昨日のつづき。
実はこのバスにはひとかたならぬ思い出がありまして。
小学校5,6年の2年間、松江に住んでいたとき、実は中国山地を越えて広島学院中への進学を目論んでました。
理由は一にも二にも、転校にうんざりしていたこと。
幼稚園2つ、小学校3つ行ってた私にとって、この学校に入れば中高6年間は学校を変わらなくていいというのは大きな魅力でした。
当時の広島学院には寮がありましたので、自宅から通学できなくてもOKだったわけです。
(なお、現在は寮は廃止されてます。親か親戚の元から通学できることが条件なので、私のような“遠距離受験”は原則ダメだと思います)
私にとって、それを実現させてくれる学校の情報は、広島学院以外持ち合わせてませんでした。
で、松江にはめぼしい塾もなかったので、参考書等で自学ってことになるわけですが、6年ともなると、力試しと“場慣れ”をしたいワケでして、そんなワケで二ヶ月に一度くらいだったか、日曜日に広島で行われているテストを受けに、このバスを利用してたことがあるわけです。
当時はまだ高速道路がないので、片道4時間半~50分。
従って休憩も
吉田 5分 赤名 10分 三刀屋 5分 ・・・と3回ありました。
そういえば今のバスセンター(そごう旧館)ができたのが、私が小6の頃だったと思います。
それまでのバスセンターはもちろん平地。建物の3階にバスの発着所が移ったってだけで、“都会”度に圧倒されたものです。
赤名の休憩所では、やや小ぶりのうどんとそばがあって、コレがメチャクチャ美味かった。
行きは朝7時頃出て昼頃広島に着くので吉田辺りで車内で母親手作りの弁当を。
テストを受けた帰りは、夕方6時頃のバスに横川駅前で乗って松江に着くのは11時頃。
ですので、赤名で腹ごしらえしてました。
慣れてきた頃には、赤名に着くと真っ先に降り、注文して、トイレを済ませるや、その間にできあがったうどんとそばを速攻で1杯ずつ食べ、ストーブにかかったやかんのお茶を飲み、オレンジサワー(これも美味かったな~)を1本買って乗るという、離れ業?をこなせるようになってました。気がつくと。
当時の方が乗車時間長くて不便だったけど、休憩中に運転手さんらと会話があったり、何となくほのぼのでしたね。
唯一、大河ドラマが見られないのが辛かった思い出です。
(あの年は、私が今までの大河の中でも最もお気に入りの「勝海舟」でした。主演が渡哲也から松方弘樹に途中で変わったヤツ。NHK内では主役交代のトラブルなどのためか不評で、アーカイブスにも出てきませんが)
この懐かしい赤名の休憩所、当時年の頃なら40代くらいのご夫婦が切り盛りされてて、あんまり美味かったので、私自身20代になって車乗れるようになってから一度行ったことがあります。
その後路線が高速を利用するようになってから、いつの間にか休憩所も昨日アップした布野の道の駅に変わったようで。
今回、赤名の休憩所を見つけようとしたんですが・・・。
こんな感じの所か・・・
こんな感じのところだったんですが・・・
残念ながらはっきりとはわかりませんでした。
そんなこんなで、宍道湖が見えてきたときはメチャクチャ懐かしかったです。いつもクリックありがとうございます。励みになりますので、プチッといただけると嬉しいです。