皆さんご無沙汰しております(^^)
毎日ジメジメ蒸し暑いですね~(+_+)
まだまだ残暑は続くので熱中症には十分お気をつけください!m(__)m
まだまだ残暑は続くので熱中症には十分お気をつけください!m(__)m
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お盆も過ぎて楽しかった夏も
もうそろそろ終わり・・・
もうそろそろ終わり・・・
毎日 天気予報をチェックしては週末の各地の天気を
食い入るように見ていたのがちょっと懐かしいなぁ~
食い入るように見ていたのがちょっと懐かしいなぁ~
今年はけっこうあちこち出撃したんですけどね、
GWの広島・岡山遠征以外はほとんどが狙いのカミキリにフラレてしまい
気づけばもう8月下旬、早いなぁ本当に・・・
GWの広島・岡山遠征以外はほとんどが狙いのカミキリにフラレてしまい
気づけばもう8月下旬、早いなぁ本当に・・・
ただ副産物?的なカミキリはそこそこ
充実していたので、それはまた近いうちにご紹介したいと思います(^_^)
充実していたので、それはまた近いうちにご紹介したいと思います(^_^)
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「写真はあまり撮っていないので少な目ですm(__)m」
この夏 最後の出撃となるこの日、どこへ
行こうか悩んでいたのだが、フと頭によぎったのが「岐阜県産オオトラカミキリ」。
行こうか悩んでいたのだが、フと頭によぎったのが「岐阜県産オオトラカミキリ」。
そういえば岐阜県でオオトラを真剣に探したこと
なかったなぁ・・・
なかったなぁ・・・
御岳麓の岐阜県側は広大なモミ林があって、知り合いの
ムシ屋さんも何人かオオトラを採集しているのだが、モミがあまりにも多すぎて的を絞れない
のと個体密度もかなり低いと聞いていた。
ムシ屋さんも何人かオオトラを採集しているのだが、モミがあまりにも多すぎて的を絞れない
のと個体密度もかなり低いと聞いていた。
だがそんな厳しい条件下でチャレンジしてこそ
意義があると思い、今回はアテのない?岐阜県産オオトラ探し、
そして長野でアカマツをホストとするとあるカミキリ3種を探すことにした。
意義があると思い、今回はアテのない?岐阜県産オオトラ探し、
そして長野でアカマツをホストとするとあるカミキリ3種を探すことにした。
今回は午前中に伊那にある某高原でアカマツ探策と材採、昼から
岐阜に戻ってH高原でオオトラ探しという計画である。
岐阜に戻ってH高原でオオトラ探しという計画である。
朝7時過ぎ、伊那の某高原に到着。
早速、ビーティングネットを持ってアカマツ林を探策。
狙いはホンドヒメシラオビ、メディオ、ナカバヤシモモブトの3種。
ホンドヒメシラオビはここで採集した人あり、メディオは隣の山?のアカマツ材
で羽脱させた人がいるのでここにもいるかも、ナカバヤシモモブトは一か八かの賭けである。
で羽脱させた人がいるのでここにもいるかも、ナカバヤシモモブトは一か八かの賭けである。
林内を探策するも、なかなか条件の良いアカマツ落ち枝、伐採枝は
見つからない。
見つからない。

1時間以上探し回ってようやく良さげな物件を見つけた。
なんでもヒメシラオビは葉の残った枝が良いらしい。
慎重にネットを差し込んで叩いてみる・・・が
落ちてきたのはカラフトヒゲナガ1頭のみ(T_T)
あれれ・・・これはイケルと思ったんだけどなぁ~、
探し方が悪いのかな・・・
探し方が悪いのかな・・・
まぁこれ以上叩いても採れる気がしないので、材採に切り替える。
ここでムシムシQさんからアカマツ枝採には
ある条件の枝を探すと良いと教えていただいたことを思い出す。
ある条件の枝を探すと良いと教えていただいたことを思い出す。
それを念頭に探すとすぐにそんな条件の枝が4~5本見つかった。

さっそく樹皮を捲ってみるといきなり食痕が現れた!
ゴマフっぽい食痕にも見えるけど・・・メディオかな?
以前に愛知で、モミ材からメディオを羽脱させているが、
あれは数打ちゃ当たる作戦でひたすらモミ枝を集めて食痕まできちんと確認していなかったからな~
もっと勉強しておくべきだった・・・
あれは数打ちゃ当たる作戦でひたすらモミ枝を集めて食痕まできちんと確認していなかったからな~
もっと勉強しておくべきだった・・・

別の食痕。
白いおが屑が出てるけど、なんだろう?ヒメシラオビとかナカバヤシとか?
もしかしてクビアカハナ、いやツヤケシハナって可能性も!?
う~ん、分からん!

とりあえずこんな枝を5本ほど確保して
終了~、結局 狙いのカミキリは何1つ採れなかった(+_+)
終了~、結局 狙いのカミキリは何1つ採れなかった(+_+)
時間はもう11時過ぎ、軽めの昼食を取って岐阜に移動することにした。
H高原に着いたのは13時近くになっていた。
さて探策という時に天気が怪しくなり小雨が降りだす。
モミ4~5本見たところで戦意消失・・・こりゃダメだ・・・

ノリウツギもほとんど終わっていて、わずかに残った花を
掬ってみるも入るのは、マルガタハナ、フタスジハナ、時々ヒゲジロハナといった感じ・・・
掬ってみるも入るのは、マルガタハナ、フタスジハナ、時々ヒゲジロハナといった感じ・・・
パキタも終わりかな~
オオトラ、花掬いは諦めて、針葉樹切り株、立ち枯れで同じオオを冠する
オオクロカミキリ探しに切り替える。
オオクロカミキリ探しに切り替える。
あぁ~どんどん探すカミキリのランクが落ちていく~(T_T)
で、切り株、立ち枯れを丁寧に見てまわるが、結局オオクロも採れず・・・
もうダメだ、帰ろう・・・
帰る途中、見覚えのある車とすれ違う。
サイドミラーでナンバーを確認すると関西圏ナンバー、たぶん間違いない!
ちょっと挨拶でもしていこうと車をUターン
「この行動が後にあんな奇跡を起こすとはこの時は思いもよらなかった」
「この行動が後にあんな奇跡を起こすとはこの時は思いもよらなかった」
道路脇に見覚えのある車、やっぱり兵庫のM君だ!
声をかけ、採集状況を聞くとすでにパキタを数頭掬ったという。
この花の少ない状況で引きの強さと眼力はさすがM君である。
少し雑談した後、M君はパキタの追加を狙うといことで移動、
僕はもう少しオオクロ探しでもしょうかと道を渡ろうとした時のこと・・・
僕はもう少しオオクロ探しでもしょうかと道を渡ろうとした時のこと・・・
アスファルトの上をチョコマカと歩く黄色いムシが眼に飛び込んできた。
一瞬ハチかと思ったが、次の瞬間には無心でその黄色いムシを摘まんでいた・・・
うっ!うそだろ~!?まさか本当に!?
自分でも信じられなかったが、摘まんだ指先から聞こえる
「キイキイキイ」という鳴き声がそれがカミキリであることを証明していた。
「キイキイキイ」という鳴き声がそれがカミキリであることを証明していた。


オオトラカミキリ
Xylotrechus (Ootora) villioni (Villard, 1882)
この上翅のトラ模様、幅、厚み、日本産トラカミキリ族の中で
圧倒的な存在感、実に素晴らしい!
圧倒的な存在感、実に素晴らしい!
「ちなみに体長は約28ミリでした。」
今年は狙いのカミキリにことごとくフラれたが、最後に日本産カミキリ
の最高峰の1つが採れたので今までの苦労は帳消しだなぁ、今日という日を忘れない・・・
の最高峰の1つが採れたので今までの苦労は帳消しだなぁ、今日という日を忘れない・・・
岐阜の大自然に感謝、そしてM君に会わなかったらオオトラは
採れなかっただろうから、M君はある意味オオトラに出会わせてくれた恩人である、
M君ありがとうm(__)m
採れなかっただろうから、M君はある意味オオトラに出会わせてくれた恩人である、
M君ありがとうm(__)m
採集時は前胸背にベッタリ付いていたモミのヤニ、どう取っていいか
eichanさんにお尋ねしたところ、アセトンかアルコールで丁寧に拭けば取れるかも・・・
と教えていただき、アルコールで拭いたところ思ったより簡単に取れ、
上の写真のようにきれいな標本になりました!
eichanさんにお尋ねしたところ、アセトンかアルコールで丁寧に拭けば取れるかも・・・
と教えていただき、アルコールで拭いたところ思ったより簡単に取れ、
上の写真のようにきれいな標本になりました!
ご教示 ありがとうございました(^^)