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邦題がアホすぎ「マネー・ショート」

2016-03-19 15:19:11 |  映画好き
原題は THE BIG SHORT

リーマン・ショックを予期して儲けた人たちの実話に基づいた話で、題材としてもすごく面白い。
でも、エンタメとしての盛り上がりに欠けるのは、仕事や家を失った人が何百万人も出たことへの配慮なのか(?)
そのあたりが惜しいなぁ。
味のある俳優が何人も出演しているのでなおさら...。

この映画、金融や証券の知識があればあるほど面白いんでしょうね。
僕の場合は一応「空売り」とか米国のサブプライムローン破綻の要因は理解していたので、そこそこ理解は
できたけど、全く知らないとストーリー展開が早いだけに厳しいかもしれない。

ところでこの映画、邦題付けた人は映画を観なくて付けたのか、金融取引の知識が無さ過ぎるのか...。
邦題の「マネー・ショート」はひどいでしょ。
「お金が不足してる」ニュアンスになってしまってるじゃん。
原題「THE BIG SHORT」のショートはこの作品の核心でもある「空売り」を意味する用語。
邦題のダサい副題「華麗なる大逆転」をせめて「華麗なる空売り」とでもしていればまだマシなんだけど。
いや、「空売り」が一般用語でないのは分かる。
だったら、原題そのまま「ビッグ・ショート」でいいじゃないか。



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世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)
東江一紀
文藝春秋


リーマン・ショック 5年目の真実
日本経済新聞社
日本経済新聞出版社


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