きょうは、なるととニュイのことを思い出す、の巻です。

このブログを最初からご覧になってくださっている方は、
なるととニュイのことをご存知だと思います。
ブログ、時間の流れとともに日記形式で今年の1月にはじめましたので、
お時間があるかたは、ぜひごらんくださいね。

めんまがうちに来たということには、たくさんの「もし」がかくれています。

もし、この町にたまたま引っ越してこなかったら。
（前の家、引っ越すつもりなかったのですが、賃貸の大家が遺産問題でもめて、
出てってくれといきなりいわれ、弁護士を挟んでもめるはめに。もちろん、
むこうがかえさないといった敷金も帰ってきましたが。）

もし、ねえちゃんがいつも通らない道で、めんまの兄猫？姉猫？の風邪を引いた様子をみかけなかったら。

もしねえちゃんがしつこく近所に聞き込みしなかったら。

もしその子が、とてもかわいくなかったら。

もし、その子がいなくならなかったら。

もし、なるとがバケツに入れられるところに偶然行き合わせなかったら。

そして、なるとが、先に犠牲になっていなかったら。

にいちゃんが、緊急の保護もだめ、とねえちゃんを叱ったら。

もっと、子猫の数が多すぎたら。

なるとが、あんなことにならなかったら。

めんまが、もっと人懐っこい猫だったら。

もっと、もっと、いろんな「もし」があります。
でも、結果的に、運命的に、めんまと、ねえちゃんと、にいちゃんは
強く結び付けられました。

なるとの写真は、限られたものしかありませんので、
前に載せたものだと思います。
とても、とてもかわいくて、甘えたな子でした。


にいちゃんと、ついこないだも、なるとが大きくなったら、
どんな子だったかな。とか、
めんまにいじめられたかな。とか、色々と話しました。
しっぽが子豚みたいにくりりんと巻いてたので、ものすごくかわいい
ボブテイルになったんだと思います。
斑点も、牛模様でキュートななるとくん。

ニュイは、コウモリ。うちのベランダで保護したあかちゃん。
なるとと、めんまの保護の合間に、舞い込んできた子でした。
ニュイは、大人になったなら、放すつもりでしたので、
どうやって
「虫取り」を教えたらいいの？と頭を抱えたものです。
かわいい、こぶた「ベイブ」みたいな顔だった、ミンクより
やわらかな毛のニュイ。
よく、体温が気持ちよかったのか、手の中で眠りたがりました。


ちっちゃい、ちっちゃい、ニュイ。夜、という名前の通り、
真っ黒で、ちいさいビーズみたいなきれいな目をしていました。
ご飯も２時間ごとだったから、大変だったなあ。




これは、2008年、今年の梅です。本当に見事に咲き誇りました。
ただ、去年の早春の花に比べると、やっぱり思い入れはちょっと小さかったです。
2007年の梅は、なるとと、ニュイが眠ってから、初めての花。
それは、とても、特別な感情を持って眺めたものです。
なので、どうしても成功したかった、梅の実生。（種まきですね。）
梅は、ほとんど発芽しません。
100個以上蒔いても、1.2個発芽するかどうか。（うちでは、です。）
去年収穫した梅を、梅干用に漬け込んだ入れ物には、「なると梅」と
書いてあります。

先日、はっと種をみて発見しました！小さい芽が、２つ。
１個は、ニュイみたいに、ちびちびな苗です。左側にあります。まだ葉も出てません。2007年収穫の、なるととニュイの思いがこもった梅。


ちょうど、なるととニュイのように、並んで発芽しました。
この発芽をみて、ねえちゃんは、泣きそうになりました。なると、ニュイ。
眠った後は、オリーブを2苗購入して元気に育ててますが、
でも、「なると梅」からの発芽は、とても、とても、うれしいことだったのです。
今日、ベランダの水撒きをしてるときに見おろした梅は、小さい実をたくさんつけてました。今日、発見。


めんま、なるとくんに、ありがとうっていいなさいね。
ねえちゃんからも、なると、ニュイ、もしもまた、会えるなら、絶対に会おうね。
最近知った虹の橋（先に行ってしまった動物は、飼い主が亡くなるまで虹のふもとに待っていて、一緒に天国に行くという話。でもねえちゃん、天国いけるかどうかわかんないぞ。なるとと、ニュイは、もし天国があるなら必ずいってるけど！）

という話を聞いて、そう思いました。
と、いいたいです。ありがとう、は、まだいえない．．．
さびしくて。



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