一年ぶりに「BYQ・水質保全研究助成成果報告会」に来てます。
流域圏人口1718万人の飲料水を賄う琵琶湖・淀川水系の水質については、見た目だけで言えばほぼ1950年代の状態まで回復、流域の環境整備なども進みあと少しで都心近くでも泳げる河川が復活しそうですが、1950年代当時と大きく違うのが「残留医薬品」や「環境ホルモン」などPPCPs(日用品由来化学物質)に由来する水質の変化についてはまだまだ手つかずで、ごく微量で変化しやすい化学物質の挙動把握・分析と成ると、そもそも検出された化学物質が「人」由来の物質かの判定も難しく、その環境への影響はとなると、まだまだデータが不足している様で不確かな面は否めません。
平成21年度「水質保全研究助成」よりこの報告会も6回目、成果報告する研究者も手探りで何か自信無さげで頼りなかった初期の頃と違い、研究手法もより具体化、研究テーマもより明確で、成果報告会たる内容に成って来てます。
私は、午前中の有機物や病原性微生物に付いての研究成果発表はパス、午後からの化学性有害汚染物質の研究成果発表から参加しますが、基本的に研究者が研究者に対する成果発表会で、専門用語と化学式が続くのには閉口気味なんですが。
研究者と関係部署担当公務員が大半です。
当日の資料。発表のプレゼンが閉じられてるので、後日も資料として利用できます。
最後に主催者講評。