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ロットン虫採り放浪記

日記、放浪記、標本紹介

 8/13 エ!まさか本当に!? IN 長野・岐阜

2017-08-29 01:08:29 | 放浪記
 
皆さんご無沙汰しております(^^)

毎日ジメジメ蒸し暑いですね~(+_+)
まだまだ残暑は続くので熱中症には十分お気をつけください!m(__)m


お盆も過ぎて楽しかった夏も
もうそろそろ終わり・・・

毎日 天気予報をチェックしては週末の各地の天気を
食い入るように見ていたのがちょっと懐かしいなぁ~

今年はけっこうあちこち出撃したんですけどね、
GWの広島・岡山遠征以外はほとんどが狙いのカミキリにフラレてしまい
気づけばもう8月下旬、早いなぁ本当に・・・

ただ副産物?的なカミキリはそこそこ
充実していたので、それはまた近いうちにご紹介したいと思います(^_^)



「写真はあまり撮っていないので少な目ですm(__)m」

この夏 最後の出撃となるこの日、どこへ
行こうか悩んでいたのだが、フと頭によぎったのが「岐阜県産オオトラカミキリ」。

そういえば岐阜県でオオトラを真剣に探したこと
なかったなぁ・・・

御岳麓の岐阜県側は広大なモミ林があって、知り合いの
ムシ屋さんも何人かオオトラを採集しているのだが、モミがあまりにも多すぎて的を絞れない
のと個体密度もかなり低いと聞いていた。

だがそんな厳しい条件下でチャレンジしてこそ
意義があると思い、今回はアテのない?岐阜県産オオトラ探し、
そして長野でアカマツをホストとするとあるカミキリ3種を探すことにした。

今回は午前中に伊那にある某高原でアカマツ探策と材採、昼から
岐阜に戻ってH高原でオオトラ探しという計画である。

朝7時過ぎ、伊那の某高原に到着。

早速、ビーティングネットを持ってアカマツ林を探策。

狙いはホンドヒメシラオビ、メディオ、ナカバヤシモモブトの3種。

ホンドヒメシラオビはここで採集した人あり、メディオは隣の山?のアカマツ材
で羽脱させた人がいるのでここにもいるかも、ナカバヤシモモブトは一か八かの賭けである。

林内を探策するも、なかなか条件の良いアカマツ落ち枝、伐採枝は
見つからない。


1時間以上探し回ってようやく良さげな物件を見つけた。

なんでもヒメシラオビは葉の残った枝が良いらしい。

慎重にネットを差し込んで叩いてみる・・・が

落ちてきたのはカラフトヒゲナガ1頭のみ(T_T)

あれれ・・・これはイケルと思ったんだけどなぁ~、
探し方が悪いのかな・・・

まぁこれ以上叩いても採れる気がしないので、材採に切り替える。

ここでムシムシQさんからアカマツ枝採には
ある条件の枝を探すと良いと教えていただいたことを思い出す。

それを念頭に探すとすぐにそんな条件の枝が4~5本見つかった。


さっそく樹皮を捲ってみるといきなり食痕が現れた!

ゴマフっぽい食痕にも見えるけど・・・メディオかな?

以前に愛知で、モミ材からメディオを羽脱させているが、
あれは数打ちゃ当たる作戦でひたすらモミ枝を集めて食痕まできちんと確認していなかったからな~
もっと勉強しておくべきだった・・・


別の食痕。

白いおが屑が出てるけど、なんだろう?ヒメシラオビとかナカバヤシとか?

もしかしてクビアカハナ、いやツヤケシハナって可能性も!?

う~ん、分からん!


とりあえずこんな枝を5本ほど確保して
終了~、結局 狙いのカミキリは何1つ採れなかった(+_+)

時間はもう11時過ぎ、軽めの昼食を取って岐阜に移動することにした。

H高原に着いたのは13時近くになっていた。

さて探策という時に天気が怪しくなり小雨が降りだす。

モミ4~5本見たところで戦意消失・・・こりゃダメだ・・・


ノリウツギもほとんど終わっていて、わずかに残った花を
掬ってみるも入るのは、マルガタハナ、フタスジハナ、時々ヒゲジロハナといった感じ・・・

パキタも終わりかな~

オオトラ、花掬いは諦めて、針葉樹切り株、立ち枯れで同じオオを冠する
オオクロカミキリ探しに切り替える。

あぁ~どんどん探すカミキリのランクが落ちていく~(T_T)

で、切り株、立ち枯れを丁寧に見てまわるが、結局オオクロも採れず・・・

もうダメだ、帰ろう・・・

帰る途中、見覚えのある車とすれ違う。

サイドミラーでナンバーを確認すると関西圏ナンバー、たぶん間違いない!

ちょっと挨拶でもしていこうと車をUターン
「この行動が後にあんな奇跡を起こすとはこの時は思いもよらなかった」

道路脇に見覚えのある車、やっぱり兵庫のM君だ!

声をかけ、採集状況を聞くとすでにパキタを数頭掬ったという。

この花の少ない状況で引きの強さと眼力はさすがM君である。

少し雑談した後、M君はパキタの追加を狙うといことで移動、
僕はもう少しオオクロ探しでもしょうかと道を渡ろうとした時のこと・・・

アスファルトの上をチョコマカと歩く黄色いムシが眼に飛び込んできた。

一瞬ハチかと思ったが、次の瞬間には無心でその黄色いムシを摘まんでいた・・・

うっ!うそだろ~!?まさか本当に!?

自分でも信じられなかったが、摘まんだ指先から聞こえる
「キイキイキイ」という鳴き声がそれがカミキリであることを証明していた。



オオトラカミキリ
Xylotrechus (Ootora) villioni (Villard, 1882)

この上翅のトラ模様、幅、厚み、日本産トラカミキリ族の中で
圧倒的な存在感、実に素晴らしい!

「ちなみに体長は約28ミリでした。」

今年は狙いのカミキリにことごとくフラれたが、最後に日本産カミキリ
の最高峰の1つが採れたので今までの苦労は帳消しだなぁ、今日という日を忘れない・・・

岐阜の大自然に感謝、そしてM君に会わなかったらオオトラは
採れなかっただろうから、M君はある意味オオトラに出会わせてくれた恩人である、
M君ありがとうm(__)m


採集時は前胸背にベッタリ付いていたモミのヤニ、どう取っていいか
eichanさんにお尋ねしたところ、アセトンかアルコールで丁寧に拭けば取れるかも・・・
と教えていただき、アルコールで拭いたところ思ったより簡単に取れ、
上の写真のようにきれいな標本になりました!

ご教示 ありがとうございました(^^)



5/1 赤きカミキリコンビを求めて IN 広島

2016-06-26 23:34:12 | 放浪記
 
 
ようやくGWの「放浪記」書き上げました!

ただ内容があまりにショボイため、がっかりされる方
はこの記事をスルーしてください(汗


 


GWがやってきた!

さてどこに行こうか・・・ツジウス有名産地か、それとも
新地開拓か・・・

と、頭をよぎったが、このGWは一大決心!

いつかは出会ってみたいと思っていた
赤きカミキリコンビ、「モンクロベニカミキリ」と「ムモンベニカミキリ
を求めてを広島まで行くことにした。

この両種、調べてみるとGW頃より現れ、モンクロはクヌギやコナラの
伐採地の切り株などに生えたひこばえに、ムモンはこれらのソダなど枝先に飛んでくるらしい。

どちらも大変得難く、分布も超局地的なのだが
広島は比較的採集例が多そうなので、大まかなポイントだけを頼りに無謀なチャレンジを決行したのであった。

前日21時過ぎに出発、今回は同じ地元の虫屋Hさんと一緒に超ロングドライブである・・・

気の狂った我らRHコンビは高速など使わず、ひたすら西を目指して
下道を突き進むのである!(ホントにキチガイだ!(笑

で、広島入りしたのが6時半過ぎ、超長距離運転(片道約460キロ)
と寝不足で体はこの時点ですでにグダグダである(自業自得である

さらにここから北へ小1時間ほど走ってポイント周辺へ・・・


周辺を流して、最初に見つけた伐採地がここ。

とりあえず車を降りて、切り株などを探してみる・・・

ひこばえみたいなものはあるにはあるが、赤いカミキリの姿はナシ・・・

時折飛んでいるアカハネムシやベニコメツキ系のムシに無意識に反応してしまい
追いかけてはガッカリ、そして体力をさらに無駄に消耗してしまう(アカハネとカミキリの区別もできんのか!

ここに見切りを付け、新たな伐採地を求めて移動・・・


次に見つけた伐採地跡。

ちょっと良さげで小1時間ほど探策したが、何も見つからず・・・

戻る途中、何気に地面を見ると、クリのイガのようなものが転がっている・・・

てことは、今までクリの若木を見ていたってこと!?(クリとコナラの区別もできんのか!

いかん!疲労で頭が回らなくなってる!、無駄な時間を過ごしてしまった!

さらに移動すると、行き止まりに入ってしまい、オロオロしていると
農作業をされているおじさんがいたので、どこか伐採している場所がないか聞いてみると・・・

なんと!このおじさんが山の持ち主で今伐採しているというではないか!

岐阜からはるばるムシ採りに来たことを話すと、おじさんは呆れ顔で
伐採地での採集の許可をくださり、さらに地図まで書いてくださった。ご親切にありがとうございました!

地図を頼りに5分ほどで伐採地に到着。


これまで見つけた中で一番伐採地らしい伐採地。

だが乾燥が酷く、ひこばえも確認できず。


伐採地を登って反対側に出てみる。

広島の素晴らしい里山を背景に伐採地を探策してみると・・・


ハラアカコブカミキリ
Moechotypa diphysis (Pascoe,1871)

とにかく目に付いたのがこのハラアカコブ。

広葉樹ならなんでもいいのか、ミズキと思われる伐採木にも5~6頭がベタベタ張り付いていた


調べてみると、日本ではもともと対馬だけに生息していたらしいが、
シイタケほだ木などにくっ付いて九州や四国、中国地方などで分布を拡大中とのこと。

名前の由来がこの腹側の赤い斑点。別名ベニフカミキリともいうらしい。

姿形はちょっとゴマフみたいだが、はるかに大きく上翅上部にある1対の毛の束が特徴的。

それにしてもこの独特のビジュアル、初採集で喜んでもいいはずなのだが・・・う~ん

4頭摘まんで止めておいた(笑

その他見られたのが・・・


クリストフコトラカミキリ
Plagionotus christophi (Kraatz,1879)

数頭が走り回っていた。

過去に1頭しか採集していなかったので、追加を採ろうとしたが
♂は素早くすべて逃げられてしまい結局♀1頭しか採れなかった(涙

で、結局赤きカミキリコンビは見つけられず、広島遠征は徒労に終わった・・・

まぁ、あまりに無謀で行き当たりばったり探策で当然の結果といえばそれまでだが・・・

次はもう少し下調べしてからリベンジしよう・・・

いつか必ず赤きカミキリコンビに出会えると信じ広島の地を後にした・・・。


以上、広島遠征でした。あまりにショボイ内容ですんません!m(__)m

次の「放浪記」の記事を執筆中でして、当記事よりは
内容的には充実?していると思いますのでお楽しみに!(^^)

今シーズン出会ったカミキリあれこれダイジェスト その3

2015-12-27 23:36:40 | 放浪記
今年最後の記事「ダイジェストその3」が書けましたので
アップします(^^)

 


─2015・8・1IN岐阜─

 
この日は恒例の御岳採集行のはずだったが、
諸事情で断念、H高原の花掬いへ転戦することにした。


真夏の青い空とノリウツギ。


ちょっと時間が遅かったのと、あまりの暑さのため
かムシの飛来は少な目・・・。


本日の成果・・・

左2頭のフタコブルリハナは久しぶりの再会。

右から2頭目のアオカミキリは生涯初だったのでうれしかった(^_^)

そして1番右端のパキタ(キベリカタビロハナ)は毎年1~2頭は
出会っている。

それにしても貧果だな~、やっぱり花掬いは午前中がベストと
痛感した。


─2015・10・4IN長野─

今年の秋は諸事情が重なり、ほとんど秋のコブ叩きができなかった。

そしてようやく10月4日に時間ができたので、まだ未採集にて
最後の砦、タダコブ「コブヤハズカミキリ」を狙うことにした。

場所は長野県北東部のH川右岸である。

ここは一部フジコブとの混生地となっており、H川左岸
にはフジコブが進出している。

フジコブは去年採集済みなので、右岸を重点的に
叩いていく。


ここH川上流には両種が分布しないエリア、いわいる「非武装地帯」が
あるらしく、上の写真の林道では1頭も落ちてこなかった。

ここがそのエリアなのだろうか?

少し下って別の林道で叩いてみると・・・


コブヤハズカミキリ
Mesechthistatus binodosus binodosus (Waterhouse,1881)

やっと落ちてきてくれた!

コブヤハズ族4種「セダカは除く」が揃った瞬間であった。


続いて♂もゲット!、これでペアになった・・・もう満足!

来年は妙高あたりも探策してみようかな。


以上、今年の「放浪記」はこれにておしまい!

僕は明日から四国の香川へ里帰りします(^^)

もちろん、ついでに恒例の材採もしてきます。

報告は新年のご挨拶と兼ねていたしますね。


それでは皆さん、良い年末年始を!(^o^)/

 6/26~27 はるかなるセダカコブ探策の旅 IN 島根・鳥取

2015-09-04 23:45:13 | 放浪記

 おぉっと!もう9月ですよ~!(汗

 月日が経つのはホントに早いですね。

 あれほどにぎやかに鳴いていた田んぼのカエルもすっかりいなくなり、今は涼しげな秋の虫の鳴き声
に癒されている今日このごろ・・・。

 楽しかった盛夏が終わり、これからはいよいよ「秋の陣」、
秋には秋の楽しみがあります!(^^)

 今季いやこれまでで一番の遠征の記事がようやく
書けました。

 では本編をどーぞ!m(__)m

 



 
これまでコブといえば、秋のムシのイメージが強かったが、
初夏から晩秋までと長い間活動することから、すっかり夏のコブ探策も僕にとって定番になりつつある。

そんな中、eichanさんからコブ探策のお誘いをいただいた。

その場所は・・・なんと!島根!

そしてお隣の県、鳥取と2日間でコブ巡りをするという計画である。

eichanさんの話では、島根半島のとある山にダイセンセダカともタダセダカとも
言えぬ不思議なセダカがいるという・・・。

この山は今年5月に有名な学者のT先生が先に探索され
2個体を採集されたそうだ。

はたしてどんなコブなのか、これは行くしかないでしょ!

ということで、会社から有給休暇をもらっていざ中国方面へ!


 
早朝4時、京都で待っておられるeichanさんと合流し、
高速に乗ってひたすら西を目指す。

天気予報では、連日雨模様だが、まぁコブ採りなら
雨はさほど問題ないだろう。「この時はそう思っていた」

島根のポイントに着いたのは10時頃、外は思いのほか、雨が強く降っている。

こんなドシャ降りで大丈夫かな~?

まぁ、あれこれ考えても仕方ないので、カッパを着込んでいざ!

外に出てみて思ったのが、雨より気温の低さ!

6月下旬というのに、吐く息がかすかに白く見えるほど寒いのだ!

この低温ではたしてコブは活動しているのだろうか?


ポイントはこんな感じで、倒木は雨でびしょ濡れなので、林縁脇に
刈られた枝や粗朶を中心に叩くことにした。


雨の中、粗朶を叩くeichanさん。

自分も何気に別の粗朶を叩いてみる・・・

すると・・・何かがポトリと落ちてきた。

まさか?・・・そんないきなり!?・・・こんな数叩きで落ちるはずが・・・

セダカ・・・落ちたーーー!

まさか、ファーストコンタクトで落ちてくるとは思っていなかっただけに、
最初は目を疑ってしまった。






島根半島産セダカコブヤハズカミキリ

う~ん、これまで見てきたセダカの中で、一番スレンダーで
一見マヤサンのような姿形である。

背中はあまり盛り上がらず、背中の隆起部分から先端までがずいぶん長い。

1頭落ちると、俄然ヤル気がでてきて2人であちこちビシバシ
叩きまくるが、まったく追加なし・・・

その他、コブ以外で落ちてきたには・・・


アメイロカミキリStenodryas clavigera clavigera Bates,1873

珍しいカミキリではないが、実は初採集だったりする(汗

eichanさんもアメイロとヤブニッケイでヒメリンゴを採集されていた。

これ以上ここにいても追加は狙えそうにないので
すぐ隣りの某山に移動することにした。


ポイントに到着後、すぐに林内に突入、なるべく
雨で濡れていない倒木や太い落ち枝の裏側を見て回る。

が、コブは見つからない・・・

やはりこの雨と気温の低さでどこか雨の当らない所に
もぐりこんでしまったのだろうか・・・

ここで気分転換にコブ以外に視点を替えてみる。

細い枯れ枝をチェックしていくと、小さなカミキリが
ポツポツ見つかる。

ほとんどがサビカミキリ系だが、その中で見慣れぬカミキリが2つ。


ヒメアヤモンチビカミキリ
Neosybra cribrella (Bates,1873)

南方では普通種のようだが、岐阜にいては得られない種。

そしてもう1種がこれ。



クロオビトゲムネカミキリ
Sciades(Estoliops) fasciatus fasciatus (Matsushita,1943)

こちらも岐阜にいては得られないカミキリだが、
それにしても小さいな~・・・体長は7ミリ前後か。

この後、しばらくねばってみたが、結局コブは落ちず
ホテルのチェックインの時間も迫ってきたので、明日に賭けることにして鳥取に
移動することにした。


高速を降りてしばらくすると、鳥取県のシンボル、そして中国地方の最高峰「大山」が見えてきた。

今日の宿泊先は大山の東の麓にあるなかなかオシャレなホテル。

夕食はバイキングで種類もとても豊富で本当に美味しかった!(^_^)

夕食後、しばらくまったりしていたが、このボーっとしている
時間がもったいなく感じてきた。

せっかくここまで来たんだし、夜の大山・・・行きますか!

ということで、雨の降る中、ライト片手にダイセンセダカ探策に出かけた。

20分ほど車を走らせてポイントに到着、気温はかなり低い。
カッパを着込んで恐る恐る登山道に入っていく。


コブは基本、夜行性なので雨でもそこそこ採れるんじゃ・・・
と思っていたが、やはり雨と低温のためか立ち枯れ、倒木にコブの姿はない・・・。

50メートルほど進んで、ふと林縁のシダにライトを当ててみると・・・


いてくれて ありがとう・・・




ダイセンセダカコブヤハズカミキリ
Parechthistatus gibber daisen Miyake et Tsuji,1980

先に採集した島根半島産セダカとは対照的に、寸止まりで
幅広く、背中の隆起もなかなか立派である。

1時間ほどの探策で、eichanさんは2頭、僕はこの1頭のみ
だったが、過去にここで♀を採っているので、今回は♂が採れてペアになったので嬉しかった。


 
─2日目─


 
2日目は昨日の島根のポイントでまる1日ねばったが
、結局コブは落ちずタイムアップ!

 
eichanさんはこの秋、もう一度リベンジに来られるそうだ。

こうして、島根、鳥取と2県をまたいだコブの旅はこれにて終了となった。


 
eichanさん 2日間 、本当にお疲れ様でした!
秋にはぜひ島根産コブを落としてきださい!

 
楽しい旅をありがとうございました!(^^)








2015 ・ 3 ・ 28 今年もしつこくアカネキスジ探策 IN 京都

2015-07-21 20:56:14 | 放浪記

 皆さん どもども!(^^)


 前回の記事から1ヶ月以上たってしまいましたが、しっかり生きて
ますよ!

 7月に入ってもう中旬、シーズンまっただ中!と言いたいところ
ですが、6月中旬から梅雨寒が続き気温も例年に比べてずいぶん低かったですね。

 岐阜県の山間部なんか信じられないくらいの低温!

 これまで岐阜の山間部へポツポツ採集に出かけてますが、雨と低温
でムシがほとんどいません。

 気温なんて6月下旬の山間部で低い時でなんと10度以下! ね、低いでしょう!

 7月上旬からようやくニイニイゼミが鳴き始め、今はクマゼミの声も
聴かれ、ようやく夏らしくなっててきましたが、ここ1週間ほどは
 35度超えの猛暑でしたね(+_+)

 今夏はこの異常気象のためか、どこに行ってもとにかくムシが少ないのですよ・・・

 8月に入ったら、ムシがさらに採れなくなるんじゃ・・・とちょっと
心配ですが・・・どうなることやら。


 さて!前置きが長くなりましたが、今年の放浪記第1弾がようやく書けました。

 では、本編をどうぞ!(^^)

                          
                          ・
                          ・


近畿、中国地方限定の魅惑のトラカミキリ「アカネキスジトラカミキリ」。

 キスジトラとアカネトラをたして2で割ったような容姿の
このトラカミキリを探し求めて早や3年の月日が経ってしまった。

 実は以前の記事を見ていただいた方にはお分かりと思うが、
わたくし、ロットンは現地での頂き物と、材で1頭出しただけという貧果なのである(汗

 やはりアカネキスジ=材割り・・・というのがこのカミキリの定番?なのである。

 ということで、材割りの醍醐味を味わうべく、京都はアカネキスジ東限の地
Y山へ今年もこりずに出撃することにした。

 実は今回、eichanさんと午前中に京都の別の場所でもう1種、「キバネアラゲ」の
材採をして、午後からY山でアカネキスジ材割りをする予定であったが、直前に
 eichanさんが風邪で体調を崩されたため、あえなく1人出撃となった。

 京都に近づくにつれ、僕の頭の中はキバネアラゲ材採よりアカネキスジの材割りのほうに
比重が傾いていく・・・

 ということで、キバネアラゲはまた今度にして、今日1日をアカネキスジ材割り
に当てることにした。

 午前8時、現地に到着。

 時間はたっぷりあるので、支度を整えゆっくり登山道を登っていく。

 

 
登り始めて約20分、見慣れたエゾエノキが見えてきた。
それにしても実に天気がいい!
材割りに天候はあまり関係ないが、ここまで快晴だとおのずとテンションも上がるね~!


エゾエノキ大木の根元を中心に落ち枝を探していく。

が、これがなかなか見つからない。見つかるのは、すでに割られた残骸夢の跡・・・

そりゃそうだりだろう、毎年ここに来てかなりの落ち枝を割っているし、
ここはアカネキスジ東限の有名産地、それなりにムシ屋さんも入っているだろうから、簡単に新しい落ち枝は見つからないだろうね・・・

探し初めて1時間、まったくといっていいほど良い物件が見つからない。

まさか、今回もボウズかぁ~!?

まぁ、焦っても仕方ないので、水分補給しながらボ~と斜面を眺めていると・・・

んん!?あれってもしかして・・・

先を摘んで引っ張りだしてみると・・・


それは、落ち葉に埋もれていた直径約3センチ、長さ60センチほどのエゾエノキ落ち枝であった。

おぉ~!やっと見つけたよ、落ち葉に埋もれていたとは、どうりでなかなか見つからないわけだ・・・

早速、真ん中から折ってみると・・・

いきなり・・・ビンゴ~!(^^)

アカネキスジと思われる食痕が走ってるじゃないか~!

ナタで軽くトン、トン、トン!


いきなりキター!じゃなくて出たー!

はぁ~この瞬間!いいですね~!

最終的にこの材からは計8頭のアカネキスジが出てきたが、密度が過密なためか、
小さな個体ばかりであった。

1センチ以下の個体やテネラルはそのままリリース。


細い材に超過密な食痕。こちらは食痕が四層になっている。

この後、先ほど見つけた材の近くでもう1本 落ち枝を
見つけ、こちらからも計6頭のアカネキスジが出てきた。


足元を見ると、知らないうちに材からこぼれ落ちたと思われるアカネキスジが
太陽光で温められたのか、活発に走り回っていた。

もう満足! この後、少しだけ周りを探策して帰路についた。


材割りの醍醐味を満喫させてくれたY山の自然に感謝!(^^)