マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

逆さま

2011-08-15 12:33:33 | Weblog
これで例年どおりなのでしょうが、暑い日が続きます。すっかりやる気をなくしているのは、暑さばかりが原因ではありません。WCA-009ができあがってくるのにあわせてFusion PCBに基板を出していたのですが、これが大失敗。



ものはまだ製作途中のBlueSAMです。まずは本体ボード↑。大きなミスは、AIC3254の部分。32ピンのQFNなのですが、中央部分がサーマル・パッドになっていることをすっかり忘れていました。このままハンダ付けするとショートしそうです。絶縁のためにカプトンテープを貼って、その上に載せることで問題回避を試みようと考え中。他にも、SAM3SのVCCが3.3Vにつながっていないという大バカもやらかしてしまいましたし、電池のコネクタも逆さまでした。この調子だと、まだこれからも問題個所が見つかりそうです。

そしてもう一枚。こちらはLCDと方向スイッチを実装するための基板です↓。



部品実装時の完成イメージはこちら↓。



スイッチの方は問題なさそうなのですが、LCDで致命的なミスをおかしてしましました。コネクタ部分を基板裏側に廻して、ハンダ付けすることにしたのですが、コネクタの上下を間違えてしまいました。そのため、ピン番号が逆順になってしまったのです。ほとんどの端子のパターンをカットして、ジャンパしなければ使えません。これでかなりショックを受けたわけですが、さらに追い打ちをかけるミスがもうひとつ。このLCD基板は、「LCDとスイッチの組み合わせでBlueSAMに限らず他の工作にも流用できるから、かなり便利だ!」という目論見があったわけです。もちろん本体ボードとLCD基板をつなぐヘッダ/ソケットの位置はちゃんと重なりあっているわけですが、LCD基板をユニバーサル基板と重ねてみて、気が付きました。2つの接続用ヘッダの間隔が175milになっていて、ユニバーサル基板と穴位置があいません。ガーン。かなり意気消沈しています。

いずれも極めて初歩的なミスで、ちょと確認するだけで防げたミスなのに、手抜きが災いしています。Fusion PCBが余りにも安いので、「最初はバグ出しのための試作でもいいや。」という甘えがあり、面倒な確認作業をサボる自分への言い訳にしていたので、こういう結果が出るのもある程度予想はしていました。それでも、あまりにもバカなミスとなって跳ね返ってきたので、かなりメゲ。

今回もパターンは自動ルータまかせで、進歩なし。もう少しちゃんとPCBの作り方勉強しなきゃいけません。トラ技の10月号と11月号がEagleによる基板設計と表面実装関連ということなので、これらの記事をいますぐに読みたいです!!