばしの間は見過ごして愛でる。そんな人たちの、おおらかな心が咲かせる花は、とても優しい。
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これこそ純野草。とても柔らかな強さを持っていて、おそらく永遠に滅ぶことのない愛らしい野の花。人々に嫌われることなく、古来から鄙びたさまが愛されもする、ちょっと特別な雑草。
撮影日： 2016/10/14
撮影日： 2006/07/04
撮影日： 2006/07/04
日本の柔道のような強さを発揮して、外国へ出て帰化植物となっているようで、とかく外から入って来るものに侵略されることの多い野草の世界で、かなり特別な存在と言える。
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これが主に園芸の花であることを認識したのは、そんなに遠くないころ。昔に田舎で雑草と見ていたのは何だったのだろうか？ ベッドタウンに住む今でも道端の茂みで見ることもしばしば。もちろん住宅の植栽になっているのも多く見かける。
撮影日： 2017/04/22
園芸ではトラデスカンチア Tradescantia として色鮮やかな品種が流通している。オオムラサキツユクサなる名の付いた種もある。また、これらがまた野に出て立派な野花になっている。
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丘陵地にある小道の淵で、そっと顔を出した小さな花。こんな野草があるのかと驚き、この時代にまだ見ることができることに喜びを覚えた。
撮影日： 2016/09/25
時期が来たら他の草とともに草刈り、それ以上の過度な駆除をしない。そうすることで毎年ひとときの楽しみに待つ。それが続いてほしい。
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作物栽培地では厄介な雑草。でも特に害を及ぼすことのない場所で、道端のフェンスや疎水のほとりで、自然が年々消えていく地域で、しばらくの間だけ可憐な花を楽しませてくれる。
撮影日： 2016/07/16
撮影日： 2016/06/23
撮影日： 2016/06/23
あまり神経質にならず、一年のサイクルの中で、イタチごっこをあえて楽しむ。自然とともに生きる農業者はそうしてきた。だが、耕作放棄地が増え雑草野放しになると、どこかで過激な処置が必要になってしまう。
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