さぁ!シーズンオンですね!(^^)
このGWに遠征を計画されている方も多いと思いますが、
前半は雨が多いようですが、後半からはしばらく晴れ続きで
長野のツジウスなどの有名産地では、絶好の花掬い日和で、多くのムシ屋
さんでにぎわうことでしょう(^_^)
僕も一足先にこの有名産地に行ってきました。
そして材採もかなり出撃しております。
その成果はまた順次アップしていきますね。
さて、去年最後の記事がようやく書けました・・・(汗
ここのところなかなか記事が書けず、記事の更新にずいぶん間が空いていますが、
少しずつでも必ず更新していきますので、どうぞ皆様、ちょくちょく覗いてやってくださいませm(__)m
え~・・・では本編をどうぞ
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今年はこの山に何度通っただろうか・・・
4月、5月と最低でも二度は行ってるなぁ・・・
材もそれなりに取ってはいるが、この山らしいムシ(アカネキスジ、ムネアカメダカなど)は1つも
出なかった・・・(涙
相性が悪いのか、それとも探し方が悪いのか・・・
コブも終わって、時期もそろそろ冬に移り変わり、材中で羽化しそのまま越冬する
アカネキスジトラを割り出すのは雪が降り積もる前のいましかない!
予定では来年(2014)に行くことにしていたが、雪が積もる前の今なら十分リベンジできそうなので
今年の締めくくりとしてY山へ行くことにしました。
今回は事前のやり取りで、今年4月、5月にY山でそれぞれ御一緒したカミキリ屋の大先輩eichanさん、
そして愛知は名古屋の凄腕ムシ屋のM.Kさん、そして僕と3人がY山に集うこととなりました。
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現地集合時間は翌日の9時、ドナルドダックの目覚まし時計を早朝5時にセット!
明日はアカネキスジに出会えることを夢みつつ就寝・・・ZZZ
途中、ふと目が覚め、時計を見ると、深夜の3時過ぎ・・・
まだ2時間ほど寝られるな、ではおやすみ・・・ZZZ
寝ていると娘が「今日 ムシ採り行くんじゃないのぉ~?」
と呼ぶ声が・・・
眠い目をこすって時計を見てみると、深夜の3時過ぎ・・・
まだこんな時間じゃん、もうちょっと寝よ・・・
って・・・んん!? たしかさっきも3時過ぎだったような・・・
あれ???
慌てて娘に時間を確認すると・・・なんと7時を回っているじゃあーりませんか!! ギャー!

ドナルドよ、なにもこんな大事な時に電池切れにならんでも・・・(涙
当然、電池交換しなかった僕が悪いのですが・・・
ヤバい ヤバい!! 急がないと!
慌てて準備をし、eichanさんたちに遅れると一報を入れ 車を京都に走らせた!
片道約3時間半・・・あぁ~最悪!
そして現地近くに着いたのは10時半を回っていた・・・
急いで登山道を登っていくと、上の方から大きな笑い声が・・・
あの声はM.Tさん!
そしてようやくお二人と無事に合流・・・。
お二人に深々とお詫びをしたが、お二人とも大幅に遅刻した僕に嫌な顔一つせず、
そればかりか、材中のアカネキスジを1つ採っといてくださった。
ありがとうございます!m(__)m

中心の孔にアカネキスジの顔がチラチラ見え隠れしている。
僕が到着する前にお二人は数頭をすでに割り出していた。

さて!ここからは自力採集しなきゃ!
斜面に生えているエゾエノキを確認し、その下に落ちているエゾエノキの落ち枝を割っていくという基本これのくり返し。

落ち枝を確認されるeichanさん(手前)とM・Tさん。

eichanさんが割り出したアカネキスジトラカミキリ。
落ち枝を割っているとこの時期でも高確率で幼虫が出てくることから、どうやらアカネキスジ
は成虫までに2年を有するようだ。
それと、eichanさんたちが成虫を割り出した落ち枝はほぼ樹皮が付いていないことから
やや古い材が良いのかもしれない。
樹皮の付いた落ち枝は幼虫ばかりだった。
この後、お二人はポツポツ アカネキスジを割り出していくが、僕はまったく当たりなし!(*_*)
もはやゆうちょ?に写真を撮る余裕もなくなってしまった!
焦って、材を割れど探せど見つけられず、大幅に遅刻して探策時間を削ってしまったのも
祟ってタイムアップ!
あぁ~この山の神は我をお見捨てになったのか~!・・・撃沈(T_T)(T_T)(T_T)
最後の悪あがきで幼虫の入った材を少し確保して下山することに・・・
下山途中、僕が「お二人ばかり採ってズルいよ~」とダダをこねていたら
M.Tさんが「しょうがないなぁ~」って感じでアカネキスジを1頭 分けてくれました・・・
結局、自力採集できず、結果的に2頭もアカネキスジを頂いてしまった・・・
本当に心優しいお二人に感謝!m(__)m
この後、とあるカミキリの材の状況などを見て回り、それぞれ帰路についた・・・。
「このカミキリは調査中のため、現段階では名前を伏せさせていただきます、ご了承くださいませm(__)m」

アカネキスジトラカミキリCyrtoclytus monticallisus Komiya,1980
頂いたアカネキスジトラカミキリ。
自力採集ではないので、あまり偉そうなことは言えないが、
う~ん、やはりトラカミキリの仲間は良い!
キスジトラカミキリとアカネトラカミキリを足して2で割ったような独特な雰囲気のあるトラカミキリだ。
しかも分布がほぼ中国地方限定となれば、そりゃ採集心をくすぐりますわな!
eichanさん、M.Tさん、今回は大幅に遅刻をしてしまい本当に申し訳ありませんでした!m(__)m
これに懲りず、また御一緒してください。
本当にお疲れ様でした! そしてアカネキスジを2頭も頂いてありがとうございました!
来年はリベンジのリベンジ?するぞ!!
次はようやく今年の記事をアップします。
材採などそれなりに出撃しているので、材からの羽脱状況など順次アップしていきますね!
皆様 良いG.Wを!(^O^)