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!morning thunder=朝の神鳴り!

 思いつきを書きながら、思いもかけない場所に行き着つきたい それだけが望みです

ロシアは拒否権を使うのか?

2006-07-12 12:48:23 | 外交、国際関係
 ロシアが拒否権を行使してまで、北朝鮮を庇う理由は、ないように思う
 そこまで付き合う理由がない
 対中国、対アメリカとの駆け引きで存在感を出したいのだ
 とりあえず、反米、親中で様子見だ
 むしろ、イランの方が気になるだろう
 ロシアが仲裁に入って、何かが進展することはない
 一応外交努力をして、こんなに頑張ったけど相手が悪すぎるということにする必要があるだけのことだろう
 似たことは中国にも言える
 こんなに頑張ったのに、言うことを聞かないんだということにしたい
 全ての外交工作は、失敗に終わる
 結局、ロシア、さらに中国が拒否権の行使を見送る
 国連安保理で制裁決議通過
 となる
 世界中がテポドン2の打ち上げを「期待」する状況が出現する
 世論がそういう場所に誘導されるのだ
 一方北朝鮮の内部では、金融制裁の解除がなければ、何のためのミサイル発射かわからない
 まだ打ち上げ方が生ぬるいからだとなる
 これが北朝鮮の軍部の多数派の意見だろう
 「まだまだ大丈夫」という甘い読みで
 テポドン2号は、今度は打ち上げに「成功」してしまうかもしれない
 レートが上がりすぎたポーカーであるばかりでなく、自分の持ち札を全て読まれてもいる
 北朝鮮としては、ノドンどまりの選択つまり日本だけを標的にして、なし崩し的に時間稼ぎをする手もあろうが、それでは、事態がよくなる展望がないどころか、悪化の一途である
 北朝鮮の強行派はさらに戦術をエスカレートさせて、テポドン2号の発射に傾くだろう
 割れるのはその後か?
 外交が終われば、軍が動く
 これを書いた後、英仏の折衷案が提出された
 これまた、手順をしっかり踏んでみせることに主眼がある
 表向き全員一致のメッセージを提出することにより北朝鮮の再考を促すということだろうが、「和平努力」「戦争回避」など誰一人信じてはいないという意味で、形式的話だ
 これも国内世論の誘導がその目的だろう
 

 
 
 
 

 
 
 

クーデター

2006-07-10 13:19:44 | 外交、国際関係
 北朝鮮で今起きていることは、クーデターだ
 ふたつの勢力が対立している
 武力衝突も辞さない強行派が政権を実質コントロールしている
 話し合い路線は、潰されたと思う
 金総書記は、もはやこの強行派に逆らえない
 逆らえば、自分の身が危ない
 今度は強行派の内部での対立が激化する
 強行派の中で、非主流は、中国と組めば実権を握れるチャンスがある
 当然、主流派は、中国が経済制裁をしてくることに憤激する
 こうなると中国も日本やアメリカと同じことをしてくる
 中国にしてみれば当然のことだ
 しかし北朝鮮にとってっは、中国よお前もか?なのだ
 しかも地続きの強国である
 脅威の度合いは比較にならない
 政治工作がおきやすい状況だ
 北朝鮮内の中国人保護を口実に中国が軍を動かす
 非主流が中国をバックに実権を握る
 新政権で国際社会への復帰を果たす
 このぐらいでこのミサイル騒動が終われば、もっとも犠牲者が少ないかもしれない
 
 
 
 
 

ノドン2号は打上げられるのか?

2006-07-10 09:55:58 | 外交、国際関係
 こうなってみると日本がアメリカにいかに依存しているか良く分かる アメリカの外交の展開力と軍事力の圧倒的存在感だ
 議長声明でいいよという日本を押し切って、決議案を提出にしたのがアメリカだ どうころんでも、勝算があるとみている 中、ロが浮くだけでも大きな成果だ
 アメリカの挑発は、エスカレートしている
 私が北朝鮮の軍の指揮官なら、まちがってもノドン2号は打上げない スカッドぐらいでお茶を濁すだろう
 ノドン2号でなければ、アメリカが動かない可能性がある
 世論が盛り上がらないからだ
 どの道日本単独で反撃できる力はない
 日本単独の反撃なら、韓国、中国が少なくとも中立を保ってくれる うまくすれば味方になってくれる
 アメリカなしの日本は浮きやすい
 しかし、逆にノドン2号を打上げたい誘惑も大きい
 北朝鮮は、金融制裁の解除などの「ささいな」譲歩が得られないとなれば、きっと今度こそ「成功」させたいと思うのだろう
 アメリカにとってそれは予定通りの展開である
 アメリカが仕掛ければ、中国も口実をつけて、ピョンヤンに進軍する
 そうなると戦後の主導権は、中国が握る
 有りそうな話だ
 当事者の日本は、蚊帳の外
 いつものことではある
 外れることを祈っている
 
 
 

中国のジレンマ

2006-07-08 16:48:57 | 外交、国際関係
 中国はミサイル問題にもかかわらず、北朝鮮の現政権を庇い続けている
 しかし、中国のこの立場にも限界がある
 あまりに庇い続けると、北朝鮮の要求が中国をバックにエスカレートして、中国自体が浮いてしまう可能性がある 既にその兆候がある
 中国としては、今回の北朝鮮の軍事的暴発を利用して、北朝鮮へのコントロールを強めたいだろう
 中国のこうした外交圧力が、実を結び、事態は沈静化に向うのか?
 中国は北朝鮮への利権を独占したいだろうし、軍事的緩衝地帯としても大事な地域だ
 しかし、次のテポドン2号が打ち上げに成功すれば、事態は一変する
 中国の他の国益を犠牲にしてまで庇うメリットが小さくなる
 むしろ、戦後の北朝鮮での発言権の確保の方が重要になるだろう
 やはり、戦争の危険は小さくはない
 
 
 
 
 
 

アメリカとミサイル

2006-07-07 12:46:04 | 外交、国際関係
 北朝鮮への金融制裁が功を奏して、ミサイルを打ってくれたことは、アメリカにとって悪い話ではない 挑発に乗ってくれた
 ミサイル迎撃システムが日本に売れるというのも嬉しいが、日本が泣きついてくるのはもっと嬉しい話だ 
 北朝鮮には、こんな調子でこれからもがんばってもらいたいのではなかろうか?
 アメリカにとって、万事予定通りうまく行っていると思う
 北の脅威は、利用価値があるのだ
 何となくみもふたもない話をしている

中国の出方

2006-07-07 11:12:21 | 外交、国際関係
 北朝鮮に対する中国の出方が、注目されている
 当面、静観だろうが、北朝鮮は中国のそうした姿勢をどう受け止めるだろうか?
 中国が静観するという態度は、北朝鮮にとって満足すべき事態なのか?
 確かに軍事的には、線香花火程度の意味しかない
 中国の静観は当然の帰結のはずだ
 しかし、北朝鮮の軍にとってこれが一大キャンペーンであることはマチガイナイ 一発逆転、大幅な譲歩を期待している北朝鮮にとって、中国は何もしてくれない 従来の主張を繰り返すだけというのは、失望を通り越して絶望的な事態ではないかと思う
 自力で何も出来ない以上、中国に頼るしかない
 アメリカも日本もミサイルのせいで、交渉における実質的な譲歩が難しくなった
 脅されて、譲歩では国内世論がもたない
 今、中国は何を考えているのか?
 足元での一大事のはずだ
 北朝鮮は、このまま生殺しになるくらいなら、余力のあるうちにまた花火を上げたくなる 今度は、中国寄りの花火かもしれない 謀略の危険も高まってきた 挑発 暴発 戦争の口実つくりだ
 こうした行き違いが、最悪の結果を生む

 
 

嗚呼!落ち目のアメリカ自動車産業!!

2006-05-19 17:03:46 | 外交、国際関係
 今日は面白いものを見せてもらった
 アメリカ自動車産業の指導者が、ドルは高すぎると発言したのだ 憂国調である 不当に円が安いので、適正な競争が出来ないということのようだ 日本人はズルイ
 本気でそう思っているようなので、この人たちはものすごいバカだと分かる
 そのバカさに感動した
 何度かの円高の波を越えて、日本車メーカーは高くても売れる車を作った
 ところが、その間にアメリカの自動車産業は安くても売れない車しか作れなかった
 仮に一ドル=90というレートが適正としても、結局は、さらに高くても売れる車を日本は作ることになるだろう
 政治力を利用すれば、目先アメリカの自動車産業は持ち直すように思えるかもしれないが、逆の結果になる
 ルノーのように、日本のメーカーを丸ごと買う方が、まだ期待できるのではなかろうか?
 
 
 
 
 

リビアと靖国

2006-05-17 17:10:05 | 外交、国際関係
 アメリカにとって、リビアの武装解除は、模範回答のようだ 相互の国益が一致したのだろう イランや北朝鮮に見習って欲しいようだ
 アメリカにとって、リビアのさらなる模範解答は、日本だ
 だから、日本のナショナリズムの台頭は、それがアメリカの国益に利用できる範囲内で、利用すべきものだ
 このアメリカの国益の範囲とは、日本の核武装の放棄、軍資金提供、反米軍運動が停滞している間という意味だ
 靖国問題、領土問題の深刻化が、ナショナリズムと結びつき、日本が再軍備化へと進み、核武装、資金提供の拒否、反米軍運動の高揚へと進み、中国、韓国、北朝鮮と軍事的に対決することは、まったく望んではいないということだ
 一応確認のために書いてみた
 
 

イランへの経済制裁

2006-05-07 12:43:27 | 外交、国際関係
 イラクへ派兵した見返りは何か?
 アメリカは中国と共に、日本の常任理事国入りにもっとも抵抗した国の一つだ
 おかしくないか?
 欧米は、イランへの日本の経済制裁を求めている
 見返りは何か?
 イラクとは比較にならないほどの国益を犠牲にしてタダはないでしょう?
 核拡散に対して、予防的な軍事行動を認める傾向がある
 しかし、疑わしいと認めるまでの手続きは、厳密でなくてはならない
 少なくとも、日本は経済制裁も含め欧米のイラン制裁要求に抵抗することにより、予防的軍事力行使の厳密化に貢献すべきだ
 
 

 

米軍再編

2006-05-02 11:14:58 | 外交、国際関係
 米陸軍第1軍団司令部を統合作戦司令部に改編し、キャンプ座間に設置するようだ
 つまり、対中国戦では、日本を巻き込み、日本を戦場にし、アメリカ本土への直接攻撃を食い止める グアムに兵を移し、半分温存する 沖縄では、標的にされアブナイ!
 これが、アメリカの意図だ
 麻生、額賀、ライス、ラムズフェルドがにこにこ顔で合意した内容である
 沖縄の負担軽減? 
 新しい段階
 日米の一体化?
 違うんじゃないの???
 さらなる、属国化である
 イランを巡って、米中は戦争状態に突入した
 急変する国際情勢
 どうする! 日本!
 選択肢は三つ
 1アメリカに吸収合併
 2中国に吸収合併
 3解散
 
 
 
 

アメリカの軍再編

2006-04-27 15:55:41 | 外交、国際関係
 アメリカがかなり前から進めている軍再編だ
 アメリカのブッシュ政権は基本的に軍事政権だ
 そこでの軍再編だから、それなりのことがあると想像できる
 軍事政権といっても、選挙、世論操作、為替や株といった「全方位の戦争」を戦い抜くのだから、北朝鮮のような兵隊ごっことは明らかに異なる
 冗談だが、自由で民主的な「軍事政権」なのだ 
 選挙で選ばれたから軍事政権ではないなどと、アホなことをいって、ブッシュを喜ばせるようなことをいってはいけない
 今回の軍移転費用の捻出作戦は明らかに軍事作戦である
 東南アジアの軍事クーデターによる短命な政権といった軍事オタク的「軍」のイメージを変える必要がある
 この「軍」の質的な変化に、米軍の再編を位置づける必要がある
 一つには、軍事技術のブレークスルーがある これは間違いない
 おそらく、同盟国に駐留する技術的必要がだいぶ以前からなくなったのだ
 敵の攻撃を検出し、それをたたくまでの技術に、スピードと精度両方の革新があった
 そういうことなら、莫大な費用をかけて日本なんぞに駐留する必要はない
 むしろ、敵やテロの標的になり易いので、兵力の安全な場所に移動させ、温存すべきだろう 死ぬのは日本人だけでいい
 リーチの長いボクサーは、間合いを詰める必要はないのと同じ理屈だ
 財政難なので、軍をリストラする必要もあろう
 より縮小しても、攻撃力はおそらく上がっていると思う
 モンロー主義もあるのかな
 これらを前提にし、いろいろな軍事作戦を展開する
 世論、経済、外交交渉、軍事的脅迫を駆使してせめて来るのだ 愉しいだろなと思う
 米軍の再編とはそういうことだと思う
 
  
 

アメリカ軍移転、3兆円は控えめな数だって!!

2006-04-27 12:54:50 | 外交、国際関係
 ホントウは、5兆円と言いたいが、安くして3兆円だ
 アメリカ兵は、今も命を張って、イラクで毎日、殺されている
 ひとえに、同盟国への石油の安定供給と自由と民主主義の大儀のためである
 一滴の血も流さない日本人は、ただ乗りでいい思いばかりしている
 ここは応分の負担をしてもらいたい 
 ホントウは5兆円欲しいところだが、おまけして3兆円である よもやイヤとは言わせない
 トヨタは絶好調、GMは青息吐息、石油は値上がり、中国も調子がいい
 どうなっているのだアメリカは、お人よしにも程がある!!
聞けば、日本政府の方からの要請でのアメリカ軍の移転である 移転費用は出すのが当然だろう
 日本が、「高い」といって拒否することは見えている それが、アメリカ世論を一挙にジャパンバッシングに向わせる可能性がある
 落ち目のブッシュ政権が考えそうな政権浮揚策である イラク戦争への批判を日本にふり向けようという魂胆だ
 タイミングといい、やり方といい、悪くない
 韓国の竹島、中国の靖国、アメリカの移転費用みんな同じ発想だ
 ナショナリズムは票になる
 小泉首相のコメントが光る
 アメリカ世論を配慮しての発言だろうとのこと
 冷静な判断である
 正直、民主の小沢氏にとって、自民との差を出しやすい論点のような気がする
 つまり米軍の移転の白紙撤回である
 最初から米軍側の都合での一方的移転、再編なのだから、白紙撤回を野党党首として主張すればいい
 自民党には出来ないことだ 
 合意しちゃったしね
 とにかく、アメリカ世論がブッシュの思惑通り動くとは限らない
 今、外交は、面白い局面を迎えている
 中国がイニシアティブを発揮している
 指をくわえて待っていることもなかろう
 足がすくんで怖いんだろうな
 経験もない
 アメリカにタテを付くのは、確かに度胸がいる
 
 
   

日韓、竹島問題で妥協!

2006-04-23 14:14:22 | 外交、国際関係
 たいして驚くほどの結論ではない
 韓国大統領の支持率低下で、大統領はナショナリズムに訴え、支持を挽回をしようとして刺激発言をしているだけだ
 韓国にこうした政治手法を教えたのは、小泉首相そのひとである これは中国とて同じことだ
 ナショナリズムは、票になる
 政党間や候補者同士で割れやすい主題なので、敵対する政党や候補者との政治闘争に勝ち抜くにはナショナリズムを刺激し憂国気取りになることは欠かせないのだ
 とても見え透いている手なので、自分のことを多少なりとも知的だと思っている人は、どっちなんだよと迫られて優柔不断な対応しか出来ず、政治闘争そのものから排除され、「真理」を説くことに追いやられてしまう 学者や評論家や万年野党とはそうした存在だ
 ナショナリズムは票になる 
 小泉首相は、そうして政権を維持してきた 
 今回の小泉首相の不思議なぐらい冷静な対応をみていると、彼のナショナリズムが、単なる政権維持のための計算づくの手法であることがよく分かる
 ナショナリズムが世論操作の手法として自覚されている限り、基本的に日韓関係は良好なのだ
 それが今回の竹島問題の決着の面白いところではなかろうか
 やりすぎると中毒を起こしやすいが、使い方によっては、特効薬にもなるのが、ナショナリズムである
 
 
 

日米金利差とドル暴落

2006-04-23 13:48:28 | 外交、国際関係
 アメリカの公定歩合が、5月に上げられ5%になる 新規住宅着工が減少気味で、景気があやしくなってきたせいだ アメリカにとって、これ以上の金融引き締めは望ましくない
 一方、日本は、あれよあれよというまに長期金利が2%へと跳ね上がる
 原油高で、インフレはもう既に始まっている
 ゼロ金利維持ということは、日米の金利差を維持という意味だが、インフレはどうなるのか また、バブルを起こすわけにはいくまい
 じゃ、日本の公定部歩合を上げましょうということになる ところが、コレをやると日米の金利差は縮まってしまう そうなるとドル安になる 紙くずをもっていてもしょうがない 
 ドルは、はっきりって、どこまで安くなるか分からないつまり暴落
 そうなれば、日本も当然危うい 中国も危うい
 アメリカが、こうした事態を打開する手は、イランへの軍事行動のようにも思えてしかたがない
 アメリカにある既存の軍事力を最大限利用する 
 ドル防衛になる イランの石油カードを握れる いいことづくめだ
 イランへの一発のミサイル発射がアメリカを救うような気になってしまうのではないか?
 ところで、イラクは?
 勿論、とてもうまくいっているのだ
 今日、ブッシュはそういっている
 
  
  

やはり気になる米中会談

2006-04-20 11:02:26 | 外交、国際関係
 やはり、今の時期に米中会談というのが気になる
 何か大きな変化の集大成でもあれば、始まりでもあるように思う
 概ね良好な関係にあるのだ
 明らかに、世界でもっとも重要な同盟関係である
 日米ではない 念のため
 この良好な関係の維持を確認することが重要だろう
 ドル機軸通貨の確認がまず大事だ
 次に両国の軍事的、経済的な緊張を緩和する
 知的財産、軍拡、為替へのアメリカ世論の懸念を沈静化させる必要があるということだろう
 主役交代はマチガイナイだろうが、なるべく遅くと思うアメリカと主役交代を促進するためにはアメリカとの友好関係が重要と思う中国の利害が一致している時期と「今」を特徴づけることが出来る
 まだ、双方にメリットがあるのだ
 ハネムーンである
 インドとも関係修復したし、アメリカは次の手を打っている
 日本は、完全に浮いている 浮かされている
 どこへ流れ着く気なのか?
 暢気なんだよな!!