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癒さぬ傷口が 栄光への入口

ファイト!関ジャニ!無限大!エイト!

2024-02-02 | エイト。


本日2月2日。

『関ジャニ∞』は、明日、正確には明後日2月4日の11:59でその名前と別れを告げ、新しい名前になります。

私はアルバム「関ジャニズム」からぬるっと入ったファンなのですが、彼らのことはデビュー前、名前がつく前からローカル深夜番組で見かけるジャニーズだけど近所の兄ちゃんたちみたいな感じで認識はしていました。
確か、昔は関西ジャニーズJr.を総称して「関ジャニ」って呼んでましたよね。今は関ジュと呼ばれていますが。
だから流して見てた深夜番組で「グループ名は関ジャニ8です!」と発表しているのを見て「おいwwグループ名で関ジャニってwww雑につけんなやwww」と思ったものでした。

名前には魂が宿る。
関ジャニ∞(エイト)は、20年以上の彼らの生きざまを纏ってとても大きくて力強くてあたたかいものになった。
やむなく去った人。
自らの意思で旅立った人たち。
彼らを送り出してからもずっと下ろさずに守り続けた大きな看板だ。

会社名でも団体名でもバンド名でも、世の中で「改名」というのはそれほど珍しいことではない。老舗の大企業が時代に合わせてちょっとカッコいい名前に変えるなんていうのはむしろよくあることだ。
デビュー20周年という節目。
彼らが自分たちの意思で、望んでその屋号を架け替えようとしたなら寂しくてもつらくは無かったと思う。

ただ、彼らの改名は彼らが望んだことではなかった、そうせざるを得ない状況に追い込まれたから──だからこれほどまでにつらいし寂しいし悲しいし腹立たしい。

先日、関西ローカル番組「おかべろ」の生放送2時間スペシャルの半分のコーナーに、5人が「関ジャニ∞」として最後の出演をし、ここで改名についての彼らの声が聴くことが出来た。

関西テレビ=カンテレにずっとお世話になってきた関ジャニ∞。
そもそも「エイト」はカンテレの8chの「8」から取ったものだ。
「おかべろ」のプロデューサーは「ジャニ勉」のPだというから、これは「20周年」の節目と「関ジャニ∞」という名前と別れを告げる彼らに対する餞としてのオファーだったのかなと素直に受け取りたい。
実際は、担当部署は違うだろうがカンテレも”ジャニーズ問題”の時に彼らを攻撃する側に立っていたことを思うと、「改名前最後!」とか「改名直前!」なんて煽り文句で宣伝していることを苦々しく思わなくもないけど。
そんな中で出来るだけのことをしてくれようとしたのだなと思う。
通常は見逃し配信をしていない番組なのに、これだけはTVerで見逃し配信を流してくれた。カンテレが見られない全国のeighterにも見られるようにと頑張ってくれたのだろう。
組織の中で身動きが取りづらかろうが現場には彼らの力になろうとしてくれる人たちは少なくないと思う。それは彼らが20年、誠実に仕事をしてきたことの証左でもある。

9月のジャニーズ事務所の会見。
この時に、「ジャニーズ」という名前は捨てる、「ジャニー」の痕跡を消していくという旨のことが話されていた。
それを見て、これは自分たちも改名せざるを得ないのでは、と感じた村上信五がまず横山裕と話してその方向性を確認し、年下組3人に伝えたのだという。
関ジャニの「ジャニ」はジャニーズの「ジャニ」だから。

ジャニー喜多川は法ではなにひとつ裁かれていない。
被害を受けたという証言者がわれもわれもと複数出てきて、
古参のファンが過去の資料をもとに証言の矛盾を指摘しても無視され、
現役タレントや所謂辞めジャニ、辞めジュと言われる人たちが「自分たちは被害に遭っていないし実際に被害に遭ったという話も聞いたことがない」と言っても信用に値しないと斬り捨てられ、
ゴシップ動画で、週刊誌で、(文春持ち込み企画の)BBC番組で、TVの”報道番組”で、ワイドショーで、ついには政治家まで出て来てそれらの反証はことごとく無いものにされ
”信憑性の担保されていない証言”だけでまるで
『刑事告訴された被告が有罪判決を受けた』ような扱いをされた。
告発されている当人であるジャニー喜多川も、その姉であるメリーも故人である。
ジャニー本人が「身に覚えがない」と全面否定することは出来ず、過去の名誉棄損で争った民事裁判の時のことを一番よく知っているであろうメリーもいない。「事実無根である」と主張することすら出来なかったのがあの時のジャニーズ事務所だ。
4年も前に亡くなった創始者一人の犯行だとされているのに「知らない」と言えば組織的隠蔽だと決めつけられ、何の罪もない現役タレントがCMやレギュラー番組を降板させられたり、店頭掲出ポスターのタレントの顔にこれ見よがしに別の張り紙をするような嫌がらせレベルのことをされたりした。再発防止って何なんですか。もう死んでるから再発出来るわけないでしょ。

あんな異常なことになっていたのに、芸能人も法律家も政治家も新聞も雑誌もスポンサー企業も、ほとんど誰も味方になっておかしいと言ってくれる人はおらず、一方的に叩かれ続けた。(消極的ではあるけど叩きに加担しないとか契約を続けてくれるスポンサーは少ないけどあった。その人たちのことは覚えているし感謝してる)

直接”ジャニーさん”と接することが出来た世代のタレントたちはみんな、彼のことをお父ちゃんやおじいちゃんのように親しみ深く敬愛していた。彼らがテレビなどで話してきただけでも”ジャニーさん”のエピソードは数え切れないほどあって、それぞれ違うエピソードであっても『ジャニーさん』像がイメージできる話ばかりだ。
関ジャニ∞もまたたくさんのエピソードを話してくれたし、亡くなった後も事あるごとに名前を出して感謝や「先代(ジャニーさん)の名前を背負っているのだから恥ずかしいことは出来ない」などとも語っている。
彼らの「恩師」の名を冠した名前は、彼らにとって”誇らしいもの”だったのだ。

それが、まるで、
「忌み言葉」「穢れ」であるかのように扱われるようになってしまった。

誰かに命令されたわけでも強要されたわけでもない、ただ、そうしなければ許さないという「空気」を感じてしまった。
実際、なんとなく変えないとケシカラン、みたいな空気になっていた。
「空気」。
そう、「空気」だ。
「リーガルハイ」の中で古美門弁護士が「イジメの正体は『空気』だ」と看破したスピーチがあった。
ヒステリックで理不尽な「空気」。それによって、関ジャニ∞は20年以上背負って育ててきた大事な名前を捨てざるを得なくなったのだ。

「空気」を作るように扇動した者たちはいる。しかし実際の「空気」を作ったのは、目新しいスキャンダルに飛びついて話のネタにしたいだけだとか自己満足の正義を満たしたいだけで本質はどうでも良い、週刊誌に書いてあったりテレビで言っていることはちゃんと調査検証された正しい情報だと信じている、無責任で無邪気な一般の人たちだ。
どうせみんな、自分で深く調べるなんて面倒なことをするほど興味はないし、ジャニーズが無くなったところで痛くも痒くもない、ただ娯楽でわーわー言いたいだけ。
ジャニーズ事務所が名前を捨て、タレントマネジメント部分を別会社に切り離して補償のための会社になってそれが終われば廃業する。「ジャニーズWEST」は早々に「WEST.」と改名した。関ジャニ∞は数ヶ月かかったが2/4に新しい名前を発表する。
「空気」を作った人達は本当はそんなことはどうでも良かったから、多分数年の間には「そういえば関ジャニってなんで改名したんだっけ?」と言い出す人がゾロゾロ出てくるはずだ。「なにも改名までしなくて良かったのにね、関ジャニでよかったのに」という人はもっと出てくるだろう。

なんで、彼らは何も悪いことしてないのに。
こんな無責任な「空気」を読んで、
20年以上大事に育ててきた、ファンにも愛されてきた「名前」を、
メンバーとファンだけが皮膚を剥がされるような痛みに泣きながら手放さなければいけないのだ。

その決断をした時に、安田章大は泣いたと言ってくれた。
芸能界の親と言って敬愛していた、もう名前を呼ぶことすらタブーになってしまったあの人がつけてくれた名前。その名前も、それを授けてくれた人のことも、これほど愛していたのだと再確認できたという。それがせつない。
二転三転どころか五転六転、やっぱり改名はやめよう、叩かれても覚悟を持って「関ジャニ∞」であり続けようとしたこともあったという。変えても変えなくても関連している企業やスタッフなどに迷惑をかけることになるが、最終的にはやはり「空気」に無暗に反抗することでまた世間から”反省していない”なんて阿呆な難癖をつけられることは目に見えていて、それは先に名前を捨てた事務所にも迷惑をかけることになってしまうという判断もあったかもしれない。
良くも悪くもアイドル業とは「一般の世間」を相手にした商売だ。その世間が作り出した「空気」を無視することは、悲しいかな彼らには出来なかったのだろうと思う。

新しい名前は、eighterからもアイディアを募って”ファンが望んでいる方向性”を確認しつつ5人で”LINEが鳴りっぱなし”のような状態で話し合いが重ねられて決められたという。
横山裕が「これええやん」とチョイスし、大倉忠義が真っ先に「ええんちゃう?」と同意したという名前。
思えば、5人になった時の47都道府県ツアーの名前(Update)の時も、アルバムタイトル(8BEAT)の時も、最初のアイディアを出したのは横山裕だった。
「おかべろ」の中で横山は「もう早く(新しい名前を)言いたい」と言った。
当たり前だが彼らは我々のいつも何歩か先を歩いて、「今は悲しい寂しいと立ち止まっていていいよ、僕らはそこで待ってるから」ということを示してくれる。

大丈夫だ。
これほどの想いを詰め込んだ「新しい名前」。
愛せないわけがない。
これからまた、大きくて暖かくて誇らしい名前に育てていこう。
「関ジャニ∞」は明日、その役目を終える。
それは、ある意味で永遠になるということだ。
「関ジャニ∞」は、5人のまま、解散することなく、一番大事な宝箱にしまわれていく。

大倉忠義は、「第二章盛り上がっていきましょうか」と言った。
安田章大は、2月3日は節分、2月4日が立春という日付に意味をみつけていた。
丸山隆平は、幼体が蛹となり、この度羽化すると表現した。
村上信五は、ただひとこと「関ジャニ∞でした。」と記した。
横山裕は、関ジャニ∞は皆んなと俺達の中でずっとおるしな、と残した。

ライブの最後にみんなで手を繋いで叫んだ名前。
そして俺たちが、
最高で!
最強の!!
関ジャニ!!!!
エイトーーーーーーーーーーーーー!!!!!


いつも選んだ道を力づくで「正解」にしてきた人たち。
これからもきっとそう。
だからきっと大丈夫、これから何も変わらない。

無責任ヒーロー jam with 東京スカパラダイスオーケストラ

ファイト!関ジャニ!無限大!エイト!
のコールで始まるこのバージョン。バンドで「無責任ヒーロー」をやる時にはこちらのバージョンが定番になっている。
同じくライブ定番の「勝手に仕上がれ」は
K・A・N・JA・NIEIGHT!のコールで始まる。
「関ジャニ∞ On The Stage」のようにタイトルにも歌詞にも「関ジャニ∞」が登場する楽曲もある。
歌詞やコールに「関ジャニ∞」が含まれる曲がけっこうあっていつまでたっても自己アピール激しいグループだなwwって思ってた。
それはきっと封印されるわけではなく、何かの言葉に言い換えられて歌われるのだろうとは思う。
慣れるのには時間かかるかもしれないけど。

「アンスロポス」通常盤のC/W曲「軌跡とキセキ」の最後には、こんなコールが入っている。

軌跡とキセキ

E・I・G・H・T・無限大・エイト!
E・I・G・H・T・無限大・エイト!

エイトは無限だ!





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