ロットン虫採り放浪記

日記、放浪記、標本紹介

4/21 ヒラヤマ探策 2012 IN 岐阜

2012-04-29 22:31:25 | 放浪記
今年は去年よりずいぶんヒラヤマの発生が遅れているようで、実は4/15も某谷へヒラヤマを探しに行ったのですがヒラヤマにはカスリもせず・・・

 去年が4/17に確認できたので15日は気温も高かったのでイケルと思ったんですが・・・

「ということで、4/15の採集記は勝手ながら省略ということでm(__)m」

やはりシーズンオンは早春のカミキリ、ヒラヤマの姿を拝まなければ始まらない!


今回は大阪のムシ屋さんのIさんから連絡をいただき「一緒に春のムシでも採りにいきませんか?」とお誘いしていただいたのでヒラヤマのポイントへ御一緒することにした。

 さてさて今回は3度目の正直になるか・・・それでは行ってきます!


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 朝10時、はるばる大阪から来ていただいたIさんと無事に合流、あいさつもそこそこに車を1台にしてヒラヤマのポイントを目指す。

 約1時間ほどでポイント近くに到着、ここから先は道が凸凹でキツイので歩いてポイントを目指す。

 天気は快晴とまではいかないが気温は20°ほどとまずまずのコンディション。

 

 先を歩くIさん。 Iさんとは3年以上の付き合いとなる。

 僕より20以上年は離れているが、とても謙虚な方でいろいろなことをご教示いただいているムシ屋の大先輩だ。

 今回はわざわざ大阪から来ていただいた。

 

あのチェーンをぬけてからがポイントとなる。

 

 チェーンをぬけてわずか2分ほどでアカメガシワがポツポツ姿を現す・・・。

 

 左側が登り斜面、右側が下り斜面で画像は斜面の高さ4メートルほどの位置に生えているアカメガシワ。

 一気に斜面を駆け登りライトで照らしてみるがヒラヤマはいなかった。

 

 すぐそばにあった別の樹洞。これもヒラヤマの影はなし・・・。

 さらに林道を進みながら斜面に生えたアカメガシワをチェックしていく。

 基本的にアカメガシワは沢沿いの急斜面に生えているので降りたり戻ったりと正直しんどい!

 しかも樹洞は林道側からは見えないので1本1本見つけては降りて樹洞の有無を確認しなくてはならず、これがまたキツイ!

 

 う~ん、もうヒラヤマは発生していてもいいはずなんだけどなぁ~ この樹洞もいないなぁ~・・・

 今年も去年と同じあの御神木しか発生していないのかな?
 
 
 
 結局ヒラヤマに出会うことなく例の御神木まできてしまった・・・。

 頼むから発生しててくれよ~

 期待をこめてそっとライトで照らしてみると・・・

 

 いました!! 「ブレブレで何が写っているか分かりませんよね、すいませんm(__)m」

 そして樹洞採集の必須アイテム、タバコの煙を樹洞に吹きかけてみると・・・

 出てきました!

 
     ヒラヤマコブハナカミキリ Enoploderes bicolor Ohbayashi,1941

 

               ヒラヤマコブハナカミキリ♀

 

            こちらはなかなか体格のいい♂ 

 3度目の正直でようやく出会うことができた。

 最終的にこの御神木で、約20頭ほど確認できた。去年が40頭以上発生していたので今年はその約半分ということか・・・

 同じ樹洞では年々減っていくのだろうか・・・?

 僕は去年、十分に採集しているので2ペアだけ採集し後はIさんに採っていただいた。


 去年の発生が確認できた樹洞がこの御神木だけだったので、ここからさらに奥へ進み、他に発生木がないか探策することにした。

 さらに奥へ進むと・・・

 

 アカメガシワがまとまって生えている場所があった。

 斜面を下りて1つ1つ樹洞をライトで照らしていくと・・・

 

 いました! ようやく他の樹洞での発生が確認できた。

 もう採集する必要もないのでここは撮影のみ。

 この後、もう1ヵ所3頭いた発生木を確認しタイムアップとなった。


 今回は御神木以外の発生木を確認することができて本当に良かった。

 採集シーズンを告げるこのヒラヤマコブハナが樹洞でひっそりと世代を営む・・・この環境を大事にしていかなければ・・・。

 そう思いつつヒラヤマの谷を後にした・・・


 
  
            Iさん 本当にお疲れ様でした! また御一緒しましょう(^^)

 

 

 

 

 

 

  

4/21、 3度目の正直、ようやくヒラヤマに・・・

2012-04-22 17:05:12 | 日記
 出会えました。

 去年よりかなり発生は遅れているようですが・・・

 実は4/15にも同地を訪れたのですが、天気もそこそこよく、気温も高かったのですがヒラヤマは確認できず・・・

 3度目でようやく出会えました。



 
        ヒラヤマコブハナカミキリ Enoploderes bicolor Ohbayashi,1941 の♀個体

 去年は発生していた樹洞は1ヵ所だけでしたが、今年は少ないながら他の樹洞の発生も確認できて大変有意義な探策になりました!(^O^)

 採集記は少しずつ書いていきますね

 

4/1 今年初のウォーミングアップ、ヒラヤマ下見&材採  IN岐阜

2012-04-16 22:05:58 | 放浪記
皆さん こんにちは!(^^)

いかがお過ごしでしょうか?

ようやく僕らムシ屋の季節になりましたね!が!しかし・・・今年の春は例年になく気温が低い日が続いてますが・・・

 これだけ気温の低い日が続くとムシの発生状況も遅れ気味になることが予想されるが・・・

ここんところ出動したくてウズウズしていたので、今回は初出動ということでウォーミングアップも兼ねてまだ早い?ヒラヤマ下見と材採に行ってみることにしました・・・。

 では・・・

                         


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9時過ぎに出発し、現地近くに40分ほどで到着。

天気はどんよりしていて今にも雨が降りそうで気温もかなり低くコンディションは良くない。

まぁウチでドンヨリしてるよりコンディション悪くてもこうしてフィールドにでたほうが気分が晴れるしね~


 

 ここから先は道が悪いので徒歩でポイントへ・・・

 と!ここで雨がポツポツ降りだす。

 本降りになる前に去年ヒラヤマが多数発生していたアカメガシワの御神木を見に行ってみることにした。

 と!!ここで樹洞採集で必須アイテムの懐中電灯を忘れたことに気づく・・・

 わちゃ~やっちゃったよ!よりによってライトを忘れるとは・・・

 戻って取りにいく気力はないので、仕方なく携帯のライトとデジカメのライトを常時発光で対処することに・・・。

 

 矢印が去年ヒラヤマが40頭以上発生していたアカメガシワの御神木。

 さっそくデジカメのライトをオンにして樹洞を覗いてみる・・・

 

 デジカメのライトでもけっこう明るいんだね!で、肝心のヒラヤマは見る影もなし・・・

 まぁ下見だし時期も早いし・・・「ちょっと強がり」・・・

 ヒラヤマは早々に見切りをつけ、次は材採をすることに・・・

 ここでの材はアカメガシワの立ち枯れや倒木。狙いはトラニウス「トラフホソバネカミキリ」。

 以前も1度、アカメガシワの材採をしたことはあるが、出てくるのはほとんどニセビロウドばかりでトラニウスにいたっては1センチあるかないかのコバエみたいなのが3頭羽脱したが、やはり2センチ超えがほしいところ・・・

 来た道を戻りながらめぼしい立ち枯れ&倒木を探していく・・・。

 が、これといった良い物件がなく下まで降りてきてしまった・・・。

 仕方ないので来た林道の反対方向へ行ってみることに・・・

 

 しばらく進むとこんな倒木を発見。長さは3メートルほどあり幹の太さも15センチ以上はありそうだ。

 樹皮をめくって食痕を探すと小さなカミキリの幼虫が樹皮下から出てきた。

 

 う~ん・・・幼虫の目利きができない僕にはなんとも言えないが、なんかカミキリ亜科の幼虫じゃない気がするな~

 やっぱフトカミキリ亜科系かな・・・ビロウドかニセビロウドか・・・「トラニウスはカミキリ亜科なので」

 

 さらにめくると大き目の幼虫も出てきた。これもフト系か・・・?

 

 ベニヒラタムシも出てきた。それにしても極薄ですな~!

 ルリヒラタならデカいしキレイだから採るけどベニじゃぁネ・・・

 そういや確かヒラタムシって他のムシとか食うンだったよね!? 食うならカミキリの幼虫とか食ってるのかな?

 食うなら駆除しとかなきゃ!

 トラニウスが入っているか分からないがとりあえず50センチの長さに2本分ノコギリで切断し持ち帰ることにした。

 「入っててくれよ!トラニウス」

  

 というわけで本日の探策はこれにて終了・・・

 ヒラヤマは4月中旬ごろまた来るとしよう・・・。

 

 

 

 

 



今日から4月ですね!

2012-04-01 20:45:26 | 日記
 4月になりましたが、寒いです!(*_*)


 

 越冬させていたナンキ末っ子が・・・☆になってしまいました・・・

 ☆になってまだ間もないようで体も軟らかかったので防腐処理のため酢エチに少しつけてから展足しました。

 幼虫から飼育していただけにちょっと残念です。

 ナンキ末っ子、いままで楽しませてくれて ありがとう・・・