マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

SIP TA用 親基板

2008-11-03 23:02:27 | VoIP
実物を見て、SLIC評価ボードの子基板は素直にAT91SAM7X256とインタフェースできそうだという感触を強くしたので、SIP端末はアナログ電話を収容するTAとして実現することに決めました。そこで、さっそくこの連休を利用して、早速TA用の親基板を用意しました。いつもの秋月基板がサイズ的にもちょうどよろしいようです。

SLIC基板上には、4つの連結フレームがあるので、これを受けるピンフレームを配置してあります。連結フレームは秋月のものよりも、ずいぶんと足が長くなっています。実際に子基板を載せてみたかったのですが、評価ボードの親基板にかなりガッシリとピンが刺さっており、なかなか抜けてくれません。あまり力を入れると基板が割れるんじゃないかと心配になったので、しばらくは評価ボードは評価ボードとして使っていくことにします。PC上での動作確認がひととおりできたら、思い切って子基板を載せ換えようと思います。



とりあえず電源、JTAG, USBコネクタだけを配線してあります。SLICとして使用している Si3215M自体は 3.3V単一電源で動作するのですが、電話回線との間のハイブリット回路で5Vも使用するようになっていますので、5Vのスイッチングレギュレータを使うことにします。MMnetSAM7Xは3.3V単一電源ですが、基板上にはレギュレータは載っていませんので、2.1φDCジャックの裏側に 3.3V 500mAレギュレータを載せてあります。

現時点での心づもりとしては、この親基板にSLIC子基板を載せただけのハード構成で、SIP TAとしての基本機能を提供するつもりです。その後でLCDを付加するつもりでいます。このTAと電話機を並べて使うことにすれば、電話機側にナンバーディスプレイ機能なんかなくても、LCDで発信者番号確認できます。実験用電話機は安物で済みますし、SIP TA側ではナンバーディスプレイ機能をサポートするために必要な手順やFSK信号生成のソフト開発をはしょることができます。

無事にJTAGでの書き込みと、USB CDCの動作確認まではできたので、MMnetSAM7X単独で使う準備が整いました。しばらくはこの状態でSIP関連のコードの開発を進めていこうかと思います。

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