マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

なんとか新基板で動作

2010-12-04 11:35:18 | Weblog
PCB自作2枚目となるBluetooth対応W-SIM基板へのコード移植作業を進めてきましたが、これまでにユニバーサル基板上で組んだ機能をひととおり動かすことができました。そこで、昨夜はET2010後にあった飲み会にこのボードを持参、なんとかデモすることができました。わたしはET2010には出展も見学もしていないので、その期間の時間も使って移植をしてたりしたのですが。。



Bluetoothヘッドセットは、先日購入したソニエリのMW600です。先月、新色のホワイトが発売になったのをきっかけに購入しました。今回は、こいつとペアリングしてデモ。これまで使っていたDR-BT140とちょっと動きが違っているところがあるために、まだ時たまおかしな動きをすることがあるようです。機能的にも、MW600の方が豊富なのですが、それらの機能を生かすことができていないというか、できなかったりします。この問題については、後日記事を書きたいと思います。

リポ電池は基板の下部に配置することを想定したので、多少大きくなってもいいだろうということで、2000mAhと容量の大きなものを購入しました。



使用するマイコンが実験ボードのLPC2388からLPC2387に変わったこともあり、使用するGPIOの割り当てを変更しています。それに伴い、LCD基板上のLCDコントローラとNANDフラッシュへのアクセス部分を変更する必要が生じたのですが、その部分のつまらないバグをとるのに随分と時間を費やしてしまいました。

画面に表示するアイコンはこれまではLPCの512KBの内蔵フラッシュ領域に書き込んでいました。しかし、Bluetoothの状態表示アイコンを追加したり、電話用のダイアルパッドのボタンもビットマップデータとして用意したため、画面表示に使用するビットマップデータだけでも100KBほどになってしまいました。LPCのフラッシュを消費するのももったいないので、この機会にLCD基板上のNANDフラッシュへビットマップデータを追い出しました。空いたマイコン側フラッシュには、これまで抜いてあったAACのデコーダを入れ戻し、AAC(M4A)の曲データの再生も可能となっています。

なんとか新基板で動作するところまでは漕ぎつけたので、電池とともにケースに収納したいところです。適当なケースが見つかるといいのですが。。。そもそも、使用するケースを想定して基板設計をしなけばいけないとは頭ではわかってはいますし、MTM06でもYukiさんの作品とお話しを聞いて、それを再認識させられました。しかし、細かい事前準備をしっかりとするということができないズボラな性格のわたしは、どうもそういう作業ができません。用意したケースにぴったりと入るよう作品に仕上げるためには、いま一度(あるいは2度くらい?)基板を作りなおす必要がありそうです。これは、来年の課題かな。