剛柔流空手道志道館

日本剛柔流空手道連盟横山会、
志道館館長の日々感じた事を
記して行きます。

8月7日 形

2011年08月07日 11時53分53秒 | 日記
先日ユーチューブで面白い動画を見ました。

女性が空手の形を演武しているのですが、(外国人)何とも奇妙な動きをするのです。

形は基本の撃砕第一なんですが、上半身をくねくね動かすので、???に成りました。

何でこうなるの?形は代々受け継がれて行くものなのですが、

何処でどうしてこうなったのか?不思議で成りません。(蛇の様な動き)

形は基本的に戦の中で、兵士を鍛える為に考案されたものだと聞いています。

ですから、形の一部を取った時に、相手にその技を使えるようにしなければいけないのですが、

このくねくね動いていると、相手にくねくねしている間にやられてしまいます。

ここまで力を出すのに時間が掛かっては、意味が無い様に思われます。

力を出す準備は、瞬時にやらなければいけません。

形の技は形通りやって使うのが表の技、裏はその応用編と言う事に成ります。

「突きは突きだけに有らづ、受けは受けだけに有らづ」と言う言葉も有ります。

一つ理解できる事は、基本の形なので、大げさにやっているのだろう、と言う事です。

初心者は動作を大げさにやらないと力が出せない人もいます。

上級者に成るにしたがい、動作は小さくして大きな力を出します。

100歩譲っても、この演武は頂けないな~~。と思いました。