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二度あることは三度あっても、イスラエル政局の混迷つづく   ネタニヤフの「リクード」は第1党に返り咲いたが、連立しても過半数に届かず

2020-03-08 13:45:28 | 初心者のブログ作成
◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆◇◆☆◇◇◆☆◇◆◇☆◆◇◆☆◇◆◇☆◇◆◇  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「宮崎正弘の国際情勢解題」  令和弐年(2020)3月9日(月曜日)          通巻6393号 <前日発行> 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 二度あることは三度あっても、イスラエル政局の混迷つづく   ネタニヤフの「リクード」は第1党に返り咲いたが、連立しても過半数に届かず ****************************************
 なにしろユダヤ人の民主主義原理とは「全員一致ならやめちまえ」である。  少数政党の乱立、単独過半の政党は存在せず、その上にアラブ政党があり、ロシアからの移民政党があり、宗教原理主義政党がある(国会=クネセトの定員は120名)。
 2019年の四月と九月の二回行われた総選挙でも、少数党が意地をはったため、連立がもたつき、ああだこうだと大論戦に連立工作もお互いの意見が突っ張り合って収拾がつかず、「そんなら、もう一回選挙やろか」となった。
 3月2日に国会議員選挙が実施され、五日までに選管がまとめた結果は、リクードが第1党に返り咲いたものの議席数は37(過半数は61)、第二党はガンツ元参謀総長率いる中道派の「青と白」が32議席。  「二度あることは三度ある」となったが、「三度目の正直」は実現しない。
 おりからのコロナウィルス災禍で、イスラエルはユダヤ人の多いNYが非常事態宣言を出したため、米国からの入国制限に踏み切った。 これを国難と捉えての大連立構想が言われているが、ネタニヤフも、ガンツも応じる気配がない。それぞれが、独自に連立工作を進めている。しかし昨秋と同様に混迷、政局は暗礁に乗り上げている。
 ガンツはいうには、裁判を控えているネタニヤフが党首にいすわる限り、連立には応じないとし、元国防相のリーベルマン率いる「イスラエル我が家」(7議席)も、ユダヤ原理主義者に対して認められている特権(免税、兵役免除)などの身勝手な制度を廃止せよと唱えているため、交渉が進まない。
 嘗ての与党「労働党」の残党が組織する「メレツ」は7議席、アラブ系の政党が15議席を獲得しているため、アラブ国家に対して意見が異なるリクードのとの連立はあり得ず、パズルはうまく嵌らない。 やはり今回も「この道はいつか来た道」になりそう。  
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