マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

ARM9に手をだそうか

2009-03-16 21:28:23 | ARM9
AT91SAM7シリーズもSAM7S256, SAM7SE256, SAM7X256, そしてSAM7A3と使ってきたので、かねてより次はARM9とかLPC23xxあたりを使ってみたいと思っていました。LPC23xxについてはインターフェース5月号の付録(LPC2388)でもいいと思うので、ちょっとARM9を触ってみようかと思います。

安価なボードはOLIMEXからも出ていますが、わたしはまたまたPropoxからAT91SAM9260を搭載したMMnet1002を買ってみました。実は1月に入手してあったのですが、そのまま封も切らずに放置状態だったので、あえて日記に書き始めることで自分を奮い立たせようかと。。。このボード、上記のページでは129 USDとか書いてあるのですが、Shopの方を覗くと90 USD/67 EUROくらいになっています。この半年ほどの間に為替が大きく動いている影響で、両ページの記述が一致しなくなっているんじゃないかと想像します。OLIMEXのSAM9-L9260が140EUROくらいですから半値です。

ただし、実際にはこれにTAXと送料がかかります。税率は22%のようです。ほんとは、EU域外に輸出する場合には税金かからないはずなのですが、そのためには送料の高いDHLを使う必要があると言われるので、1枚買うだけなら22%のTAXを払った方が安くついてしまいます。



MCUであるAT91SAM9260は、電池ホルダの下に配置されています。電池の下側にあるのは64MBのDRAM, そして電池の左上から顔をだしているのはPHYであるDM9161Aです。電源はDC8V~DC35Vが必要です。



裏側には1GBのNANDフラッシュが載っています。その右側はオプションでSPIデータ・フラッシュを載せるパターンです。NANDフラッシュにはあらかじめLinuxが書き込まれており、電源をつなげばLinuxが立ち上がるはず。Linux関連ソースとバイナリは全て付属のCDに入っているのですが、説明文書は一切ありません。ただ、ファイルが書き込まれているだけ。マニュアルはWebからダウンロードできますが、ハードの説明が中心で、コンソールつなぐ際のボーレート説明すらありません。Propoxではフォーラムとか運営してないのでユーザ同士での情報交換もできないし、ソフトのバージョンアップとかもやってくれなさそうです。まぁ、サポート体制が無いに等しいのはPropoxの他の製品でも同じでいつものことです。これまでの経験から言うと、そもそも在庫状況や出荷時期もよくわからないし、メールで問い合わせても返事がこなかったりするのですが、待ってさえいればちゃんと注文した品物が届くことだけは確かなようです。

回路図とソースコードは揃っているので、丁寧な説明なんかなくても、自分でこれらを読んで理解できれば、ちゃんと使えるハズです。趣味ですから、少しずつ不明なところを解明していく過程も楽しんでいくことにしましょう。

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