紫苑の部屋      

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蜻蛉の季節感

2014-10-01 09:28:46 | ことば歳時記
秋分の次候、蟄虫坏戸(虫が土中に掘った穴をふさぐ)

そういえば、虫の声、聞こえなくなっていました。
と思ったら、
朝雨戸を開けると、(古い雨戸は大きな音を立てるのですが)

赤とんぼがベランダの手すりに止まっていました。
じっとして動かない、
尾の赤色がなかったら、本当に蜻蛉 …
あるかなしかの身、
移ろう 儚い とするのは人間の思い入れ
とんぼはそれとは無縁に見えます

すると 日陰の手すりに朝の陽があたり始める、
外気のわずかの変化に反応して去っていきました。


金木犀もベランダの下で、小さな花をたくさんつけ、
芳香な匂いで自己主張をしていました。



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