原子力は、我々にとって、本当に必要なものだろうか?
「原子力」は、「豊かな暮らし」という虚像を支える「経済」の弱点を覆い隠すためにしか使われていないのではないか?
今、国は、国の経済指標のために奔走し、国が倒産しないために、必死だ。ギリシャだけじゃない。アメリカもデフォルトの危機回避に必死だし、日本だって国民からの借金という錬金術で裕福に見せかけているだけだ。資本主義は、対抗する勢力がないために、その虚像をなんとか取り繕っているだけなのかも知れない。
今年日本で、平和利用している核施設が、自然災害によって崩壊したのだ。
これらの答えは、この映像にあるだろう;
人間は本当に自然をコントロールしているのか?
原子力は本当に自然と共生しているのか?
原子力は本当に環境に優しいのか?
原子力は本当に人々の生活を豊かにしたのか?
核開発がなかったら、暮らしは豊かになっていなかったのか?
ようは、国対国の「勝ち」-「負け」の世界じゃないのか。
☆暴力でよその国に負けないため
☆金儲けでよその国に負けないため
もう少し言い換えると、こうではないか?
(足の引っ張り合いじゃないのか・・・・・)
☆もっともっとたくさんの核兵器を保有するため
☆核の平和利用; 軍事技術を国の経済活動に利用して自国の優位さを保つため
上の2つを言い換えると、こうなるのではないか?
☆核の抑止力
☆核の平和利用
第二次世界大戦の後、核は徐々に姿を変え、「大量殺人兵器」のイメージは21世紀になってガラリと変わった。すなわち、「悪用しなければクリーンだ」という戯言で包まれて美化されるようになった。
この事実を、少なくとも被爆国日本国民は、決して忘れてはいけない。
元々、『原子力』は、人を一度に大量に殺戮するために開発されたものだということ。
決して忘れてはいけないことだ。
これは、「自然」というゲシュタルトを破壊する行為そのものだ。そう。たったこれだけで、自然という全体が、崩れてしまうのだ。
壊れた原子は、決して元に戻すことはできない。
『原子力』には、宇宙創生のときから秘められた恐ろしいエネルギーがつまっている。それを爆発的に取り出そうと、原子自体をぶっ壊すのが原子力だ。
6日は66回目の原爆の日
広島は6日、66回目の原爆の日を迎える。広島市中区の平和記念公園で午前8時から平和記念式典があり、松井一実市長は平和宣言で、核兵器廃絶の訴えに加え、福島第1原発事故で原発に対する国民の信頼が失われたと指摘し、政府にエネルギー政策の早急な見直しを求める。
【広島平和宣言】国民の「原発不信」指摘 エネ政策転換要求
被爆者の故森滝市郎・広島大名誉教授の言葉「核と人類は共存できない」を引用するが「脱原発を主張する人々がいる」との言及にとどめる。公募で選んだ2人の被爆体験談も盛り込む。式典には過去2番目に多い66カ国の代表が出席する。原爆投下国の米国の出席は2年連続となる。
被爆者健康手帳の所持者数は昨年比8155人減の21万9410人(3月末現在)、平均年齢は77.44歳になった。
5日夜、広島市の原爆ドーム前の元安川にメッセージを映す上映会があった。「命を守る」思いを再確認しようと「命」の文字を大きく映し出した。【樋口岳大、馬渕晶子】
Yahoo!ニュース(毎日新聞)より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110805-00000123-mai-soci
「便利だから」、「カネが儲かるから」、「使えるから」、「暮らしが豊かになるから」・・・そんな理由で自然を破壊するのは、人間の最も気をつけなければならない「わがまま」だ。
地球には、宇宙には、人間だけが住んでいるのではない。
この世界は、人間だけの所有物ではないのだ。
この世界は、人間だけの所有物ではないのだ。
地球には、宇宙には、人間だけが住んでいるのではない。
「便利だから」、「カネが儲かるから」、「使えるから」、「暮らしが豊かになるから」・・・そんな理由で自然を破壊するのは、人間の最も気をつけなければならない「わがまま」だ。
6日は66回目の原爆の日
広島は6日、66回目の原爆の日を迎える。広島市中区の平和記念公園で午前8時から平和記念式典があり、松井一実市長は平和宣言で、核兵器廃絶の訴えに加え、福島第1原発事故で原発に対する国民の信頼が失われたと指摘し、政府にエネルギー政策の早急な見直しを求める。
【広島平和宣言】国民の「原発不信」指摘 エネ政策転換要求
被爆者の故森滝市郎・広島大名誉教授の言葉「核と人類は共存できない」を引用するが「脱原発を主張する人々がいる」との言及にとどめる。公募で選んだ2人の被爆体験談も盛り込む。式典には過去2番目に多い66カ国の代表が出席する。原爆投下国の米国の出席は2年連続となる。
被爆者健康手帳の所持者数は昨年比8155人減の21万9410人(3月末現在)、平均年齢は77.44歳になった。
5日夜、広島市の原爆ドーム前の元安川にメッセージを映す上映会があった。「命を守る」思いを再確認しようと「命」の文字を大きく映し出した。【樋口岳大、馬渕晶子】
Yahoo!ニュース(毎日新聞)より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110805-00000123-mai-soci
『原子力』には、宇宙創生のときから秘められた恐ろしいエネルギーがつまっている。それを爆発的に取り出そうと、原子自体をぶっ壊すのが原子力だ。
壊れた原子は、決して元に戻すことはできない。
これは、「自然」というゲシュタルトを破壊する行為そのものだ。そう。たったこれだけで、自然という全体が、崩れてしまうのだ。
決して忘れてはいけないことだ。
元々、『原子力』は、人を一度に大量に殺戮するために開発されたものだということ。
この事実を、少なくとも被爆国日本国民は、決して忘れてはいけない。
第二次世界大戦の後、核は徐々に姿を変え、「大量殺人兵器」のイメージは21世紀になってガラリと変わった。すなわち、「悪用しなければクリーンだ」という戯言で包まれて美化されるようになった。
☆核の平和利用
☆核の抑止力
上の2つを言い換えると、こうなるのではないか?
☆核の平和利用; 軍事技術を国の経済活動に利用して自国の優位さを保つため
☆もっともっとたくさんの核兵器を保有するため
(足の引っ張り合いじゃないのか・・・・・)
もう少し言い換えると、こうではないか?
☆金儲けでよその国に負けないため
☆暴力でよその国に負けないため
ようは、国対国の「勝ち」-「負け」の世界じゃないのか。
核開発がなかったら、暮らしは豊かになっていなかったのか?
原子力は本当に人々の生活を豊かにしたのか?
原子力は本当に環境に優しいのか?
原子力は本当に自然と共生しているのか?
人間は本当に自然をコントロールしているのか?
これらの答えは、この映像にあるだろう;
今年日本で、平和利用している核施設が、自然災害によって崩壊したのだ。
今、国は、国の経済指標のために奔走し、国が倒産しないために、必死だ。ギリシャだけじゃない。アメリカもデフォルトの危機回避に必死だし、日本だって国民からの借金という錬金術で裕福に見せかけているだけだ。資本主義は、対抗する勢力がないために、その虚像をなんとか取り繕っているだけなのかも知れない。
「原子力」は、「豊かな暮らし」という虚像を支える「経済」の弱点を覆い隠すためにしか使われていないのではないか?
原子力は、我々にとって、本当に必要なものだろうか?
ここはとんでもない国だ。
検査中の原発、今夏の再稼働困難…安全・保安院
経済産業省原子力安全・保安院の森山善範・原子力災害対策監は23日の記者会見で、想定を上回る地震や津波に対する原子力発電所の安全性を調べるストレステスト(耐性検査)について、「テストの内容などから事業者の評価だけでも月単位でかかる」と語り、定期検査で停止中の原発の今夏の再稼働は難しいとの見方を示した。
保安院は22日、各電力事業者にストレステストの実施を指示すると同時に、九州電力玄海原発の耐震安全性評価のデータ入力ミスを受けて、他の事業者にも同様のミスのチェックを優先することを求めた。
Yahoo!ニュース(読売新聞)より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110723-00000673-yom-sci
想定を上回る地震や津波が襲って、そこにものすごい人的ミスが重なって、日本国土が放射能の大ダメージを受けたというのに、首都東京都だって今なお外部被爆・内部被爆を受け続けているというのに、北海道まで放射性物質が拡散しているというのに、、、
それなのに日本国民は、「一日も早く原子力発電所を再稼働しなければいけない」という大前提に立って日々の生活を送っている。
これまでの記事で書いてきたとおり、、、人の心理というのは、本当に恐ろしい。
そしてそういう国民が、官房長官や保安員の言うことを丸呑みし、「夏は暑いから、早く原発を稼働してくれ」と願う。
人間の怖さ。
おーっと。そうだった。
こういう”人間”が、原発を作り、自然の流れに負けて放射能をばらまいたのだった。
とにかく、冷静になりたい。
俺も、現代社会に生きる人間だ。。。その自覚も、もっていなければ。。。
何度も書くが、これは「未必の故意による傷害」(未遂?)に繋がるんだよ。
稲わらから放射能が検出される可能性、政府や自治体や専門家が考えられなかった筈がない!!
放射能汚染は、全国に広がってしまっている。
<セシウム汚染>稲わら、北海道と島根でも利用
北海道は22日、浜中町の「JA浜中町肉牛牧場」でも宮城県産の稲わらが53頭に与えられていたと発表した。道内での利用判明は初。道の検査で国の暫定許容値(1キロ当たり300ベクレル)を上回る1キロ当たり1886ベクレルの放射性セシウムが検出された。53頭中15頭が道内外に出荷され、同町のスーパーでは約330キロが販売されたという。
また、島根県も22日、JA雲南(同県雲南市)が運営する赤来(あかぎ)肥育センター(同県飯南町)が汚染された稲わらを牛に与え、13頭を出荷していたと発表した。稲わらは宮城県内で、島根県が検査した結果、6834~3349ベクレルのセシウムが検出された。同センターは13頭を5月13日から7月21日にかけて出荷している。【田中裕之】
Yahoo!ニュース(毎日新聞)より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110722-00000118-mai-soci
1.基準値を超えても急に死ぬことはないから、国民に気休めを言ってごまかそう
2.とりあえず基準値を引き上げよう。
3.新しい基準値内のものは全国に出荷しよう
4.規制対象外のものについては、放射能汚染されているかもしれなくても、義務はないから目をつぶろう
5.その他、できるだけ検査しないようにしよう。そうすれば放射能は見つからない
これが国民を騙し続けた「政府」と「自治体」の身勝手だ。
その結果、福島原発から700キロ離れた北海道で基準値を超える放射能が発見された。
これでは、諸外国は、北海道の産物も輸入できなくなるだろう。。。
国や自治体は、汚染されてない地域をどんどん汚染している。
防ごうと思えば防げることなんだよ!
たとえばウィルス汚染に対して、どういう対策を講じる?
放射能はすぐ症状が出ないから、放ったらかしにされてるんだよ!
わかって欲しい。
こうやって、日本全土の農業に影響が出てきてしまう。
それはね、国や自治体が、「国民に買わせよう」として、手練手管で国民を騙そうとしてるからさ。
その裏面の意図が国民に伝わって、国民は、漠然と放射能汚染に怯え続ける。
「風評」をもたらす諸悪の根源は、政府、自治体、そして専門家たちなのさ。
こう考えると、今の膠着した政策が放置されていることの原因に、自民党・民主党の「2大政党制」を受け入れた国民の判断ミスがあったように思う。
当分の間、我々は、とにかく自分で身を守ることに徹するべきだ。
国民は「放射能は大丈夫なんだ」と思いたい。だからこそ、政府は気休めを言ってはいけなかったのだ。
そしてその気休めを信じたい国民は、今もまた「稲わらだけだから、もう我々は安全だ」と安心したいだろう。
稲わら出荷制限せず、農水省「盲点だった」
福島県浅川町の畜産農家から、放射性セシウムを含む稲わらを与えた肉牛が出荷され、流通していたことが14日明らかになった。
東電福島第一原発の事故後、農林水産省は畜産農家に屋内保管の飼料などを使うよう指導してきたが、稲わらの出荷については制限しておらず、「盲点だった」と認識の甘さを認めた。購入した餌が汚染されていたという想定外の事態を受け、関係自治体は、牛肉の追跡調査を急いでいる。
同町の畜産農家の男性は14日夜、読売新聞の取材に対し、「こんなことになるとは夢にも思わなかった」と肩を落とした。稲わらは、原発事故後に仕入れたもので、同県南相馬市の汚染牛の問題を受けて不安になり、自ら県の調査を求めたという。男性は「ことの重大性を考えると忸怩(じくじ)たる思いでいっぱいだ。世の中を騒がせてしまって申し訳ない」と語った。
汚染された稲わらをこの農家に出荷したのは、同県白河市内の稲作農家7戸でつくる同業者組合「白河有機農業研究会」。代表の男性(60)によると、原発事故後の3月下旬、浅川町の畜産農家から「牛の餌がないので稲わらを譲ってほしい」と申し入れがあった。研究会で対応を協議したが、稲わらの扱いについて県や市の指導がなかったこともあり出荷を決めたという。
「稲作農家まで指導が行き届いていなかった可能性がある」。14日夜の記者会見で、農林水産省の大野高志・畜産振興課長は、指導に不備があったのでは、との質問にそう答えた。同省は原発事故後、各県を通じて畜産農家に対し、牛の餌となる牧草について、事故前に刈り取られたものや、屋内で保管されたものを与えるように指導した。しかし、稲わらの対策については手つかずだった。
Yahoo!ニュース(読売新聞)より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110715-00000163-yom-soci
業者は、出荷しないと経営が成り立たない。だから、放射能汚染しているかもしれないと思っても、「出荷してはいけない、とは言われてないから」という理由で出荷すりゃいいわけだ。
そしてもし出荷前に放射能測定してみると、放射能が検出される可能性がある。だから、検査せず出荷する方が良いわけだ。
(その点で、不安になって自ら件の調査を求めたこの農家の責任感は素晴らしい)
さて、こういう理由付けによって出荷された品物は、稲わらだけなのか?
・・・普通に考えると、「それは稲わらだけじゃないのでは?」・・・そう判断する方が妥当であり、またそれを想定する方が、消費者は身を守れるだろう。
しかし、政府や専門家による「気休め」の連発で、「政府や専門家が大丈夫と言ってるから」という理由付けを身につけた国民の心の中は、おそらくこうではないか?
☆意識の上では・・・
「もう何が安全かわからないね。何を食べても、放射能入りかも知れない。もうどうしようもないよ・・・」という諦めを口にして認知的不協和を解消しようとする。
☆意識の奥では・・・
官房長官の会見や専門家の誰かがテレビや新聞で「もう大丈夫!」と気休めを言うのを探し、認知的不協和を解消しようとする。
人間は、こうやって「私は合理的に考えている」と”思って”安心しようとする。これらは「合理化」と呼ばれる心の防衛機制だ。
そしてさらに自分の心の中を、よーく感じてみて欲しい。あなたの心は、こう思っていないか?
「あーあ。報道さえされなきゃ不安にならずに済んだのに。もう、波風立たないで欲しい」と。
もしあなたは「意識の奥で全くそう思ってなんかいない」と言うのなら、あなたはおそらく自分を偽っているだろう。
もしあなたが意識の奥でそう思う自分に、既に気付いているのなら、少なくとも自分と家族の身を守ることを考えているはずだ。
なぜならこれは「否認」と呼ばれる心の防衛機制だからだ。
人間の心は、弱い。
そして人間の心は、自分は弱いと思いたくない。
こういった防衛機制に気づいていれば、自分の心をコントロールできる可能性が高まる。
自分を守るために、化学的知識と同様に、いやそれ以上に、心理学的知識は必須だ。
人の心は弱い。
カウンセラー的視点で見たからか?彼の言動の裏には”何か”があるように思えた。
それで、私はこういう記事を書いた。
この奇行を精神分析的に解釈すると、彼は本当は震災復興の当事者になるのが怖かった。だから無意識的にスーパーマンごっこをして、自ら舞台を降りた・・・・そうとも考えられるか??
記事を読みたい方はここをクリック;
http://blog.goo.ne.jp/skyoko05/e/f68948976dd6d63457bef8fbd45f3be3
そして今、このような記事を目にするに至った。
松本龍前復興相「軽度の躁状態」主治医らが会見
九州大学病院(福岡市東区)は14日、記者会見を開き、11日から入院している松本龍前復興担当相の症状について「震災対策で心身が疲労し、『気分障害』が誘発されたとみられ、軽度の躁状態にある」と発表した。
久保千春病院長は「事務所などに報道機関からの問い合わせが相次いだため、病状を報告してほしいと家族から要望があった」と説明。主治医団リーダーの神庭重信教授(精神医学)は「松本氏や家族の話から、6月初めくらいから不眠、高揚感といった症状が出ていたとみられる」と述べた。
松本氏が東日本大震災の復興をめぐり、「知恵を出さないやつは助けない」などと発言したこととの関連については、「松本氏の言動のいくつかは、本意とは違うことを口走ってしまうという(気分障害の)精神状態と関連するとみられる」と述べた。
退院の時期については「検査結果をみながら検討する」とした。
松本氏は現在、気分安定薬を服用しながら、医師との面接による精神療法などを受けているという。
Yahoo!ニュース(産経新聞)より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110714-00000575-san-pol
この一見をとおして、ひとつのことがわかった。
震災復興を引き受ける立場の人たちにかかる重圧は、政治家レベルでも、想像をはるかに超えたものなのだ。
もちろん、引き受ける以上は、しっかりやってもらわなければ、困る。
我々は彼らに全てを託しているのだ。
我々国民は、ひとつの現象にとらわれることなく、こうやってさまざまな現象を総合的に判断していかなければならない。
これからの日本のあり方を考える時が、今なのだ。
だからこそ、今、大切な「目」を、見失ってはならない。
松本復興相が辞任…「言葉荒かったのは不適切」
松本復興相は5日朝、菅首相に首相官邸で会い、辞任する考えを伝えた。兼務の防災相も辞任する。
首相は慰留したが、最終的に了承した。
松本氏は、東日本大震災の被災地の視察で3日、岩手、宮城両県知事に会った際、「知恵を出さないやつは助けない」などと述べ、宮城県知事が不快感を表明するなど、被災地で反発が広がっていた。野党は国会で、菅首相の任命責任を含めて追及する方針だ。政府の復興の取り組みへの影響も予想され、首相に対する退陣圧力がさらに高まるのは必至だ。
松本氏は首相との会談後、内閣府で記者会見し、「被災者とは人一倍寄り添っているつもりだったが、言葉が足りなかったりして、被災者の心を痛めたことを本当におわび申しあげたい。言葉が足りなかったり、荒かったりしたのは不適切だった」と述べ、一連の発言を改めて謝罪した。
辞任の理由を問われると、「個人的な理由なので話せない」と述べた。
復興については「岩手でキックオフして、3日でノーサイドになった。相変わらず嫌いな与野党だが、心を合わせて復興に取り組みたい」と述べた。(以下略)
(下線は私による)
Yahoo!ニュース(読売新聞)より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110705-00000241-yom-pol
岩手でキックオフして、3日でノーサイドになった。。。 とんでもない。
いいか、震災復興は始まったばかりだ。
岩手でキックオフした直後に正義の味方スーパーマンのコスプレで登場し、ノーサイドを聞くまでもなく開始1分でシンビンを食らって自ら消えていった
のだろうが。
この奇行を精神分析的に解釈すると、彼は本当は震災復興の当事者になるのが怖かった。だから無意識的にスーパーマンごっこをして、自ら舞台を降りた・・・・そうとも考えられるか??
でも、これでまた国会で不毛な政治ゲームが始まり、議員たちが被災現場から目を背けられるようになった。
この罪が、最も重い!!
考えさせられる。。。 ふっと思ったことがある。
伊、原発再開を断念…国民投票「反対」9割超
【ウィーン=末続哲也】原発再開の是非を問うイタリアの国民投票は13日、2日目の投票が締め切られ、伊ANSA通信が伝える投票率は約57%で、国民投票は成立した。
出口調査によると反対票は9割を超すと見られ、再開反対派の圧勝が確実な見通しとなった。ベルルスコーニ首相は13日、投票終了を待たずに「イタリアはおそらく原発計画と決別し、再生可能なエネルギー分野の開発に取り組む必要があるだろう」と原発再開断念の意向を表明し、事実上の敗北宣言を行った。
福島第一原発の事故後、原発をめぐる国民投票が行われたのは初めて。欧州ではスイスとドイツ両政府が将来原発を廃止する方針を決めており、イタリアの原発拒否の立場が固まったことで欧州各国で反原発世論が勢いづく可能性もある。
Yahoo!ニュース(読売新聞)より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110613-00000790-yom-int
被災地日本で、大量の放射能漏れが国土をこれだけ侵しているこの国において、なぜ「脱原子力」の動きがほとんど起きないのだろう?
そのとき、ふと思った。
「アメリカ合衆国も、ロシア(旧ソヴィエト)も、脱原子力に動く気配など微塵もない・・」
そこには、何かあるのかも知れない。。。
3月末に私が書いていた記事を思い出して、読み返してみた。
危機管理のための心理学(その2) 『認知的不協和』・・・思わぬ現実を前に、包まれる合理化の誘惑
http://blog.goo.ne.jp/skyoko05/e/ffb9b1ba0d217828a63cee841201885b
(最悪の事態になってきた。どうしよう。。。)
上の2つの「大丈夫」と思うための理由が崩れ去った。
大きな認知の不協和を感じる。
人は、そこでまた、いずれかの認知を歪めて、逃れようとします。
「今回の地震・津波は、想定外だったのだ」
「まぁ基準値を超えているけれども、安全だと官房長官が断言しているから大丈夫なんだ」
さらに、「野菜・原乳」、「水道水」、「海水」など、気になる情報が舞い込んできます。
不安になります。
大丈夫だろうと思いたくなります。
大丈夫だという情報を無意識的に探し始めます。
記者発表で多用する「念のため」は、本当に我々を安心させてくれます(合理化の誘惑)。
気がついたら、「まぁ放射能って危険だと思っていたけど、それほど危険でもなかったんだな」って、思おうとしている自分がいたり。。。
人間って、そんなもん。
そんないい加減な、不完全な存在なんです。
世界で初めての(言い過ぎか)大放射能事故であったスリーマイル島事故が起きたアメリカ合衆国。
世界が震撼した、超大規模の原発事故が起きた旧ソビエト(ロシア、そして被災国ウクライナ)。
この2大大国にて、原子力廃止の動きがない!!
他国の原発事故を見てドイツ、オランダ、スイス、イタリアなどがこうやって脱原発に動く中で、現実に酷い事故に遭った直接の被災国たちが、いち早く脱原発を決めてもいいはずなのに、何も、一切動かない・・・
なぜ・・ だろうか?
もしかして、そこには、恐ろしい現実、地獄のまっただ中にいる人間の「いや、たいしたことないんだよ!」って思いたい心理が、働いているのかもしれない・・・
自分なりに、そう感じた。
もしそうだとすれば、一番の原因は、首相官邸が、経験したことのない大災害を目の前にして「弱気になってしまたこと」にあったのかも知れない。
枝野官房長官の強気や気安めの連発こそが、実は彼らの”弱腰”を証明していたのではないか?
(これはフロイトのいう”反動形成”の防衛機制に相当する)
そして今、震災被災地を置き去りにして東京で一生懸命政治ごっこに終始している政治家たちの”無意識”には、、、
「震災に、原発事故に、目を向けるのが怖い」
が、実はあるのかも知れない。。。
人間、弱い物だから・・・
だからさ、
だからここまでブログ記事書き続けてきたのさ!
これほど放射能を軽く扱う動物が東電に、政府に棲み着いていたなら、国民はどうしようもないだろう。。。
千度以上示す核物質、3月12日に検出していた
東電福島第一原発から約6キロ離れた福島県浪江町で3月12日朝、核燃料が1000度以上の高温になったことを示す放射性物質が検出されていたことが分かった。
経済産業省原子力安全・保安院が3日、発表した。検出された物質は「テルル132」で、大気中のちりに含まれていた。原発から約38キロ離れた同県川俣町では3月15日、雑草から1キロ・グラム当たり123万ベクレルと高濃度の放射性ヨウ素131も検出されていた。
事故発生から2か月以上たっての公表で、保安院の西山英彦審議官は「隠す意図はなかったが、国民に示すという発想がなかった。反省したい」と釈明した。
テルルの検出は、1号機から放射性物質を含む蒸気を放出する「ベント」の実施前だった。
Yahoo!ニュース(読売新聞)より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110603-00001065-yom-sci
こういう悲惨な状況の中で、枝野官房長官を通じて気安めをばらまいて住民を釘付けにし続けていた。
彼らの非情な行為がどれだけの被爆と、「被爆したかも知れない」恐怖を県民に植え付けたのか?
その罪は、何よりも重い。
だから、
これは、殺人未遂だ。
東京電力も、保安員(政府)も、原発を守るために福島県の住民を殺そうとした。
刑事罰に相当するだろう。
ということは、
原発は、国民に向け、一種の核兵器として機能したということでもあるだろう。
許されることではない。
人は、信頼で結ばれるから安心して生きていける。
それを踏みにじる行為を、私は許したくない。
ため息しか出ない。
枝野氏不快感「我々も対応に苦慮」注水継続問題
枝野官房長官は26日の記者会見で、東京電力福島第一原発1号機で海水注入が継続していたとの東電の発表について、「事実関係を正確に報告してもらわないと、我々も対応に苦慮するし、国民が疑問、不信に思う」と述べ、東電の対応に不快感を示した。
枝野氏によると、東電側から枝野氏に報告があったのは、東電が記者会見して注水継続を発表する直前の「午後3時前くらい」だった。枝野氏は「情報の共有や意思の疎通が図られないままに発表されていたことが原因だ」と述べ、経済産業省原子力安全・保安院などを通じて、誤った情報が公表された経緯について東電に説明を求める考えを示した。
Yahoo!ニュース(読売新聞)より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110526-00000755-yom-pol
「基準値を超えているが、直ちに影響はない。でも念のため」など・・・枝野官房長官の記者会見における気休めの連発が、結果として国民を大きく混乱させたことを、そして国民の政治不信を増長した重い責任を負っていることを、本人は全く気付いていないのだろうか?
今日、突然、娘が笑いながら言った。
「政府の言うことは信用できないから(^^)」
聞いたとたん、私は真っ青になった。
今の大人たちは、小学生に政治家を疑うことを要求するような時代を作りつつあるのか・・・!?
厳しく自戒したい。
どんどん出てくる”予測された”見込み違い・・・とすれば国民の被爆量は見込み違ってないのか?
福島第1原発 1号機と2号機の格納容器に穴の可能性
東京電力が24日公表した福島第1原発2、3号機で炉心溶融があったとする報告書の中で、1号機は原子炉圧力容器の外側にある格納容器に直径7センチ相当の穴、2号機では格納容器に直径10センチ相当の複数の穴が開いている可能性が初めて示された。東電は炉心溶融による2、3号機の圧力容器の損傷について「限定的」としているが、高濃度の汚染水がタービン建屋に漏れ出すなど、圧力容器やその外側の格納容器の健全性は元々疑問視されていた。東日本大震災から2カ月半。対応に問題はなかったのか。事故収束に向けた工程表の履行も危ぶまれる。【平野光芳、八田浩輔、久野華代】
細野豪志・首相補佐官は24日夕の会見で、「見込みの甘さがあった」と陳謝。「引き続き冷却し冷温停止を目指す。解析に時間がかかるのはやむを得なかった」と釈明した。
(途中略)
圧力容器底部の実測温度は2、3号機で100~170度、1号機で100~120度となっている。燃料が溶けて圧力容器の底にたまり少量の水でも冷却されているという皮肉な事態だが、大規模な放射性物質の放出はないと説明する。
経済産業省原子力安全・保安院は24日、「形状がどうあれ、燃料が圧力容器内にとどまって冷却されている。収束の工程表に大きく影響しない」としている。
しかし、小林圭二・元京都大原子炉実験所講師(原子核工学)は「工程表は圧力容器の破損を前提としていない。政府も東電も早期収束に躍起で、作業員にプレッシャーがかかる。被ばくして命を削るのと引き換えに早期収束させるのはもってのほかだ」と指摘する。
Yahoo!ニュース(毎日新聞)より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110525-00000007-maip-soci
みんな予想していたことだった。
細野首相補佐官の言うとおり見込みの甘さがあったというのなら、それは首相官邸だけ想定していなかったということだ。
もし知っていながら気休めばかり並べていたのなら、確信犯だ。
枝野は「万が一」や「念のため」の意味を、本当に知っているのか?
いずれにしてもこれは、
SEPPUKU あるいは HARAKIRI ものだ!
そしてこういった政府による未必の故意としての「見込みの甘さ」は、国民の被爆量や被爆限度(基準値)についてもあるだろう。
だから、この2ヵ月半の国民の被爆は、想像以上なのではないか。。。
せめて個人単位で、しっかり想定しておきたい。
念のため。
理由はひとつだ。
「班目氏はでたらめ」=首相に更迭求める-国民新・亀井氏
国民新党の亀井静香代表は23日、大阪市で講演し、福島第1原発1号機への海水注入をめぐり「再臨界の可能性はゼロではない」との見解を示した班目春樹原子力安全委員長の対応について、「でたらめ委員長が修羅場であんなことを言っている。日本の危機において(原発の安全対策の)責任者が、そういうことしか菅直人首相にアドバイスできない」と批判した。
亀井氏はこの後、首相に電話し「再臨界の可能性があるなんて言ったら国民が不安に感じる」として班目氏の更迭を要求。首相は「考えておく」と、明確な返答を避けたという。
亀井氏は講演で、首相の政権運営にも触れ「好きな人の力を借りるだけが政治力ではない。死に物狂いで頑張るなら、やり方を考えないといけない」と注文を付けた。
Yahoo!ニュース(時事通信)より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110523-00000147-jij-pol
結局は、心理ゲームだ。
過去ばかり振り返り、「言った、言わない」の子供じみた口げんかばかりしている。
これは震災へ対応するのではなく、震災を利用して心理ゲームを演じているということだ。
そしてこれは、問題解決から最も遠ざかる心理的プロセスだ。
さらに、震災前あれだけ国民の前で目立っていたあの人たちは、ひっそりと、目立たぬよう息を潜めている。
さて、どうして国の全てを背負う政治家たちは、FUKUSHIMA、岩手、宮城などの惨状を放ったらかしにして、こんな心理ゲームもどきで遊ぶのか?
理由は簡単だ。
1.どうしようもない現実、「今、ここにある危機」に目を向けたくないからだ。
2.ゲームをしていれば、「今、どうしたらいいか?」に目を向けなくても良いからだ。
そして国民は、放射能に慣れてしまった。。。
まるで生まれたときから放射性物質が身の回りに存在していたように、普通に生活しているように思えてならない。
まんまと政府の術中に嵌ってしまって、、、いや、自ら術中に嵌ろうとしていてようにも、思う。
みんな、自分の「今、感じているもの」から、無意識的に目を背けようとしていないか?
我々は、こういう逃げ腰の政治家たちが仕掛ける心理ゲームに巻き込まれないように、気をつけなければいけない。
そのために、常に状況と自分自身を冷静に見つめていなければならない。
チェルノブイリ事故と同レベルの危機なのだから。
私は福島から600km離れた札幌に住んでいるが、今、被爆を恐れている。
3月、福島原発の建屋が吹っ飛んでチェルノブイリの1/10量の放射性物質がばらまかれた。
4月、その行方が偏西風に乗って海へ行っただけでなく、飯舘村をはじめとした北部内陸へも舞い降りたことが判明した。
5月、それをSPEEDIを駆使した政府・東電が予見していたことが明らかとなった。
さて、原発の爆発事故から2ヵ月経過し、放射性物質は改めて拡散しつつあるだろう。
甘い基準の検査をすり抜けた農作物
検査自体をしていない農作物
こういったものは、トラック・フェリー・飛行機などで遥か遠い地方まで拡散される。
そしてどれがどういう状況の品物なのか、消費者には調べようがないし、たとえ10年後20年後ガンで死んだとしても、因果関係を証明する手段はない。
検査の結果出荷停止となったにもかかわらず心ない農家によってばらまかれた千葉県産のホウレンソウが良い例だ。
これは、100%人災だ。
いわば3次被害とでもいおうか。
そして被災地に住む人たちは、必然的に土地から、食物から、飲用水からと、何重にも被爆しているだろう。
さて、政府は何をやってきたか。
「基準値は超えたが、直ちに人体への影響はない。でも万が一のために、出荷は控えるように」
パニックを怖がった弱腰官邸からの気休めメッセージのみだった。
その結果、「影響ないのになぜ出荷しちゃいけないんだ?」という反発心と、「まぁ多少はいいだろう」という甘えが生じた。
だからこれこそが、政府の大失態であり、これによって国際的にもFUKUSHIMAだけでなく日本自体が「被爆国」というイメージを、自らが作り出したとも思える。
「雄弁は銀」より、「口は災いのもと」が、リスク管理の鉄則だ。
政府は厳格に基準を守り通すべきであった。
そして枝野は
「基準を超えたものは絶対に出荷させないから安心して欲しい」
とだけ言えばよかったのだ。
そして出荷できなかったものについては、(全額ではないが)政府が「ただちに補償する」ことを確約するべきだったのだ。
日本国憲法で定められた国民の生存権を守るために負担を分かち合うのが税金の使い道だ。
決して株主責任も頭にない東京電力を支えるためにあるのではない。
(こう言っている間にも、「やばい」と思った当時の株主は上手に売り抜けていくだろう)
東電や国から多額の金銭的援助をもらって原発容認(歓迎)した地元市町村民に対し、言ってやりたいことや怒りはとっても強い。
でも、今は我慢だ。
過ちは、だれにでもある。
同じ人間として、今は、そう思っている。
それより、日本中どこに住んでいても、被爆の恐怖がある。
これは事実だ!
そしてこれは大変なことなのだ!!
私が震災発生後の初めて見た枝野官房長官の記者会見のテレビ映像から感じた「違和感」が、まさかこれほどひどい官邸の「不手際隠し」となって今表れてくるとは、夢にも思わなかった。
しかし、あの違和感を感じたことが、私自身を救ってきたことは間違いないし、今、なるほどやっぱりそうだったのだ、という一種の安堵感を、下のような報道から覚えるのも、やはり人間として心的防衛の奥で”感じているもの”を大切にし、それを信じるという、私のカウンセラーとしての基本的なスタンスが、ある意味間違いではなかったことを私に確認させてくれる。
もう、たーくさん3月4月に隠していた不手際を、毎日小出しに出してきてるから、いちいち紹介しきれないけど、今日、昨日の記事を二つ紹介して、今の自分の「確信」を感じたい。
専門家が再測定 東京・葛飾区の放射線量は政府発表の5倍
4月19日、文部科学省によって、校舎・校庭を利用する際の放射線量の暫定目安「年間20ミリシーベルト」が定められた。これに対し、「日本医師会」は5月12日、「子供に対し、国の対応はより慎重であるべきだ」として、その数値の引き下げ、つまり基準をより厳しくするよう求める見解を発表した。
(途中略)
では、20ミリシーベルトと1ミリシーベルト。この2つの値には一体、どれくらいの違いがあるのだろうか。あくまで単純な計算だが、1日24時間屋外にいると仮定した場合、年間20ミリシーベルトは1時間あたりに換算すると、2.283マイクロシーベルトとなる。一方、年間1ミリシーベルトは1時間あたり0.114マイクロシーベルトとなる計算だ。
(途中略)
東京都内では新宿の数値が発表され、0.0632となっている(同)。0.114以下なので安心かと思いきや、実は発表されている数値にはとんでもない“誤差”があった。近畿大学原子力研究所講師・若林源一郎氏が話す。
「文科省が発表しているのは、各地の測定所から送られてくる数値を集めたもの。測定する場所に決まりはないので、測定器が公共施設や研究施設の屋上にとりつけられているところもあります」
(途中略)
若林氏は放射線や原子力教育の関係者を有志で募り、全国の放射線量モニタリングを行った。測定位置を地上から100cmに統一して計測したところ、ほとんどの地域で文科省のデータより高い測定値が出た。
5月10日に文科省が測定した東京(新宿区)の値0.0662に対し、若林氏らのチームが測定した値は0.124と約2倍。さらに同じ東京都内でも葛飾区では0.359という5倍にも相当する値が出た。
先に計算した年間1ミリシーベルト=1時間0.114マイクロシーベルトを基準と考えた場合、原発から200km以上離れた都内でも、葛飾区や新宿区、文京区、渋谷区では子供にとって警戒が必要な数値となってしまう。他にも関東地区では千葉県柏市や茨城県水戸市、ひたちなか市、つくば市などが0.114を超えている。
Yahoo!ニュース(女性セブン)より
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110520-00000018-pseven-pol
専門家は、政府に徹底抗議するわけでもなく、国民に訴えるわけでもなく、女性セブンにこういう記事を提供して得意になり、論文を書いて食う。
震災翌日の原子炉海水注入 首相の一言で1時間中断
東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発1号機に関し、3月12日に東電は原子炉への海水注入を開始したにもかかわらず菅直人首相が「聞いていない」と激怒したとの情報が入り、約1時間中断したことが20日、政界関係者らの話で分かった。
最近になって1号機は12日午前には全炉心溶融(メルトダウン)していたとみられているが、首相の一言が被害を拡大させたとの見方が出ている。
政府発表では3月12日午後6時、炉心冷却に向け真水に代え海水を注入するとの「首相指示」が出た。だが、政府筋によると原子力安全委員会の班目春樹委員長が首相に海水注入で再臨界が起きる可能性を指摘、いったん指示を見送った。
ところが、東電は現場の判断で同7時4分に海水注入を始めた。これを聞いた首相が激怒したとの情報が入った。東電側は首相の意向を受けてから判断すべきだとして、同7時25分に海水注入を停止した。その後海水注入でも再臨界の問題がないことが分かった。同8時20分に再臨界を防ぐホウ酸を混ぜたうえでの注水が再開されたという。
自民党の安倍晋三元首相は20日付のメールマガジンで「『海水注入の指示』は全くのでっち上げ」と指摘。「首相は間違った判断と嘘について国民に謝罪し直ちに辞任すべき」と断じた。これに対し、枝野幸男官房長官は20日夜「安倍氏の発言が偽メール事件にならなければいいが」と牽制(けんせい)。首相周辺も「激怒はしていない。安全を確認しただけだ」と強調した。
Yahoo!ニュース(産経新聞)より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110521-00000502-san-pol
政治家は、国民不在の巨大ビル内でいつもの政治ゲームをしているだけだ。
「政府は何もしない。自分の身は、自分で守れ!」
アメリカから約30年遅れの「小さな政府」政策を推し進めた小泉改革。
これが国をぶっ壊しつつあるとも、見方によっては思えてきたりする。
あの当時、「大きすぎて潰せないところはない!」竹中平蔵金融庁長官のひと言で震え上がった金融業界。
しかしそれは逆に「大きすぎて潰せないところを作れ!」だったことが、数年後判明する。
みずほは、また再編する。
東京電力は、1兆円の赤字決算でも、国民の税金があるから倒産の危険もない。
電力の自由化も、これで回避され、電力料金の一方的値上げという可能性だけが残った。
いや、そうではない。日本国土にまき散らされた「チェルノブイリの1/10量」の放射性物質も、残ったまま「政治ゲームのアイテム」として放置されている。
結局、金銭的・身体的・精神的に大きな代償を払うのは、一般国民だ。
このブログで訴えたいことはひとつ。
自分の身は、自分で守るしかないのだ。
そのために、自分を磨くこと。
サバイバル術としての心理学も、必要な世の中だ。
とても残念だが、想定内だ。
<放射性物質>農産物、3割の市町村未検査 定点観測を優先
福島第1原発の事故を受け厚生労働省が農産物などの放射性物質の検査を求めている11都県の自治体のうち、約3割にあたる146市区町村が5月中旬までに検査を一度も実施していないことが分かった。
(途中略)
厚労省は4月4日、放射性物質の降下量が多かった福島、茨城、栃木、群馬と、隣接の宮城、山形、新潟、長野、埼玉、千葉、東京の各都県に検査計画の策定を要請。放射性物質が付着しやすいホウレンソウなどの葉物野菜や原乳を重点品目に指定し、原則週1回検査するよう求めた。
各都県が同省に報告した3月19日~5月13日の検査を毎日新聞が集計したところ、生産農家がなかったり出荷が始まっていない地域などを除く436自治体中、146市区町村(33%)で未実施だった。
(途中略)
厚労省監視安全課は「検査をしていないと、生産農家が安全と考えても、消費者が心配で食べない可能性がある。流通している農産物はすべて安全だと信頼してもらえるよう、偏りのない検査をお願いしたい」と話している。
Yahoo!ニュース(毎日新聞)より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110520-00000065-mai-soci
私は、被災地の野菜を食べたくないのではない。
北海道は、道内産の農作物が豊富だから、無理にリスクのある他県産を選ぶのでなく、いつもどおり道産を中心に買っている。
北海道に住んでいると、必然的にそうなる。
そして枝野幸男の好きな「万が一にも」を、私も実践している。私は偉い。
それとは別に、この報道を見て、とりあえずこれまであまり食べてこなくてよかった、正直に、そう思う。
枝野幸男の気休めに踊らされず冷静に対処していて正解だった。
厚労省監視安全課の言うとおり、検査しない作物が流通しているのでは、心配で食べなくなる可能性が高い。
そして、最も真面目に検査を実施している福島県をはじめとした各自治体だけが損をする図式だとすれば、検査未実施の周辺自治体は、必死で検査実施している福島県・宮城県等を見殺しにしていることになる。
「がんばろう日本」に密かに背を向けた冷たい自治体だ、と言われないよう、早期の実施をしなきゃ、日本中が泣く。
チェルノブイリの1/10という莫大な放射能が吹き飛んだ未曾有の大事故なのだ。