ロットン虫採り放浪記

日記、放浪記、標本紹介

標本の整理中にフと目に留まったカミキリ

2016-02-14 22:57:37 | 日記

皆さん お元気ですか!(^^)

いや~寒い日が続いた・・・と思ったら
今日は春一番が吹きいきなり気温も20℃超えですからね、
ホント体がおかしくなりそうです(+_+)


 
皆さんも体調管理には十分注意してください!


 
それにしても、先月下旬の「大寒波」には
本当に堪えましたね!


 
深夜は連日-5~6℃が続き、夜勤帰り
は深夜の3時過ぎになるので車も道路もバリバリに凍って片道約16キロの帰路が
本当に大変でしたね(+_+)


 
家の裏の倉庫に、これまで集めたカミキリ幼虫入り
の材が保管してあるのですが、この大寒波で凍死してないか心配です。


まぁ、自然界でもこれくらいの寒さには
一時的になる時もあるだろうし、材の中ならワリと大丈夫なのかな・・・


こればっかりは無事に出てくるのを気長に待つしかないですね・・・。


 
え~、僕の現在の近況をご報告しますと
四国から帰ってきて以来、特に出かけることもなく今は標本のラベル作成や族や属ごとに
ケースに整理したり標本の写真を撮ったりと、まぁこのような作業をノンビリやっています。


僕のようなビンボームシ屋は高価なドイツ箱がなかなか買えないため、
今は台紙を使うマウント形式は止めて、透明のケースにカット綿をひいた
タトゥー形式で標本を作製しています。


 
そんな標本を整理中にフと目に留まったカミキリがこれ!・・・



ケブトハナカミキリ
Caraphia lepturoides (Matsushita,1933)


 
これは約3年前、息子と三重へ海釣りへ行った際に
ホストであるクサギ生木の枯れ枝部分から割り出した個体。


 
僕はね、このケブトハナが大好きなのですよ!

いいですね~、この原始的な風貌、このこげ茶一色の地味具合!

それと全身に生えている剛毛!「これが(ケブト)の名前の由来か・・・」

僕はこの原始的な容姿と地味さにすごく魅力を感じてしまうのです。「自分が地味?だからかな笑」

調べてみると、ハナカミキリという名前が付いていますが花には来ず、
クサギの枯れ枝部分のビーティングなんかで採るのだそうです。

クサギといえば道路沿いから山の中腹までどこにでも生えていて、
実際 僕の家の周りでもたくさん見られますがケブトはまったくいませんね~

やはり内陸部にはほとんど分布せず、海沿いのクサギがベストなのでしょう。

いつかは本種の生態写真を撮ってみたいですね。