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なぜスライムピアスをつけると「さびしがりや」になるのか?

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SEKAI NO OWARI 『Tree』 - アルバムレビューvol.83

2015年02月25日 15時06分57秒 | さ~そ


1. the bell
2. 炎と森のカーニバル
3. スノーマジックファンタジー
4. ムーンライトステーション
5. アースチャイルド
6. マーメイドラプソディー
7. ピエロ
8. 銀河街の悪夢
9. Death Disco
10. broken bone
11. PLAY
12. RPG
13. Dragon Night


2015年1月リリース


 


【概要】


最近、セカオワことSEKAI NO OWARIのアルバムがオリコンチャートで1位となり
話題だったので先日、嫁さんがTSUTAYAでこの『Tree』を借りてきていたので、iPodと
ウォークマンに入れてみた。


彼らSEKAI NO OWARIは活動期間は2005年からと、10年選手だが、メジャーデビュー
は2011年と遅咲きだ。メンバーの年齢も僕とあまり変わらない(3つほど下くらい)


パッと見、なんかイロモノっぽいと思い、特に興味なかったのだが今回聴いてみて
そのイメージが変わった。


 


【気になる曲レビュー】


「炎と森のカーニバル」
   ・・・5thシングル曲。イントロからなにやらクリスマスっぽい雰囲気いっぱいのポップ
     チューン。とにかくこの曲を聴いて思ったのはメロディラインが素晴らしいこと。
     サビメロも派手さはないが、耳に浸透する気持ちのよい浮遊感がある。初聴で好き
     になってしまった。


「スノーマジックファンタジー」
   ・・・4thシングル曲。この曲でのFukaseのボーカルはバンプのボーカル藤原に少し
     似ている。タイトル通り、前曲と同じで冬っぽく幻想的な音作りになっている。
     バックで演奏されているパイプオルガンやピアノもとても印象的だ。Saoriのプレイ
     も非常に巧みだと思う。


「ムーンライトステーション」
   ・・・和楽器と「銀河鉄道999」を思い起こさせる汽車の汽笛の音が絶妙なマッチング
     で構成される名曲。お世辞なしでこんな曲を作れる彼らは本当に凄い。シングルで
     もよかったかもしれない。


「ピエロ」
   ・・・DJ LOVEのことか?あのピエロ被ってる人。曲全体がサーカスをイメージしており、
     象の鳴き声や熱狂する観客の声も聴こえる。イントロの特徴的な音はベース?それ
     か他の楽器なのか。


「銀河街の悪夢」
   ・・・Fukaseの実体験の歌詞なのか、なかなかに深く、心に突き刺さる。その反面に
     サウンド的には壮大な雰囲気がある。後半には明るい希望を感じさせてくれるのも
      good。


「Death Disco」
   ・・・配信限定シングル曲。このアルバム中ではかなり異彩を放つテクノポップなハード
     ナンバー。フラメンコ風のギターやコンガ、Fukaseの淡々したボーカル、ハンドクラ
     ップ、オーケストラ風のコーラス、面白い曲で気に入ったが、歌詞が中二病臭い(笑)


「PLAY」
   ・・・Saoriのボーカルパートが途中にあるが、Fukaseの声と区別がつかない。ピアノと
     鐘の音が前面に出てきていてアルバム全体のイメージにも合っている。歌詞はなん
     となく次曲のタイトルのような内容だ(魔法、呪文、冒険など)


「RPG」
   ・・・4thシングル曲。「クレヨンしんちゃん」の映画の主題歌にもなっている。かなり重厚
     なサビのコーラスが印象的。


「Dragon Night」
   ・・・現時点での最新シングル曲(7th)。巷では(サビの歌い出しが)【ドラゲナイ】
     通っている。たしかに僕もドラゲナイと聴こえる。シンセが前面に出ていてこの曲の
     柱になっている。とにかくファンタジックなメロディとFukaseの歌いっぷりが気持ち
     良い。聴くたびにハマるタイプの曲だ


 


【アルバムを通しての感想】


とにかく感じたのは「メロディの良さ」「幻想的」であること。
聴いて一発で耳に残る、というのは非常に大事な事だと思う。


「ロックバンドであるか?」と言われると少々疑問だが、少なくともこのアルバム中では
エレキギターの音色はほぼ聴こえてこない。だが非常にポップ色が強くて、僕はかなり
気に入ってしまった。


ただ、気になったのはFukaseのボーカルにエフェクトをかけすぎじゃないか、と
思った。良い声なのだから素のボーカルでもいいような気もする。それかこのアルバム
に限ったコンセプトなのかもしれないが。


たしかにここまで優秀な楽曲を揃えられれば、売れて当然という気もする。
このCD不況の時代に初週で25万枚というのは、相当な売れ方だと思う(事実、B'zの
今度出るアルバム『EPIC DAY』がこのアルバムより売れるかは微妙なライン)


今後のセカオワの活動にも大いに期待してみたい。


 


評価:★★★★☆(ファンタジックな世界観と耳に残るメロディ、素晴らしい!) 


 




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