マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

AT91SAM7A3

2009-01-04 19:17:53 | Weblog
せっかくの休みなので、次のW-SIMジャケットの配線を始めています。ある程度、動作が確認できた時点から実際の記事を書き始めたいと思います。

さて、今度のジャケットではTDMインタフェースに使うSSCがふたつ欲しいという理由からMCUとしてAT91SAM7A3を選択しました。これまで、AT91SAM7S256, AT91SAM7SE256, AT91SAM7X256と使ってきましたので、SAM7シリーズもこれで4種類目ということになります。このAT91SAM7A3ですが、他のSAM7シリーズとちょっと毛色が違っていておもしろいデバイスです。

  1. ペリフェラルの数が多い
    他のデバイスと比べてみるとこんな感じ。もちろん、ピンへの機能割り当ての都合上、全部が同時に使えるわけではありませんが、用途によっては便利そうです。
    DeviceADCUSARTSSCSPITIMERMCI
    AT91SAM7S25682113N/A
    AT91SAM7SE25682113N/A
    AT91SAM7X25682123N/A
    AT91SAM7A31632291

  2. SAM7シリーズで、唯一MCIが使える
    上図にも示したようにMCI(Multimedia Card Interface)を持っており、MMCやSDCをつなぐのに使える。SPIを使ってSDカードをつなぐ場合に比べて、高速アクセスが期待できます。

  3. バッテリーバックアップできるレジスタがある
    バックアップ用電源端子とシャットダウン制御機能があり、バックアップ状態を用意できる。

SAM7A1とSAM7A2にはEBI(外部バスインタフェース)があったのに、SAM7A3には無いというのもちょっと不思議な点です。

SDカードインタフェースは、近頃のLPC2000なんかではサポートしているデバイスも多いのですが、SAM7ではSAM7A3だけですので、是非とも実験してみたい気もします。ChaNさんの動画とかアクセス速度の計測結果を見てしまうと、自分もSDカードモードを使ってみたくなりますし。 というか、値段も安いしLPC23xxも使ってみたくなります。それにしても、ChaNさんの配線は芸術的ですよねぇ。

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