さて、始まりと同様突然ではありますが、本日を持ちまして、ひとまずこの「故郷・人情・キタンショー」第一幕を閉幕といたします。
トリガーは、4月から地区の歯科医師会のお世話を仰せつかったこと。
“トリガー”というからには、実は一年余続けて来る途中から、次第にブログの不自由さも感じつつはあったのですがね。
このブログ、昨年1月に本当に突発的にはじめましたが、開設理由を自分なりに考察するに、大きくは2つあります。
一つ目は、主に患者さんに対して自分自身のことを知っていただくこと。
診療中の私のスタイルとして、ワリと患者さんの日常生活や過去について雑談の中でお伺いします。
そういった情報が、今抱えておられるお口の問題に関係することも多々あるからです。
しかし、プライベートなことをお伺いする以上、こちらのプライベートも多少明らかにしなければ、人間vs人間としてフェアじゃないと。
ただ診療中は、自分のことを語れるほど時間的余裕がないので、“ブログ”でも活用しようかなと。
これについては、ひとまずある程度の役割は果たしたと感じてます。
もう一つは自分自身の備忘録。
行動ログがネット上に保存されれば何かと便利、と。
この二つの目的を果たしながら、徐々に地域(キタンショー)に関する造詣を深めていきたいというのが発端だったと思います。
ただ、この目的に“ブログ”という手段が最適なのかどうか・・・が甚だ疑問に。
要するに、読者が“不特定多数”ということです。至極あたりまえのことなんですが・・・下手くそのゴルフみたいに、打ったが最後どこへ向かっていくかわからない・・・みたいな。
そこに、地域の歯科医師会役員というお役目、ましてや受け持った部署が非情に公共性の高い部署となれば、ここに書いていいことと控えた方がいいことの線引きが私にきちんとできるかどうか。
診療室では、月刊で「院内報」を発行していまして、当然ながらお越しいただいた患者さんに手渡しのみの“限定情報”です。
やはり相手が限定できる分、ブログよりももっと踏み込んだ、よりディープな情報を提供することができます。
てな具合で、「何も考えず何でもかんでもココに書き込んでいたこの一年間」を卒業し、チョイとしばらくは、内容に応じた発信手段を採ることを考えてみることにします。
ジャンル別に複数ブログを活用して“仕分け”するか?それともSNSに戻るか?Twitterも絡めるか?
試行錯誤する間、ココは“キタンショー”の原点に戻って、“町内の回覧板”的な“副院長のオン&オフ”となりそうです。
これまでご覧いただいた皆様、特にコメントいただいた方々、誠にありがとうございました。
やや体裁は変わりそうな気がしますが(ランキングもやめますが)、引き続き時々覗いてやっていただければ幸いです。