笑顔おじさん自由きままな花調べ

花は色々な名で呼ばれ全部を記憶するのは不可能なので検索の主索引を決めて覚えればいつでもネットで確認できます

花の名前をあらためて整理する

2019-01-30 14:29:12 | 花のまとめ

(ア)

アイビーゼラニウム アオハダ アカツメクサ アカシア アカンサス アキノノゲシ アキチョウジ アケビ アグロステンマ アゲラタム アザミ アセビ アネモネ アブチロン アベルモスクス アマドコロ アマリリス アメリカアサガオ アメリカオニアザミ アメリカシャクナゲ アメリカセンダングサ アメリカフウロ アメリカンブルー アラセイトウ アルメニア アレチヌスビトハギ アロエ アンゲロニア アンスリウム

イオノプシディウム イキシア イタチハギ イタドリ イチゴ イチハツ イフェイオン イヌコモチナデシコ イヌサフラン イヌタデ イヌホオズキ イベリス イングリッシュラベンダー

ウィンターコスモス ウォールウラワー ウメ ウンナンオウバイ

エキナセア エケベリア エゴノキ エストカスラベンダー エニシダ エノコログサ エリカ エリシマム エルサレムセージ エルボブルス エンドウ

オオアラセイトウ オオイヌノフグリ オオシュウキンポウゲ オオアマナ オオアラセイトウ オオイヌノフグリ オオキンケイギク オオケタデ オオデマリ オオバイ オオバコ オキザリス オキシペタラム オクラ オジギソウ オステオスペルマム オーソニガラム オダマキ オニタビラコ オミナエシ オモダカ オヤブジラミ オランダミミナグサ オリーブ オルレア オレガノ

(カ)

カエデ カキドオシ カッシア カスミソウ カタバミ カナメモチ ガーベラ ガマズミ カモガヤ カモミール カヤツリグサ カラスノエンドウ カラミンサ カランコエ カリン カリフォルニアポピー カルポブローツス カルミア カレンデュラ カロライナジャスミン カンパニュラ カンレンボク

キク キクイモ キクイモモドキ ギシギシ キソケイ キツネノマゴ キャットテール キュウリグサ ギョリュウバイ キランソウ キリンソウ キルタンサス キンギュソウ キンセンカ キンポウゲ キンモクセイ

クサイチゴ クサフジ クチナシ クヌギ グミ グラスペディア クリナム クロウエア クロキビ クロコスミア クロバナエンジュ クンシラン

ケマンソウ ゲンペイコギク

コウテイダリア コゴメギク コスモス コセンダングサ コチョウラン コツラ ゴテチア コデマリ コバノセンナ コバンソウ コブシ コノデガシワ コムラサキ コメツブツメクサ コリウス コレオプシス コンギク コンボルブルス

(サ)

サキシマフヨウ サギゴケ サクラ サクラソウ サザンカ サザンクロス サッコウフジ サフランモドキ サフィニア サルビア サンシュユ サントリナ

シェフレラ シオン ジキタリス シクラメン シコンノボタン シザンサス ジシバリ シソ シソバフジバカマ シナサワグルミ ジニア シバザクラ シマトリネコ シャガ シャクヤク シャリンバイ シュウカイドウ シュウメイギク ショウジョウソウ ショカツサイ シラー シラユキゲシ シラン シロツメクサ シロバナサクラタデ シレネ ジンチョウゲ シンビジウム

スイセン スイセンノウ スイートアリッサム スイートピー スイバ スカエボラ スカビオサ スズシロ スズラン スズランスイセン スターチス ステラ ストック ストケシア ストロベリーキャンドル スノーフレーク スノーポピー スパラキシス

セイタカアワダチソウ セイヨウアブラナ セイヨウオダマキ セイヨウキランソウ セイヨウサクラソウ セイヨウニンジンボク セイヨウヒキヨモギ セイヨウヒルガオ セイヨウフジバカマ セダム ゼラニウム セントジョーンズワート セントーレア センニチコウ

ソケイ ソバ ソバカスソウ

(タ)

ダイコン タイツリソウ タイム タカトウダイ ダリア ダールベルグデージー タンポポ タンポポモドキ

チガヤ チチコグサ チャ チャイブ チューリップ チロリアンランプ

ツタバウンラン ツノナス ツバキ ツユクサ ツリガネカズラ ツリガネズイセン ツリガネソウ ツルアリドオシ ツルニチニチソウ ツルムラサキ ツワブキ

テイカカズラ デ-ジー デルフィニウム デンタータラベンダー デンドロビウム 

ドウダンツツジ トキワハゼ トキワサンザシ トキワツユクサ トキワマンサク ドクダミ トベラ トラデスカンチア

(ナ)

ナズナ ナツシロギク ナツミカン ナデシコ ナニワノイバラ ナノハナ ナルキッスス ナルトサワギク

ニオイアラセイトウ ニオイバンマツリ ニガナ ニゲラ ニチニチソウ ニラ ニーレンベルギア ニワゼキショウ

ヌスビトハギ

ネジキ ネジバナ ネモフィラ

ノアザニ ノアズキ ノイバラ ノゲシ ノコンギク ノビル ノボタン

(ハ) 

ハキダメギク バコパ ハコベ ハゴロモジャスミン ハゼラン ハタケニラ ハツユキカズラ ハツユキソウ ハツユキツユクサ ハゼラン ハナアロエ ハナガサシャクナゲ 花かんざし ハナシュクシャ ハナトラノオ ハナニラ ハナビシソウ ハハコグサ ハボタン バビアナ ハマカンザシ ハマナデシコ ハナハマセンブリ ハルジオン

ヒアシンソイデス ヒイラギ ヒイラギナンテン ヒナキキョウソウ ヒナギク ヒナゲシ ヒナタイノコヅチ ヒマラヤユキノシタ ヒメイワダレソウ ヒメエニシダ ヒメジョオン ヒメツルソバ ヒメヒオウギ ヒメムカシヨモギ ヒメライラック ヒメリュウキンカ ヒメリンゴ ヒャクニチソウ ヒヤシンス ヒヨドリバナ ピラカンサ ヒルガオ ヒロハノレンリソウ ビワ ブルースター

フウセンカズラ フウリンソウ フウロソウ フォックスフェイス フジ フジバカマ ブタナ フユサンゴ フユシラズ ブライダルベール ブラックベリー ブラシノキ フリージア プリムラ プリンセチア フレンチラベンダー

ヘクソカズラ ベゴニア ペチュニア ベニジウム ベニバナツメクサ ベニニガナ ヘビイチゴ ヘメロカリス ペラペラヨメナ ペラルゴニウム ベルフラワー ヘンルーダ

ホオズキ ボケ ホソバヒャクニチソウ ホタルブクロ ボタン ポーチュラカ ホテイアオイ ホトケノザ ホトトギス ホソバヒイラギナンテン ポピー ホメリア ポリゴナム

(マ)

マーガレットコスモス マサキ マツバウンラン マツムシソウ マメアサガオ マメグンバイナズナ マユミ マーレイン マルバルコウソウ マロー マンテマ マンネンソウ

ミミナグサ ミント ミニアイリス ミヤコグサ ミヤコワスレ

ムギセンノウ ムラサキシキブ ムラサキゴテン ムラサキツユクサ

メキシコハナヤナギ メネシア メランポジウム

モッコウバラ

(ヤ)

ヤグルマギク ヤーコン ヤツデ ヤハズエンドウ ヤブガラシ ヤブジラミ ヤブヘビイチゴ ヤブラン ヤマノイモ

ユーカリ ユキノシタ ユキヤナギ ユスラウメ ユーフォルビア ユリオプスデージー ユリノキ

ヨウシュヤマゴボウ ヨメナ ヨモギ

(ラ)

ラークスター ラズベリー ラベンダー ラムズイヤー 

リッピア リクニス リナリア

ルー ルコウソウ ルピナス ルリジサ ルリヤナギ

レースラベンダー レンギョウ レンゲソウ

ロウバイ ローズゼラニウム ローズマリー ローゼル ロータスブリムストーン ロベリア

(ワ)

ワスレナグサ ワタ ワトソニア ワタチョロギ ワルナスビ


検索サイト RSS

2019-01-14 12:19:31 | 花のまとめ

ブログのアクセス数には記事閲覧者によるものもあるけれど、グーグルなど検索サイトからの更新チェックや、なにがしかの必要があって、関連情報をRSSで自動取得しようとするものがあって、このブログに関してはこのような自動巡回が大半なんだろう。そうではあっても、アクセスが何にもないより、わずかであっても手応えが感じられて悪くない。

いわゆるWebつまりHtmlではこうはいかない。アクセスカウンターを付けると、ただただ悲しい気分になるので、いまはもう一切やらない。

ブログはよくできていて、本来はとても難しいテクニカルなことを必要としない。なので自分だけの世界であっても、とにかく楽ちんなので楽しい。

こうして文章を書くことを、かなり長く抑制してきた。言葉はある種のエネルギーを持っていて、受け取る人間になんらかの現象を引き起こす。同調であったり反発であったり。欲望であったり嫉妬であったり。ネットというオープンな世界で自分をひけらかすことは危険をともなう。

書き言葉はとにかく難しい。言葉は意思伝達の手段なので、どうしても語り口調になる。どこか押しつけがましいムードが漂う。

一般的に文章は「です ます」調か「だ である」調のどちらかになる。前者は丁寧だが、なんだか相手の機嫌をうかがうような、いやらしい感じを避けきれない。後者は切れ味があるが、断定的で生意気で、いわゆる上から目線が漂ってしまう。

じゃどうするか。いわゆる名詞で止める体言止め。そして動詞や形容詞で止める方法など。とにかく末尾を省略。できるだけ短くすっきり。

とはいえオーソドックスでないと落ち着かない。アバンギャルドな表現は自分に向かない。楽しくない。

なにがしかの必要や興味をもって文章を読むことになった人に、できるだけ感情の周波数を小さくしてもらうことができれば、それこそ成功と思える。

また書きたくなってきたので、こんな感じで、自分流で自分好みの文体を求める。これなら悪くない。

さしあたって禁句を決める。まず「私」は使わない。私は「あなた」につながり双方向に導く。そこで「自分」に徹する。自分には「他人」が対になる。読む人は常に他人。尊重すべき他人であって「あかの他人」と排他になってはいけない。


花の名にも履歴がある

2018-12-18 11:06:26 | 花のまとめ

キランソウ(金瘡小草)は在来の野草。

セイヨウキランソウは西洋文化とともにもたらされた外来の野草で観賞用に輸入され、次第に野生化した。

現在アジュガで流通している園芸種は、海外からの輸入種や、それらを原種として作られてきたもの。

さらに、園芸種が花園の外に飛び出して、野に咲き、あらたな野花になっている。

どれも学名は Ajuga となる。

アジュガ(セイヨウキランソウ)のように別名として記載するのは間違いではないが、歴史の時空を圧縮してしまっている。

いつのころかは定かでないが、野に出て咲いた花はやはり「セイヨウキランソウ」で、園芸の花は「アジュガ」とするのが今風のように思える。

 

セイヨウニンジンボク(西洋人参木)学名:Vitex の場合は、ニンジンボクという和種はなく、ハマゴウという植物がある。これらはハマゴウ属(Vitex)となっている。ニンジンの由来は葉がチョウセンニンジンに似ていることかららしい。

 

セイヨウアブラナ(西洋油菜)は専ら食用油の生産のためもたらされたもので、菜の花畑で見る花は実は西洋油菜。和種のアブラナがナノハナ(菜の花)ナタネ(菜種)と呼ばれ、野菜として食され、菜種油が採取されるが、多くは開花前に刈り取られる。はっきりした違いがあっても混同され一般化している。とはいえ、どう呼んでも間違いではなく、そういう事例はいっぱいあるので、私たちはナノハナ(菜の花)と呼べばよいのだと思う。

 

セイヨウナデシコ(西洋撫子)は和種のナデシコがまだ多く見られた時代に外来種が区別されたもの。今は何代も交配が重ねられた多彩な園芸種がナデシコやダイアンサスの名で流通していて、本来の和種ナデシコ(ヤマトナデシコ)は幻の花となり、セイヨウナデシコはほとんど死に語となっている。

タンポポには在来種と外来種(セイヨウタンポポ)があり、繁殖力のより強い外来種が多く見られるが、在来種もけっしてひ弱ではなく咲き続けている。種による差異はあるのだろうが、それぞれに固体差もあり、私たちが構えて区別するものでもない。


和名がビッグネームである花

2018-12-13 18:53:33 | 花のまとめ

和名がビッグネームである花は誰が何と言おうと永遠にそう呼ばれる。

サクラ(桜)ウメ(梅)モモ(桃)ボケ(木瓜)

ボタン(牡丹)シャクヤク(芍薬)

ツツジ(躑躅)サツキ(皐月)シャクナゲ(石楠花)

フジ(藤)

 

知名度はやや劣るが、純和風の名で呼ばれる花もある。

ジンチョウゲ(沈丁花)

 

これらはやはり落ち着いた気分になれる。

 


純外来のまだ新しい花

2018-12-13 14:49:23 | 花のまとめ

西洋の外国語で呼ばれる外来の花には明治の文明開化のころあたりに入ってきたものが多く、また同種の在来の花があることも多い。

近年になり、珍しいものが求められ、世界中から探し出された花がもたらされている。この場合、よく知られた在来の花はなく、学名や原産国での呼び名などがそのまま使われることが一般化している。口から名前を発するのに少し戸惑いがあるが、精神的にはスッキリと楽な気がする。無理やり付けたような和名があっても「もう嫌だ」と感じる。

バビアナ 学名:Babiana

イキシア 学名:Ixia

ホメリア 学名:Homeria

ベニジウム 学名 : Venidium

ルピナス 学名:Lupinus

ニーレンベルギア  学名 : Nierembergia

 

必ずしも学名ではない場合もある

ヘンルーダ 学名 : Ruta 英名 :  Rue ルーでも流通する

 

外来がわりと古くても、あまりにも洋名が魅力的で、別の和名が付かない花や、あっても知られない花もある。

アマリリス 学名:Hippeastrum 旧名 : Amaryllis すでにアマリリスで世界中に広まった後に分類が変更された

ガーベラ 学名:Gerbera 

ヒヤシンス 学名:Hyacinthus 


イチゴ(苺)にみる名前の使われ方

2018-12-13 10:29:57 | 花のまとめ

イチゴ(苺)と言えばあの甘い、農家で栽培されスーパーなどで売られ、多くの品種が競って作られている果物が思い浮かぶ。

また、イチゴはイチゴの仲間の総称でもある。

「野いちご」は在来の野生イチゴの総称となる。代表は「クサイチゴ」で、他に「ヘビイチゴ」「ヤブヘビイチゴ」なども含まれる。

「キイチゴ」は外来の「ラズベリー」や「ブラックベリー」を言う。

 

 


花と呼ぶのはいかがなものか? 雑草の美

2018-12-12 17:48:59 | 花のまとめ

野草、雑草、下草などと呼ばれる植物

ミミナグサ(耳菜草)在来の雑草。愛らしい花を咲かせる。

オランダミミナグサ 和種のミミナグサ(耳菜草)に対し外来で繁殖力が強い。特に害がなく花期に可愛い花を楽しめる。

カモガヤ鴨茅)外来種で世界的に牧草として知られる。カヤ(茅)など他の雑草と混じり生えては刈り取られる。

コバンソウ(小判草)外来の侵入生物。まさに雑草ながら小判のような穂に粋な味わいがある。

 

ヤブジラミ(藪虱)オヤブジラミ(雄薮虱)在来の雑草。可愛らしい花が見られる。食用や薬草にならないので侮蔑的な名が付いたのかな?

チガヤ(茅萱)在来の代表的な雑草。白い穂が秋を演出する。

カヤツリグサ蚊帳吊草)在来の雑草。しっかりした茎の造形が面白い。

ヒナタイノコヅチ(日向猪子槌)在来の雑草。ひっつき虫になる前にちょっぴり花の美。


属という分類の行方は?

2018-12-08 18:50:57 | 花のまとめ

花の分類には、まず大分類としての「科」があって、その中に中分類としての「属」がある。今までずっとそう理解していたし、今でも決して間違いではないが、際限なく多種多様化する今に至っては、しっくりこないことも多い。

新しい花には、属名に学名を充てることも多く、学会での見直しにより、そう変更されているものも見られる。そうなると属名は学名の日本語表記あるいは代表的な花の和名などになる。

イベリス 学名 lberis 和名マガリバナ(屈曲花)アブラナ科マガリバナ属(イベリス属)

サイトによっては属名をあえて記載せず、学名を記載しているものもある。

イベリス 学名 lberis アブラナ科

イベリス・センペルビレンス Iberis sempervirens などは種として確認され学名となっている場合で、いわば公認された名前となっているようだ。

イベリス‘マスターピース’ Iberis ‘Masterpiece’ などはイベリスの交配種の愛称(商品名)を表しているようで、非公認の名前なのかもしれない。

マガリバナのような一般的に無名で商品名として使いにくい和名は流通から遠ざけられ、やがては消滅していくのだろう。かつて外国からの新しい花に、ふさわしい和名をと努めた日本の文化は、もうそんな無理はせず、そのままが良いというトレンドに押され消えかかっている。

 

オキシペタラム 和名ルリトウワタ(瑠璃唐綿)

学名 Oxypetalum coeruleum キョウチクトウ科またはガガイモ科オキシペタラム属
学名 Tweedia caerulea キョウチクトウ科またはガガイモ科トゥイーディア属と別れているが
園芸市場では専ら
‘ブルー・スター’
‘ホワイト・スター’
‘ローズ・スター’
などの愛称で流通する。オキシペタラムとトゥイーディアは併用されるがオキシペタラムが一般的なようだ。どんどん複雑多岐になっている現状に学術の世界にも揺れが生じている。だが現実の市場は関係なく動いている。また和名はいわばマニア用語となっている。

 

一方で、たとえば「ナデシコ」など、あまりに名が知られ日本人の意識から永遠に消えない花の名前は、時代のいかなるトレンドにも決してひるまずにいる。

ナデシコ(撫子)学名 Dianthus ナデシコ科ナデシコ属(ダイアンサス属)にはナデシコを称する花々で満ち溢れている。一方で、本来の和種ナデシコ(ヤマトナデシコ)はもはや超希少な存在で、我々が目にできるのは何世代もわたり交配が重ねられ、人工的につくられた園芸種となっている。
そんな中で、本来「カワラナデシコ」は昔のナデシコを言うのだが、今はそれに似た雰囲気を持つ園芸種にその名を冠した流通名となっている。
逆に、目新しい新種は「ダイアンサス」として愛称をつけて販売され、使い分けがなされている。さらに、これらの場合には、原種をたどると、ダイアンサス属以外のナデシコ科の植物が混じっている可能性もありそうだ。

花は自然科学の対象であると同時に人為的な商品作物でもある。

極端に言えば、自然科学では「学名」が名前であり、園芸の世界では「流通名」あるいは「愛称」が名前と言える。「科」は上位分類から花のイメージを思い浮かべるための関連情報へとなりつつあり、また「属」は存在の意味すら薄れつつあるのかもしれない。


ハーブとして? 花として?

2018-12-08 15:15:22 | 花のまとめ

ハーブとして知られる植物の多くは花の名とは別にハーブとしての名前を持っている。ハーブとしての商品力がより強い場合は専らハーブ名で流通する。

ラムズイヤー(ハーブ名)の花名には和名のワタチョロギ(綿草石蚕)が主に使われるがマイナーな呼び名となっている。

エルサレムセージ(ハーブ名)学名 Phlomis fruticosa のフロミス・フルティコサとして園芸の花でもある。和名のキバナキセワタ(黄花着せ綿)は和種のキセワタからきているが、キセワタが希少種であることもあり、一部で使われるにとどまる。

 

ハゴロモジャスミンのようにハーブとしても花名としても使われる(学名は Jasminum polyanthum)ものもある。

 

アメジストセージ(ハーブ名)とサルビア・レウカンサ(花名)はどちらもよく知られ、目的や用途で使い分けされる。

チェリーセージ(ハーブ名)に呼ばれる花にはサルビア・ミクロフィラやサルビア・グレッギーなどがあるが、チェリーセージは親しみやすく、花名として使われることも多い。

 

これらは、ひととおり花の名を整理した後に、タイトルの付け方を見直していこうと思っている。


学名が流通名にそのまま使われる花

2018-12-08 13:56:58 | 花のまとめ

学名をそのまま流通名に使っている場合がある。とても個性的であることや、名前に印象的な響きがあり、いわゆるレアものとして愛好家をターゲットにするために、あえてそうしているように感じられる。

オーソニガラム(オオアマナ)Ornithogalum は種により個性がはっきりしているので「オーソニガラム・アラビカム」のようにして流通している。

セントーレア Centaurea はヤグルマギクと仲間の学名だが、本家のヤグルマギクはそのままで、仲間は宿根ヤグルマギクなどとされ、流通名は「セントーレア・ギムノカルパ」のようになっている。

リクニス(スイセンノウ)Lychnis も種ごとに個性的で「リクニス・フロスククリ」のようになる。が昔からの酔仙翁のイメージを持つのは「リクニス・コロナリア」だが、これ自体も多様化している。

イベリス(マガリバナ)lberis は和名が商用には不向きで「イベリス・センペルヴィレンス」などで流通する。

これらは種名を省略してくくってしまうとレア感がなくなってしまう。愛好家には良いが、一般人には厄介な代物である。


蔦あるいは葛ときに茨そしてアイビー

2018-12-08 13:48:41 | 花のまとめ

自然界の野山に生える繁殖力や生命力の強い植物で、食物として恩恵をくれるものや、花が安らぎをくれるものがある。

ノイバラ(野茨)あるいはノバラ(野薔薇)は棘があるが、可愛らしい花を咲かせる。バラ(薔薇)の始祖でもある。

クズ(葛)は、放置するととんでもなく茂る頑強な雑草だが、根が葛粉となり和菓子に必須の食材となる。

アケビ(木通)は果実として、昔と比べればわずかではあるが、栄養価の高い果物として食されている。

ヤマノイモ(山の芋)は自然薯として食される。


植物を栽培育成する目的と花の楽しみ

2018-12-08 13:35:39 | 花のまとめ

花の季節には、きれいな花に目がいってしまうが、よく考えれば花を楽しむのは人間が現実を苦しく生きる中にひと時の安らぎを求ることであって、対象となる植物は暮らしの必要を満たすための資材や食材であるということを失念してしまっている。こちらの視点も少しずつ確認していこうと思う。花のない季節にこそできる、ちょっとした娯楽にもなりそうだ。

建築物の木材

サクラ(近年は花の観賞目的が主だが和風家屋の木材としての利用も手堅い) 


公園や街路あるいは庭の植栽や垣根

(植栽)サクラ ハナミズキ コブシ トウネズミモチ

(垣根)クチナシ ネズミモチ ヒイラギ ドウダンツツジ


果実の採取

(主要)ウメ モモ オリーブ

(一部)サクラ クチナシ


花の新着 12月7日(金) サザンカ

2018-12-08 12:29:19 | 花のまとめ

国名や大陸名などを冠する花

2018-12-06 07:25:56 | 花のまとめ

出身地らしき場合と、大きさや派手さなど形容詞的な場合がある

【アメリカ】

アメリカオニアザミ アメリカフヨウ アメリカアサガオ

【メキシコ】

メキシコハナヤナギ

【中国】

シナサワグルミ

【ドイツ】

ドイツスズラン ジャーマンアイリス

【オランダ】

ダッチアイリス

 

【その他の地名】

オウシュウキンポウゲ

セイヨウオダマキ セイヨウイボタノキ

ヒマラヤユキノシタ

カロライナジャスミン(ノースカロライナやサウスカロライナに残るアメリカの地域名称)

カリフォルニアポピー

ウンナンオウバイ(中国の地名)