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癒さぬ傷口が 栄光への入口

【TYM】TOUR2024/25~Sparkleの惑星X[2024/11/7広島]

2024-12-03 | Flash Back~music

約1ヶ月経過してしまってツアーもどんどん進行してるのに今更って感じだけど、行ったライブの記録なのでマイペースで上げます。
そして直後には多分覚えていたようなこともだいぶ忘れてますがまあ許してくれ!
そもそもそんなにMCもたっぷり喋ったわけじゃないから!!


病から復活を果たした吉井和哉。
ボーカリストの命ともいうべき声帯を蝕んだ敵を倒しての復活とはいえ、春の東京ドームではまだ少し手探りな様子が垣間見えていた。
大事な喉のこと、焦らずにしっかりと治してほしいと思うファンの気持ちはどこ吹く風というか、それ以降の吉井和哉はソロで、あるいはTHE YELLOWMONKEYで、フェスなどに出演しまくっていた夏。それは”リハビリ”の最終段階のようにも見えた。

そして始まった全国ツアー。
久しぶりのホールツアー。とにかく期間が長い。期間が長いから本数もそれなりに多い。(30公演)
そして期間が長いこともあってか、全体を3ブロックにわけてそれぞれにコンセプトを追加している。
10月15日に初日を迎えたこのツアーは年をまたいで4月30日のNHKホールでファイナルを迎えるまで半年間続く。
30公演あるとはいえ、その大半はキャパ2000前後のホール。だからチケット争奪戦は熾烈だった。
私も大阪城ホール/武道館というアリーナは当選したもののあとはど平日の名古屋がBLOCK2と3それぞれ1公演、あとは相方が一般で当てたこの11/7の広島。
(しかし12/28の武道館というのはツアーの一本ではない特別な日であって、多分BLIEVER.全員が行きたかったはずこの日が取れたのは奇跡だったとは思う)

病み上がりなのにこんな本数こんな期間のツアー組んで本当に大丈夫なのか?という懸念がないわけがないのだが、やると言って本当にやるのだからあとは受け取るしかこちらが出来ることはないわけで。本人と、本人を私らなんかよりずっときちんと近くで見ている家族やメンバーや診察している医師の判断を信用してとにかく楽しもう。だってあっちは楽しんでもらいたくてやってる筈だからね。


発表当初は、なんか各公演セトリ違うみたいな意味不明なことを言っていた気がするのだが、どうやらブロックごとのセトリに落ち着いたのではないかと思う。少なくともここまではセトリ変更はないらしい。
ツアー開始前に、BLOCK1限定グッズとして、新たにTシャツがグッズ入りしていた。
バーガンディに前面は胸のワンポイント。「1944→1994」の文字。
THE YELLOWMONKEYの3rdアルバム「juguar hard pain(1944-1994)」。今年はリリース30年だ。
このコンセプトアルバムは、1944年に死んだはずの主人公「ジャガー」が50年の時を超え別れた恋人マリーを探すというストーリー。つまり、ジャガーが死んでから今年80年ということ。
これがBLOCK1(2024年末まで)の限定グッズということは、BLOCK1のコンセプトにこれが反映されるのではとオールドファンは予想していたと思う。


この日の座席は2階席5列目。
とはいっても通常規模のホールなので、2階といってももちろん全然近い。
イエローモンキーでホールは再集結の2016年ツアーのロームシアター京都以来だったのだが考えてみたらよくあれ取れたなと思う。今回の取れなさを鑑みるに、あれが取れたのは奇跡だったのかもしれない。
さすがに表情までは見ることは出来ないけど、大まかな衣装の感じはわかるし、花道に出てきてくれたらそこそこの近さ。ツアーのうち1度くらいはちょっと近いところで見たい欲はもちろんあるけど、たとえ最上階の最後列でもそこそこ見えるのがホールのよさだよね…。
ちな、ヒーセの赤い靴がとにかく印象強くてw

心配されたロビンの声の状態。
出だしは何の心配もないような声だったのだが序盤のある曲あたりからちょくちょく声が掠れて高音が苦しそうだったりオクターブ下で歌ったりする場面が目立ってまだまだリハビリ完了とはいかないか…と思いながら聴いていた。
が、本編が終了してアンコールに出てきたらがんがん声が出ていて素晴らしかったなという感想。
「四死球連発してヒットもいっぱい打たれて毎回ピンチなんだけど100球超えたあたりから球に決め球がずばずば決まりだして三振の山を築き気づいたら完封勝利した投手」みたいだなと思った(伝われ)。


さてそろそろネタバレ込み、記憶のメモを残していきます。
年末まで多分同じセトリ(マイナーチェンジはあるかもだけど)でいくと思われるので、年内参戦予定でネタバレ回避中の方はここで引き返して下さい。












よろしいか?セトリとか、書きますよ。




THE YELLOW MONKEY TOUR24/25~Sparkleの惑星X
 @広島文化学園HBGホール 11/7



1.考える煙(SE)
2.SHINE ON
3.罠
4.ホテルニュートリノ
5.薔薇娼婦麗奈
6.FINE FINE FINE

=ギターソロ(EMMA)
7.Exhaust
8.A HENな飴玉
9.ROCK STAR
10.遥かな世界
11.赤裸々GO!GO!GO!

12.街の灯
13.ソナタの暗闇
14.ラプソディ
15.復活の日

=アンコール=
16.Kozu
17.バラ色の日々
18.悲しきASIAN BOY
サポートメンバー
Key:鶴谷崇


今回のツアータイトル「Sparkleの惑星X」でもわかる通り、これは「SparkleX」のアルバムツアーではあると思うけど、アルバム全曲がセトリ入りしているわけではない。(透明Passenger、ドライフルーツ、Beaverの3曲はセトリ落ち)
(ただBLOCK2~3で入ってくることはあると思う)
前述したようにこのBLOCK1は「juger hard pain」を強く意識したものになるだろうことは匂わされていたが、正直ここまでとは思わなかった。
FINE FINE FINE、
A HENな飴玉、
ROCK STAR、
薔薇娼婦麗奈、
街の灯、
悲しきASIAN BOY、
赤裸々GO!GO!GO!、
遥かな世界。
12曲の収録曲のうち8曲がセトリ入り。
むしろ、この2枚のアルバム以外の曲は「バラ色の日々」だけだった(!)

それぞれのアルバムにライブ一本分の力がある、名曲揃い、だからここまで極端な選曲が出来るんだろうな。
4月の東京ドームは「ヒット曲オンパレード」の構成だったが、このセトリを見ると「イエモン?好き好き~。いいよね~!」って言うけど別にアルバムを聴いたりはしていないあたりのファンが知っている「イエモンのヒット曲」が(バラ色の日々以外)無い。これはすごい。
古いアルバムをリアルタイムで、あるいは遡ってしっかり聴いている、もちろん最新アルバムもしっかり聴いてきた、そんなファン向けのセトリ。あるいは、たとえほとんどの曲を知らない客でもちゃんと巻き込んで盛り上げることが出来る自信がなければ組めないセトリ。

いいな。すごくいい。 みんなが知ってる「ヒット曲」オンパレードは、5万人を相手にやればいい。
ホールツアーは本気の2000人(前後)が争奪戦に勝ち抜いて手にしたチケットを持って集まるのだから、そういう人が喜ぶ選曲にする。その線引きが鮮やか。

白状すると私は「jugar...」は持っていない(!)のだけど行きの車の中でサブスクで聴いてたら大半がベストで聴いていて好きな曲ばっかりだったので命拾い。



「ホテルニュートリノ」の高音部あたりから声がかすれたり出にくいような場面がたびたび。
まだまだ本調子ではないのだろうなと思いつつ、歌ってくれているだけで満足と思ってたらアンコール以降は全く不安のない歌唱で(一旦休ませたのが良かった?)なるほどこれはリハビリでもあるのだろう、公演数を重ねるごとに不安は減っていくはずだと確信。



どの曲だったか、ロビンが足をやけに気にしていて一旦袖に引っ込む場面があった。
2階なので何があったのかもよくわからずだったけど、アンコールで種明かし。
なんか、衣装の靴の底が剥がれた?らしい(笑)。
吉川晃司は靴のトラブルちょくちょくあるけど(ほらあの人シンバル蹴るから…)、他のアーティストで靴壊れるやつ初めて見たw



まさかここで「薔薇娼婦麗奈」が聴けると思っていなかったので他のどの曲よりキョドってしまった(笑



序盤の最新曲~「juger」の曲で一気に会場がヒートアップしたところで、EMMAのギターソロ。 そこから「Exhaust」(EMMA作曲)のイントロへ。
エマソロコーナーってなんか時間や空間の感覚が一瞬どっか行くよね(個人の感想です)



R「このエマさんがなんと…ことし…もうすぐ、還暦を迎えます!!
 ということで今回はエマさん作の楽曲を意識的に選んでます!」
「だからこの人(ヒーセ)、赤いちゃんちゃんこみたいな衣装を着てるんですね」
H「いや…広島だからなんだけどね!(カープ色)」
※なにかと口実作ってエマ曲やろうとするロビンさん
※この人ら(ヒーセとエマ)が還暦過ぎるwwwってならもう還暦怖くねぇわwwwwwってなります
今年の12月28日に結成35周年を迎えるTHE YELLOW MONKEY。
という話をするのに4人の加入順とかで記憶があやふやになっている人たちw
(あれこの話ってアンコールの時だっけか?)



からの「街の灯」、三拍子なこともあってシャンソンっぽい曲だなってずっと思ってたんだけど、この日のロビンの歌唱がこれまた非常にシャンソンで味わい深かったです。
そこからは最新ALからたたみかけて終盤へ。
本編最後は予想通り「復活の日」でした。
悲しかった時間は無駄ではないよ。



「Kozu」はALのComplete Editionにだけ収録された曲。
世界の悲劇を嘆きながらも希望を失うまいとする歌詞は”人生の本編”に入った吉井和哉のそれでも世界は愛おしいというメッセージなのかもしれない(個人の感想です)。

あとは定番の「ライブもう終わるよー」な2曲で締め。
なぜかロビンの声はすっかり伸びが良くなっていた(笑)。何故。
ホールなのでいつもの電飾(巨大「THE YELLOW MONKEY」の)は無いけど、なんか見えた気がする!幻覚だけど!!イマジナリー電飾だけど!!!


アンコールが終わったあと、しばらくはまだ拍手が鳴りやまなかったんだけど、やっぱあの喉の状態を見てたらここで無理させたりはしたくないよね。
でも着実に本領発揮に近づいているよう(この後に開催された公演のレポなどをつまみ食いした感じではどんどん不安は無くなっていってる感じがする)。次わたしの参戦はバンド誕生日の武道館。その頃には途中で心配することを忘れているようなライブになることを信じています。
てゆうか武道館の日ってさ、きっとセトリごろっと変えるよね……???てことはBLOCK1のセトリで見れるのこの1公演だけだったかもしれない………???









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