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カメラを片手に

去来忌で「不易流行」とは

夜半から21℃台が朝まで続き、連れ合いは昨日はタオルケットでは寒かった
ようで羽毛の夏布団が出され、丸まれば有難いことに朝までぐっすりと。
天候はどんよりとした天気で、午前中は陽が差す時もあれば時折小雨も。
東の春日奥山はほとんど雲の中、昼過ぎから天候が急変するらしく雨マーク。
秋雨前線も停滞して、週末まで雨模様となりそう。
 
               7時               10時

今日は『去來忌』、俳人・蕉門十哲の一人『向井去來・むかいきょらい』が
1704年(宝永元年)の忌日。 数え54歳。
関西の俳諧奉行とも呼ばれ、近世俳諧史上における芭蕉の思想を忠実に受け
継いだ俳諧論書となる『去來抄・きょらいしょう』を京都嵯峨の「落柿舎」
で1702年から書き始めたが、未完のまま病没。
だが1775年に板版され一般に流布し、後年真贋の論争となる。
大東急記念文庫本(自筆草稿)が重要文化財に指定されている。
      大東急記念文庫本より

『去來抄』は去来の撰で、写本では先師評(芭蕉からの伝聞)、同門評(蕉門で
の論議)、修行(俳諧の心構え)、故実の四部より構成される。
その中に、俳諧の理念として芭蕉が元禄2 (1689) 年冬頃から説き始めた
不易流行』につき修行の項で「去来曰、不易流行の事は万事に渡る也」 
蕉門に千歳不易の句、一時流行の句と云ふ有り。
 是を二つに分て教へ給へる、其元は一つ也。
 不易を知らざれば基たちがたく、流行を知らざれば風新たならず。」  

不易流行について「大辞泉」によれば
 ”新しみを求めて変化していく流行性が実は俳諧の不易の本質であり、
 不易と流行とは根元において結合すべきであるとするもの。”と

経営書などによく使われる言葉になっている。

去來の有名な秋の句を例示する。
秋風や白木の弓に弦はらん

君が手もまじるなるべし花薄』「猿蓑」
前書きに「筑紫より帰りけるに日見といふ山にて卯七に別れて」
       9.10

松杉も拝めと晴るる秋の雲
      2019.9.25石清水八幡宮

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