マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

次のジャケットの構想

2010-04-26 23:36:22 | W-SIM
昨年はAT91SAMよりもLPC2388の方に力が入った1年となってしまいました。その影響もあり結局W-SIMジャケットは1種類しか作りませんでしたが、今年もそろそろ次なるW-SIMジャケットの構想(妄想?)を練ろうかと思います。

これまでCODECチップを使ったり/使わなかったりとか、USB電話機を使ったり、普通の電話機をつなげたりとか、SIPとのGWを作ってみたりとか毎回趣向を変えてきましたが、そろそろ新基軸を打ち出そうにも思いつかないので、ここはいたってベーシックにいってみようかと思います。取り組みたいものには2種類ありまして...

その1
電話機ジャケットの作り直し。AT91SAM7A3を使って電話機ジャケットを作りましたが、こいつを見直してより実用的なものにしたい。ポイントは
  • もう少し小さくする。
  • MCUをAT91SAM7S256に変更する。死蔵していたMMsam7を活用する。
の2点です。SAM7A3では実験的にはMCIを使ってSDカードつなげたりしたのですが、32KBというRAMサイズの制限もあり電話機能と共存して使えませんでした。そこで今回はSDカードは削ってその分も小型化。できる限り部品数も低減した簡単なハードにする方向で。でも、結局はSLICボードの大きさがネックになりそうではあります。

その2
原点に戻って、キーパッドを使った端末を作る。こちらも少しは小型化したいんですが。。ハードも簡単化することにして、今度はCODECチップを使わずにすまそうと思います。つまりMCUでA/D変換とD/A変換をやろうかと。近頃のCortex-M3ではA/D, D/A共に12ビットできるようです。これなら通話品質としては充分に使えると思われます。

どちらも小型化のためには、プリント基板作るのが一番効果的なのですが、やはりとりあえずはユニバーサル基板で試作してみないと。。MCUについては、ほんとはSAM3Sを使いたいのですが、なかなか出てきません。その1の方もSAM3Sを使った方がいいのですが、とりあえずは死蔵在庫の消費に努めるためにSAM7Sで作り始めてみようかと思います。そして、SAM3Sが出たら、再度組み換えようかと。

その2については、とりあえずはSAM3Uを使っての勉強と、実験から始めてみようかと思います。SAM3Uには12ビットADはありますが、DAはありません。じつは、STM32を使えば全ての要件を満たせるのですが、ATMEL好きのわたしとしては、できればSAM3でいきたい!!

なんにも新しい機能が無いのも寂しいので、USBモデム機能くらは盛り込んでみようと思います。自分はNS001Uを持っているので、コイツのふりをしてVendor IDやProduct IDを返してやれば、Windowsにインストール済みのドライバやモデム infファイルをそのまま利用してデータ通信ができるはずです。


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2 コメント

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PCB (Yoshipon)
2010-04-27 15:37:09
はじめまして。実は一年前からずっと訪問していた、Yoshiponと言いますm(_ _)m

新ジャケットですが、基板を作成して一気に小型化するのはどうでしょうか!?
EagleやP板.comを利用すれば比較的簡単につくれると思いますよ!!
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Re: PCB (sirius506)
2010-04-27 18:38:17
Yoshiponさん、

コメントありがとうございます。回路図はEagleで描いているので、かねてより基板は作りたいとは思っているのですが、なかなか踏み切れずにいます。なにより、ライブラリ作るだけの根気がありません。今年こそは、挑戦したいのでSAM3Sが出たら基板作ってみようかな。
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