ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

スポンジしんぐくん。

2019-06-28 00:27:14 | Weblog


昔の話。
京都の有名な川を貸し切りの舟で下っていたりして。そうすると、向こう側から別の舟がやってきて、なんやかんやを売りつけに来たりして。
一緒にいた女の子が、「甘酒をください」とか言ったりして。それはそれは寒い日で。隣で甘酒を飲む女の子を見ながら・・・おれ、甘酒は苦手なんだよなぁ・・・と思ったりして。

昔の話。
大晦日に初詣に出かけたりして。午前零時の新年までは、まだ時間があったりして。神社の人たちが、参拝客に甘酒を振る舞っていたりして。
一緒にいた女の子が、「甘酒をください」とか言ったりして。それはそれは寒い日で。甘酒を飲んでいる女の子を隣に感じながら・・・おれ、甘酒は苦手なんだよなぁ・・・とか、思ったりして。

そう、僕は甘酒が苦手でね。もともとアルコールが苦手でね。甘酒にはアルコールが含まれていないとはいってもね、やっぱり、なんとなく、アルコール風じゃないですか?

今年の初めに風邪を引いて、少し辛かったという話は前に書いた。
それ以来、少し健康に気を遣い始めたっていう話は書いたかな?

そもそも、僕の人生に「健康に気を遣う」いう言葉が存在したことはない。一度たりともない。いや、一度だけある。
10年くらい前に、謎の腹痛に襲われた。右だか左だかのお腹が痛くなり、指で押すと激痛が走る。
ちょっと怖くなって、ネットで調べてみると、「肝硬変の疑いあり」と出た。「肝硬変から肝臓癌へ」と出た。激痛に襲われ、激痛に包まれて死ぬ。と出たような気がする。

そういうのは、ちょっと嫌だ。激痛は嫌だという意味だ。

それから、家で使う油をオリーブオイルに替えた。サラダオイルは全部捨てた。それがいいのか悪いのかはわからないが、サラダオイルよりはオリーブオイルの方が体にはいいらしい。
いつのまにか腹部の激痛は消えた。オリーブオイルに替えたのが良かったと、今でも信じている。

それ以外。まったく健康に気を遣ったことがない。ミスター不健康と呼んでくれ。なぜならおれはミュージシャンだから。と思って生きてきた。
そう、ミュージシャンは、不健康なほどミュージシャンっぽい。というステレオタイプ。

さて、風邪を引いて辛かったから、もう風邪なんて引きたくないと思い、毎日歩き始めたという話を書いたという話を、さっき書いた。

そう、風邪を引かないためには、健康でなくてはいけない。そう、人生で初めて、健康を意識した瞬間なのである。感動の瞬間。劇的な変化の始まりの瞬間なのである。

そうなのか・・・こうやって変化というものは訪れるのか・・・。

健康にいいものとか。世の中にはたくさんあるだろうということくらいは、僕も知っている。だがしかし、何が健康に良いのかなんぞということを、僕は何も知らない。何も知らずに生きてきた。

僕は、スポンジボブならぬ、スポンジしんぐくんなのである。なんでも吸収してしまうのである。だって、何も知らないのだから。

さて、甘酒って、体に良いって、知ってた?
みなさん、知ってましてか?
そうなのか・・・みんな知ってたのか。
だから、スーパーマーケットへ行くと、甘酒がたくさん売っているのか。なるほどな。
どうして今まで教えてくれなかったんだい?

甘酒って美味しいよね。そう、甘酒って美味しい。酒粕の甘酒じゃなくて、米麹の甘酒ね。

そう、朝晩、チビコップに一杯、甘酒を欠かさずに飲んでます。

ふふふふふ。甘酒が苦手だった頃の自分に言ってあげたい。

「えっ?甘酒苦手なの?・・・ふーん、美味しいのになぁ」