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徒然 さやか日記

クレッシェンド・音楽の架け橋


上映館内には、離れた席に年配のご夫妻だけが いらした。
数日前、この映画のことを知り、このコロナ禍に神戸まで映画を観に行った。
どうしても、観たくなった…たいそうな表現だけれど、そう…神に導かれ 惹きつけられたように出かけた。
そして、、、
ひと言で言うなら、映画の感想は…
「魂の籠った音楽は、言葉に出来ない素晴らしさ。音霊の深さ、心、祈り…
そう、これが、音楽!…だよね😌」
…帰途、ずっと そう自分に話しかけていた
そして、やっぱり、バレンボイムが好き。
いっそう好きになってしまった
昨年6月に大阪フェスティバルホールで聴いた彼の心からの演奏を思い出した。
彼の、実話に基づく映画。
感動、感慨深い、心が、痛い。





先日から読み出していた本、
「ユダヤ人とクラシック音楽」とも重なる内容。
感慨深い などと、本当は、軽々しく言葉になど出来ない,してはいけないのかもしれない。
平和ボケしている日本に暮らす私が、どうこう言えるものでは全くない。
互いに、心の中に溜まった複雑な思い、哀しみ、憎しみ…全てを吐き出させた先に生まれ来る 相互の理解、歩みより、心の触れ合い、融和、共聴共鳴の喜び、平和…
酷い,辛い過去を背負いながらの命をかけての巨匠バレンボイムの寛容さ,若者に託す大切な彼の思い,願い、使命感が、映画の中の指導者 マエストロ に重なり、 涙が溢れた。

もう30年近く前になるウィーン在住時代に出会った様々なお友達…ユダヤ系ポーランド人やナチス系ドイツ人、またユーゴ内戦から逃れてきたボツニアヘルツェゴビナのお友達一家、イランやルーマニアからの難民…様々な方々と交流を持てたことは、今となっては宝物の思い出。

日々を、誠実に、心も言葉も飾らない素直な自分で、私らしく、出逢えた人達の心を大切に、互いに人生を高め合える繋がりを、素直に、正直に、これからも、貴重な時を一緒に積み重ねて、生きていきたい。

映画…気になられる方は、機会があれば是非ご覧になられたら良いかも知れません。

最近、お友達に教えて頂いた本
「菊と刀」…これから読む予定。
自分の反省も踏まえて「日本人」について、長所短所を、学べそうな気がする
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