自然にみちた水辺づくりプロジェクト

自然にみちた水辺保全の活動を記録するブログ

多目的ダムの弊害

2019-10-20 20:25:11 | 日記
 貯水ダムの新設時には場所が決まって建設準備が始まると、川の水利権者である農業団体や、飲料用水など取水権者の周辺自治体等との総貯水量の水利権割合を定め取水量に上限を設けて渇水時などに備えます。

 台風19号の様に異常な降雨量が予想される時にはダム管理者の国交省などが予め少しづつ放水を行いますが、水利権などが予め決定されているため、ダム管理者である国交省などの自主裁量範囲内放水可能水量はダム総貯水量の3割前後だと言われます。 

 今回の様な事態でも、予め水利権者間で放水量の調整などは行われずその様な場も無いそうで対象地域大半のダムはダム管理者自主裁量範囲内の貯水量3割前後の放水で緊急事態を迎えたと思われますが、これでは気候変動により今後も予想される降水量の増大には対応出来そうも無く、ダムの役割自体にも発想の転換が必要な時期に来てますね。 

2019年度 第1回イタセンネット総会

2019-10-05 14:00:22 | 淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク
 毎年度2回開催されるイタセンネットの総会、1回目の総会です。

 議題審議の後でイタセンネットメンバーの上月さんの「城北ワンドにおける環境DNA分析を用いた魚類相調査」と題する記念講演が有り、採水中残留DNAから城北ワンドの魚類相を推測するという興味深い手法ですが、今回は採水サンプリングが1回だけなんでデータの蓄積が進めばより精度が上がって来ると感じました。




綾会長ご挨拶。

配布資料とメンバーからのお土産。

上月さんの「城北ワンドにおける環境DNA分析を用いた魚類相調査」。

イタセンネット10月定例会

2019-10-05 09:00:33 | 淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク
 少し涼しく成って2が月ぶりの参加。

 今回は環境省近畿地方環境事務所に事務局が有る「城北ワンドイタセンパラ協議会」から環境省職員3名と、最近数多く報告されてるイタセンパラ密漁対策に協力して頂いてる大阪府警旭警察署から担当官が視察の来られてます。

 イタセンパラの方は一昨年の個体数多数確認以来順調に推移してる様で、いよいよイタセンパラ復活宣言も近い様に思いますが如何でしょう。

 密猟監視に付いては、ピンクに染まった婚姻色のイタセンパラが元気に泳いでる城北ワンドを中心に、今暫く関係各部署によって厳重警戒が続くそうです。




何時ものメンバーで自己紹介。

地引網の準備。

地引網を張ってます。

城北ワンドイタセンパラ協議会環境省職員と大阪府警旭警察署担当官の皆さん。

雌雄のイタセンパラ。

ちびっこ解説員。

大阪府警旭警察署の覆面パトカー。