マーサの昔話

デジカメでの景色や花、動物などの写真
海外体験談、今日の一品、糖分控えめ?なおやつ等‥‥‥

香港 ランドマークのルイ・ヴィトンで 

2009年04月26日 | China
 先週の続きです。

 ペニンシュラ・ホテルにも、ヴィトン・ブティックはありますが、いつもランドマークに
足が向く。 ランドマーク・ルイヴィトンのハウスマヌカンは「ようこそ!」とドアを開けて
私を迎えてくれたのです。 「何処のお店から?」「大阪です。」と二人が話しているのを
並んでいたお客さん達は見て、「なんだ!」と納得していたようです。
 私が着ていたものは、ヴィトンの制服だったのです。 当時、世界中のヴィトンのお店の
制服は同じものでしたので、服を見て、ヴィトンの販売員と解ったのです。

 

 制服は年に4回、ギラロッシュ(勿論 made in France )のデザインのものがパリから
送られてきまして、支給されるのです。 いつもは、エレガントな感じのワンピ-スが多い
のですが、この時、着て行ったのは、ブルーのブレザーに開襟シャツとプリーツスカートが
ベージュ色のもので、夏にルイ・ヴィトンカップ(ヨットレース)がある為、海をイメージ
した制服だったのです。 それぞれ上衣2枚の左胸のポケットには、ルイ・ヴィトンの
ロゴマークが刺繍されていました。


 
 でも、この制服、仲間内では随分と不評だった制服で、スポーツ大会の入場行進の時に
着る服みたいだとか、00電気の制服みたいとか・・・それでも、あえて着て行ったのは
並ぶのを避ける為、親睦を深める為、日本人が多いので応援販売をする為?

 こちらの店員は、殆どが片言の日本語しか話せないから、当然、私にお客様が集まって
くる訳でありまして、でも、販売はこちらの方が、ずっと容易いものでした。
 日本と比べて少し安いですから、あまり悩まず、すぐ買って行きます。 私は日本での
ポジションが、ハードでしたので、これがまた、説明ばかりが多い場所でしたね。 
 新人の人は、品が動き易い、ソフト中心でした。 ハードは一日に数本売れればいい方です。
 ハードは、価格が高いので、3本売れたら、平均して90万越します。 最高、600万
近く売った事がありますけど、私の場合、最初から商品を買ってもらおうとアプローチした
ことは、殆どないですね。



 いつもの様に、私が立っている場所に、お客様が来られますと先ず、お客様の暇度?を
直感して世間話をする。 殆どこのパターンです。 話好きな私ですから、お客様を見て
いろんな話題をもちだして「この店員、おもしろいなあ。」って思って頂くだけなんです。
 これで、リピーターが増えていき、キャバレーじゃないけれども、私を指名して下さる
お客様が増えて行った訳です。 一度、北新地のクラブのママに「うちの店に来ない?
あなたならすぐパトロンがつくわよ。」って、スカウトされましたが、丁重にお断りさせて
頂きました。

 私は、子供の頃から、気に食わないお手伝いさんが来るといじめて、何人も泣かせて
辞めさせた性悪お嬢で、小さいときから、ちやほやされて、育っているので、人を褒めたり
おべんちゃらなんて言葉の使い方も知らないのに、所詮無理な話なのです。 
 ヴィトンの販売員だって、引き抜かれてきた様なものです。
 こんなストレスの溜まる仕事ないですよ。 魅力はギ・ラロッシュの制服が着られるのと
2年に1回パリ本店で研修があり、少し安くバッグが買えるということかな。

 大手の商社に事務員として勤めていた頃、年に2回、株主招待セールがあったのです。
 その応援販売に行った時、ヴィトンの新店ができるので、ぜひ、来て欲しいとスカウト
されたのがきっかけです。 ちょうど、個人的に悩んでいる時期とうまく? 波長が合った
様な感じでした。 好奇心旺盛な性格も多分にあったとは思いますが・・・

 何か、中国の旅の話が、ルイ・ヴィトンの話に変わってしまいましたね。(笑)

 元に戻ります。

 結果、2時間程、販売させて頂きまして、友人から、頼まれていたミニサックと
私の家族のおみやげ2点を買って、早番で終わられた2人と食事へ行く事になりました。
 とてもおいしい飲茶をごちになりました。「ヴィトンの経費だから、遠慮しないでね」
って、私が気を使わないように、配慮して下さった。 ペニンシュラ・ホテルの部屋を
見たいと言うので、一緒に部屋へ戻り、素晴らしい夜景を見ながら、しばし雑談と写真撮影。
 その写真を送る為、住所の交換をして、午後9時ごろ帰られました。久々に、中国の垢を
落として(キタナ~イ)優雅な気分で休む事ができまして、明日、中国へ戻るのを止めて
このまま、香港で2,3泊して、空路、日本へ帰ろうかな、なんてバカな考えを、、、
荷物を広州のホテルに預けたままなのだ。 Oh my God !  次回へ









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