マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

HFユニットでできそうなこと

2010-12-22 12:43:57 | Weblog
W-SIMのBluetoothジャケットでは、WT32をHFPのAG (Audio Gateway)側として使用していましたが、これをHF Unitとして設定した場合には、どうなるかを試してみました。WT32の設定を変更してリセットするだけです。

わたしのDoCoMoの端末側で登録をすると、こんな出力が。。



端末の状態を通知する一連のメッセージが出力されます。
  • battchgは電池の充電状況を示しています。電池の残りを知ることができます。
  • signalは電波強度に相当します。
  • callとかcallsetupは呼の状態を示すものですね。
  • NETWORKは説明するまでもなく、事業者名です。
ふつうのBluetooth対応ヘッドセットでは、充分な情報表示能力が無いために、これらの情報は全く利用されていないわけですが、ちょっとしたLCDを使えば電池残量アイコン表示とアンテナ表示が簡単に用意できることがわかります。

続いて呼を入れてみると。。



CALLERIDで発信者番号はわかりますが、電話帳からの名前情報は渡ってこないようです。AT+CSCSであらかじめ文字コードを指定しておく必要があるかとも想像しましたが、そのコマンドはサポートしていないようです。どうやらわたしの端末(N-02A)がこの機能をサポートしていないようです。また、端末から時刻情報をもらうコマンドAT+CCLKもサポートしていないようです。

発信者番号から発信者名を調べる方法としては、上記のようにiWRAPのCALLERID情報(実際には端末からのCLIPメッセージ)以外にも、電話帳にアクセスする方法が考えられます。端末によってはOPPを使って電話帳を転送することもできるので、あらかじめ転送しておいた電話帳から検索するわけです。また、近頃のスマートフォンはPBAPをサポートしているものが多くなっているようですので、これを使って検索することも可能なようです。残念ながら、わたしの端末ではどちらもサポートしていないので名前検索は断念せざるを得ませんけど。

今後の参考のために端末がサポートしているプロファイルくらいは整理されていないかと探したところ、サスガはドコモ、このページを見つけました。iWRAPはPBAPをサポートしていますので、これを使うことで発信履歴や着信履歴も参照することもできそうです。サポートするスマホに機種変更するとか、やはりPBAPをサポートするiPhoneに乗り換えるとかすれば、実験して遊べるのですが。。。W-SIMも維持している我が身としては、金欠状態なので当分は携帯にこれ以上費用かけられません。