なぜスライムピアスをつけると「さびしがりや」になるのか?

自分の好きな音楽のレビューをメインにぼちぼち更新しています

柴咲コウ 『Love Paranoia』 - アルバムレビューvol.32

2013年04月22日 23時06分33秒 | さ~そ


1. ラバソー -lover soul-2. ラブマイノリティー3. よくある話 -喪服の女編-
4. 百年後 / 5. n0w / 6. notice of the way it is / 7. break a spell
8. 最愛9. 君の声 / 10. 再生 / 11. dive / 12. Sweet Dream / 13. ex
14. 低体温 / 15. 大切にするよ / 16. 君が残していったもの / 17. 泣いていい



前回はましゃ兄のアルバムをレビューしたので、「ガリレオ」繋がりで柴咲コウさんの
4枚目のオリジナルアルバム『Love Paranoia』をレビューしたいと思います。


柴咲コウさんは僕や奥さんと同年代なので、二人してファンです。歌手としてのコウさん
もとても魅力的だと思います。2003年の映画「黄泉がえり」での主題歌「月のしずく」
で歌手としても大成功を収め、俳優と歌手の”二足のわらじ”を履きこなしています。


ここまで俳優でありながら歌手としても成功しているのは今はコウさんくらいしかいない
でしょうか。あとは松たか子さんくらいか。自身が出演していないドラマの主題歌とかも
担当するくらいですからね。


1.「ラバソー」・・・ドラマ「オトメン」の主題歌(見た事ないけど)でシングルでは初となるロック
 ナンバー。今やコウさんの代表曲の一つ。歌詞はかなり女の子してますね~(笑)コウさん
 はロックもいけます。


2.「ラブマイノリティー」・・・デジタルロックナンバー。1stから3rdアルバムまでとはかなり方向
 性を変えてきました。それまでは「和」の雰囲気を漂わせていたのが、こういうタイプの曲も
 やるのはびっくりだったけど悪くない。


3.「よくある話」・・・シングル曲。ユニークな副題が楽しい。


4.「百年後」・・・バラードもかなり充実しているこのアルバム。中でもこの曲はいいですね。


5.「n0w」・・・これnowじゃないんだね、中はゼロなのね。顔文字みたいに見えるな。
 ポップなナンバーでコウさんのボーカルも可愛らしい。


6.「notice of the way it is」~7.「break a spell」・・・インストから静かに入るが、この曲
 では低音部を歌うコウさんがかっこいい。こういう曲をもっと歌ってほしい。


8.「最愛」・・・こちらが本家KOH+(コープラス)バージョン。切々と歌い上げている。福山さん
 の素晴らしい詞と曲を完全に自分のものにしているのが凄い。間奏後のサビでは泣きそう
 な歌声を聴かせてくれるが、聴いてるこちらが泣きたくなる。「容疑者Xの献身」での
 堤真一さんと松雪泰子さんのとてつもない演技っぷりを思い出してしまう・・・


9.「君の声」・・・「かたちあるもの」に近い雰囲気を持つ、名バラード。こういう曲を歌わせると
 コウさんはいいんです。アルバム中でもかなり好きな曲です。


10.「再生」・・・これもバラード。9に負けず劣らずいいと思う。


11.「dive」・・・アルバムも後半戦。ロック寄りの曲。曲後半のアレンジがかっこいい


12.「Sweet Dream」・・・デジタルロックな曲。アルバム曲っぽい。悪くはない。


13.「ex」・・・ミディアムテンポなナンバー。サビメロがほのぼのしていて良い。


14.「低体温」・・・アルバムも曲数が多いので、この辺で少しだらけ気味になる(笑)


15.「大切にするよ」・・・映画ドラえもん「新・のび太の宇宙開拓史」の主題歌。タイトル通り
 大切にしたい人の事を綴ったナンバー。コウさんの書く歌詞がとても良いです。映画にも
 上手くマッチしていました。


16.「君が残していったもの」・・・イントロのアコギの旋律が気持ちよい、しっとりバラード曲。
 淡々と歌っているのが逆にこの曲に味を出している。


17.「泣いていい」・・・ラストを飾るバラード曲。初回盤にしか収録されていないもよう。


 


全17曲と、かなりな曲数ながらアルバム全体としてはなかなか良い流れで聴ける。
バラード系が多少多めながら、コウさんの魅力をよく引き出してくれている。そういう意味で
は1曲目に一番ハードな「ラバソー」を置いたのはよかったと思う、最初からアルバムに
引き込まれます。


最新作6th『リリカル・ワンダー』はかなりほのぼのまったり系であったので、この作品や
5th『CIRCLE CYCLE』はかなりロックとバラードがちょうどよく調和し合った作品だろう。


個人的にはコウさんの最高傑作はこの『Love Paranoia』だと思います。1st『蜜』もかなり
な力作だけど、全体的に見るとこちらの方が上かな、と感じます。


現在、放映中の「ガリレオ」の主題歌は再びKOH+の「恋の魔力」という曲ですが、
「KISSして」や「最愛」とは違う、王道のJ-POPっぽい雰囲気で良いと思う、これはシングル
リリースが待ち遠しいところ。これで紅白も出てほしいですね。


 


『Love Paranoia』の個人的評価・・・★★★★(A評価:シングル曲を中心に良曲多し)


ではYoutubeから「ラバソー - lover soul -」のPVをお送りします。かっこえぇ~!





最新の画像もっと見る

コメントを投稿