小出裕章さんにお話をきく。-7「京都大学原子炉実験所の問題 。」
Listening:<風知草>小泉純一郎の「原発ゼロ」=山田孝男- 毎日jp(毎日新聞)
>脱原発、行って納得、見て確信−−。今月中旬、脱原発のドイツと原発推進のフィンランドを視察した小泉純一郎元首相(71)の感想はそれに尽きる。
三菱重工業、東芝、日立製作所の原発担当幹部とゼネコン幹部、計5人が同行した。道中、ある社の幹部が小泉にささやいた。「あなたは影響力がある。考えを変えて我々の味方になってくれませんか」
小泉が答えた。
「オレの今までの人生経験から言うとね、重要な問題ってのは、10人いて3人が賛成すれば、2人は反対で、後の5人は『どっちでもいい』というようなケースが多いんだよ」
「いま、オレが現役に戻って、態度未定の国会議員を説得するとしてね、『原発は必要』という線でまとめる自信はない。今回いろいろ見て、『原発ゼロ』という方向なら説得できると思ったな。ますますその自信が深まったよ」
3・11以来、折に触れて脱原発を発信してきた自民党の元首相と、原発護持を求める産業界主流の、さりげなく見えて真剣な探り合いの一幕だった。
呉越同舟の旅の伏線は4月、経団連企業トップと小泉が参加したシンポジウムにあった。経営者が口々に原発維持を求めた後、小泉が「ダメだ」と一喝、一座がシュンとなった。
>−−今すぐゼロは暴論という声が優勢ですが。
「逆だよ、逆。今ゼロという方針を打ち出さないと将来ゼロにするのは難しいんだよ。野党はみんな原発ゼロに賛成だ。総理が決断すりゃできる。あとは知恵者が知恵を出す」
まあ、政界引退した小泉が言ってもね・・・と思いますが、自民党内部からもこういう声が出てきてもおかしくないのではないでしょうか。
今すぐ「原発ゼロ」は暴論でもなんでもなく、原発はすでに必要ないし、今「原発ゼロ」という方針を決めるのが重要なのは同感ですね。
どっちにしても原発も推進は無理。
撤退するしかないわけで、「いつ撤退するか」という問題でしかないわけです。
なら、今でしょと。
(Podcast)ぽぽんぷぐにゃんラジオ 2013年8月22日(木)