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ロットン虫採り放浪記

日記、放浪記、標本紹介

2014 ・ 10 ・ 3~5 四国は香川へ里帰り&淡路・徳島のコブ叩き

2015-05-31 22:29:49 | 放浪記

明日から6月!

 いよいよ本格夏シーズン突入ですね!(^_^)

 これまで材のほうでいろいろ楽しませて
もらったので、これからはフィールドで夏本番
 を楽しみたいと思います!

 あれこれ採集地が頭ン中で駆け回って
ますが、と・・・その前に去年の最後の「放浪記」を
 アップします。

 去年の記事ばかりだとちょっと内容のキレも悪くなる?ので
あまり長々と書かずに、御報告程度?にしておきますね・・・。


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 前回の東方のコブからガラッと場所を変えて西方のコブへ・・・。

 先ずは実家に行く前の恒例の徳島はO山に寄り道。

 狙いはサヌキセダカとツチイロフトヒゲ。

 サヌキセダカは讃岐山脈には東端から西端まで広く分布しているようだが、
これまで香川、徳島の県境にあるO・T山でしか
 採ったことがないので、ぜひ「他山地」産も見てみたいのだ。

 順調に山道を進んでいくと、なんと!工事で通行止め・・・あちゃ~!(+_+)

 ここまで来て戻るのも悔しいので、適当な場所に車を止めて
ここから歩いて行くことに・・・

 ロングドライブと寝不足でこの長い山道はかなりツラい。

 フラフラになりながら40分ほど歩いてようやくポイントに到着!

 時間は7時過ぎ。

 はぁ~しんど!

 


 ポイントはこんな感じ。

 O山には悪いがこの山、パッと見はなんの変哲もなく正直
面白みのない?山である。

 乾燥は酷いし、近所の雑木林を歩いているような感覚である。

 「何かいる!」というワクワク感は皆無。

 がしかし、四国にはこんな山にもセダカはいるのだ。

 良い物件を探して林内を徘徊するも、枯葉がほとんどない。

 とにかくちょっとでもいそうな場所は叩いていく・・・。

 そして探し初めて約1時間・・・

 

ツチイロフトヒゲカミキリ
Dolophrades terrenus Bates,1884


 ようやくツチイロ♂が落ちてきた。

 ふぅ~! ボウズにならなくて良かった・・・

 ここからさらに1時間ほど探策したが結局セダカは落ちず、体力も限界にきていた
ので下山することにした。

 戻る途中、葉の上にいたツチイロ♀を見つけ、ツチイロはペアで
採ることができた。

 

ツチイロフトヒゲカミキリ♀


 今回も結局セダカは落ちなかった。

 この山はホントに相性が悪いね・・・

 でも諦めずにまた来よう・・・うん、採れるまで・・・

 

 親父と1日過ごした後、帰りも恒例の淡路島探策することにした。

 実はこの時、台風が近づいてきており、1日早く岐阜へ帰ることに
なったのである。

 淡路の海岸沿いはかなり風が強くなっていたので、急いで
S山に向かう。

 強風で明石海峡大橋が通行止めにでもなったら、足止めを食らって
しまう。

 パパっと支度をして、S山の林内へ・・・

 狙いはセダカ原名亜種。通称タダセダカである。

以前にここで♂を採っているので、できれば♀を採ってペアにしたいところ。

 ここも乾燥が酷いが、谷の方へ下りていくと、
小川の脇にアオキの群落があり、枯葉もかなりある。

 湿度も申し分なく、もう採った気分になってしまったが、
なんと!

 1頭も落ちなかった(T_T)

 あれ??

 ここにいなきゃどこ探しゃいいんだ~!?

 アテもなく林内を徘徊していて見つけたのが・・・

 


 太い木の幹と幹の間に溜まった枯葉。

 もうここに賭けるしかない!

 ネットを幹にあてがい、枯葉をかき出してみる・・・

 枯葉を一枚、一枚 どけていくと・・・

 


セダカコブヤハズカミキリ原名亜種
Parechthistatus gibber gibber (Bates,1873)


 いてくれてありがとう・・・

 今回も♂だったが、まぁ贅沢は言うまい・・・

 それにしても、こんな場所にいたということは
もう越冬しようとしていたのか?

 この後、ツチイロフト1頭落として タイムアップ!

 ♀はまた来年 採りにこよう。


 風が強い中、急いで明石海峡大橋を渡り帰路についた。






 次はいよいよ今年の記事をアップしますね(^^)

 お楽しみに!


 
 さぁ!夏本番!

 皆さんも少年の頃に戻って思いっきりフィールドでムシ採りを楽しんでくださいね!

 では(^^)/

 

 

 

 

 
 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 2014 ・ 9 ・ 14   DRAGON & TIGAR 「虎王」の巻 IN 山梨

2015-03-17 20:54:21 | 放浪記

 気付けば3月も中旬ですね~!(^^)

 厳しかった冬も終わり、今年の採集計画もそろそろ
立てねば!

 時間があれば、南の島「屋久島、八重山など」なんかで探策
してみたいんですがね・・・。

 でも、まだ本土産で採っていないカミキリ
が山ほどあるので、やっぱりこちらをある程度採って
 からかな離島に行くのは・・・

 あれも採りたいし、これも採りたい・・・

 上げればキリがありませんが、出会えるまで
地道に探策していくしかありませんね^^;


 さて!去年の記事の残りが数件残ってますので、急いで
書いていきますね!(汗

 先ずはこちらから!

                             ・
                             ・

 僕が勝手に名づけた※「龍王」探策から約2ヶ月・・・ ※龍王(ギガン)のこと。「DRAGON&TIGER 竜王の巻 参照」
                                                          
 龍王はやや間接的?だが無事に出会うことができた。           

 そして初秋の陣、いよいよ「虎王」ことオオトラの季節がやってきた!

 思えばカミキリを初めて以来、どれだけこのカミキリに憧れ、いつかは
この手に収めてみたいと夢みたことか・・・

 いろいろ調べてみると、北海道から九州と割と全国に
分布しているようだ。

 なので僕の住んでいる岐阜にも当然分布はしているが、ポイントもよく
知らないので、ここはオオトラの産地として有名な山梨まで行くことに
 した。

 先ずは有名産地でオオトラの生息環境なども見て、
今後の探策に生かしたいのもあるし。

 
 そして今回は昼からeichanさん、そしてあの有名な昆虫サイト「THE  INSECTER」
を開設しておられるムシ屋界の大御所、ビオスケさんと合流ということでいささか緊張しながら
 山梨に向かう。

 中央道をビューンと軽快に飛ばし、7時過ぎには無事に山梨に入る。

 ここから事前にM.Tさんから教えていただいた、オオトラ有名ポイントに向かう。

 40分ほど走らせてなんとかポイントに到着。

 早速、オオトラのホストであるモミを1本1本丹念に上から根本の下草まで見ていく。

 


 なるほど、さす有名ポイントだけあって、ここのほとんどのモミにはオオトラが食害したとみられる
ヤニがダラダラ出ているが・・・

 で、肝心のオオトラはどこだ・・・

 あっちへうろうろ、こっこへうろうろ・・・

 ほぼここのポイントのモミは見尽くしたがオオトラの姿はない・・・

 だよね、そう簡単に見つかるムシじゃないよね・・・

 ここでeichanさんから山梨入りしたとの連絡が入る。

 また来年ここへ来てみよう・・・

 ポイントを後にし、eichanさんとビオスケさんの待ち合わせ場所のオオトラ第2ポイントへ
向かう。

 お二人は午前中は別の場所でコブ叩きをしておられたそうで、多くのタニグチコブを
ゲットされたそうだ(^_^)

 そして小1時間後、無事にお二人と合流。

 初めてお会いするビオスケさんであったが、とても気さくな方で
この後の探策でもいろいろ親切にしてくださった。

 

 それにしても天気が良い!

 気温もぐんぐん上がり、正にオオトラ日和だ!

 今日はなんか良いことがありそうな予感^^;

 

 折り畳みのイスに座り、オオトラ降臨の時を待たれるビオスケさん。

 eichanさんと僕はひたすらモミからモミへと巡回して見ていく。

 eichanさんもどうやら僕と同じで、「じっと時を待つ」採集は苦手なようだ(笑

 時折、ビオスケさんの陣に立ち寄って、過去のムシ話でしばし談笑してまたオオトラ探策に出かける。

 

 オオトラ、メディオ(ヨツボシシロオビゴマフ)と忙しそうに探策されるeichanさん。

 オオトラ探策の合間にみんなでモミ倒木や枯れ枝などで、メディオを
探す。

 が、1頭も見つけられなかった。

 この後も何度もモミ林を往復して見ていくが、時間だけが過ぎていき、なんと!

 この最高のオオトラ日和にもかかわらず、予感ははずれ全員ボウズ!!

 やはりオオトラは運と巡り会わせのムシなんだろうね、きっと・・・

 やや後ろ髪をひかれる思いだが、来年またチャレンジすることにして
ポイントを後にした・・・

 ここでビオスケさんとお別れし、eichanさんと僕は最後に材採をするため、
最初のオオトラポイント付近まで戻ることにした。

 山梨といえばカミキリ屋にはオオトラが先に頭に浮かぶが、
実は内陸にもかかわらず、北方系、南方系のカミキリが混在する
 県なのである。

 いろいろ調べてみると、各種ゴマフにキイロアラゲ、スネケブカにオオシロ、さらにタキグチモモブト
と南方系の魅力的なカミキリの名が並ぶ。

 まぁ一度にこれだけ狙うのは無理なので、今回狙うのはポエキラ(マダラゴマフ)とオオシロ。

オオシロのホストはムクノキやケヤキ枯れ枝などで、ここではケヤキ、ポエキラは
ここではシデの立ち枯れが良いそうだが、恥ずかしながら僕はシデがよく分からないので
 その他のホストであるブナ科の立ち枯れを探すことにする。

 

 林内はこんな感じ。

 良い物件を探して、奥へと進んで行く。

 そしてようやく一本のケヤキを見つけ、根本に人の腕くらいの太さの
落ち枝を拾う。

 樹皮を捲ると・・・

 

 樹皮下には無数の食痕が走る。がビオスケさんの話ではオオシロの食痕は特徴的で
樹皮下を広く食べ、その端から材部に侵入するそうだ。

 オオシロ以外ではキイロトラがウジャウジャ出てきたそうなので、これはキイロトラの
食痕かな?

 何が出てくるのか、とりあえず持ち帰ることにした。

 次にポエキラの材を探す。

 ポエキラの物件は倒木や落ち枝より立ち枯れがベスト。

 

 立ち枯れを切って確認されるeichanさん。

 なかなかポエキラが好みそうな良い立ち枯れは見つからない。

 かなり奥まで入ったので、来た道を戻りながら探策していくと、ふと出口付近に直径7センチ、
高さ3メートルほどの立ち枯れがあるのに気付いた。

 来るときは気づかなかったな・・・

 樹種は分からないが、樹皮がしっかり付いていて表面にはフトカミキリ系の産卵加工の痕と
思われる無数の噛み傷が見られた。

 樹皮を剥がしてみると・・・

 

 樹皮下には粗いおが屑と材部への侵入孔が現れた。

 たしかゴマフ系の食痕は粗いおが屑を出すと聞いたことがあるが・・・

 果たしてポエキラのものなのか、これも60センチほどの長さに切って
3本ほど持ち帰ることにする。

 そして2人でそこそこ材を確保したところでタイムアップ!

  今回はオオトラには出会えなかったが、「来年は必ず!」と心に誓い、山梨の地を後にした・・・





 eichanさん、ビオスケさん、オオトラは残念でしたがいろいろお話できて
本当に楽しい探策でした。

 ありがとうございました!m(__)m
 

 またぜひご一緒しましょう!(^_^)


 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 


 

 

 
 
 




 

  

 


  

 7/25 御岳探策 2014 IN 長野

2014-12-19 23:29:11 | 放浪記

 皆さん こんばんわ!

 ずいぶん 御無沙汰しておりますが、しっかり生きてますよ!(^^)

 アリャリャ! 気づけば今年ももう残すところ10日チョイになりましたね。

 ホント! 早いもんです。

 今年の冬は寒い~!!

 
 実は最近、この年で転職いたしました!

 これが忙しくなかなか好きなムシ事やその他の趣味がなかなか
できません。

 連日の残業で体はクタクタですがなんとか今年の採集記事は今年中に
書きたいですね。 できるかな~(汗



 では 本題へ・・・

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 カミキリ屋の聖地ともいうべき魅惑の「御岳」


 御岳産カミキリトップ3の「ホンドスミイロハナ、サハリンことカラフトホソコバネ、オトメクビアカハナ」を
先頭に「チャイロヒメコブハナ、パキタ、ムナミゾハナ、イガブチヒゲハナ、キジマトラ、
ミドリヒメスギ、フイリヒメハナ、クリイロシラホシ、ミヤマモモブトその他etc・・・」とザッと名前を上げても
 他所ではなかなか得られない珍種ぞろい。

 しかも一部を除いてほぼ同時期に採れるのも御岳ならでは!

 そんな魅惑の御岳に今回ぜひデビューしたい・・・という
方から連絡をいただいた。

 前記事の「ギガン探策」で御一緒したTさんである。

 Tさん自体、凄腕のムシ屋さんなのだが、これまで御岳は一度も訪れたことがないとのこと。

 今回 Tさんの最大の目標はズバリ!「カラフトホソコバネ」。

 それなら・・・ということで御一緒に御岳を探策することにした。

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 早朝6時頃、八海山でTさんと無事に合流、挨拶もそこそこ、しょーもない話?
で爆笑しながら「ここではとても書けません笑」数カ所あるサハリンの
 ポイントを巡回する。

 実はTさんと僕はほぼ同世代、ムシ以外の話もけっこう合うんですよね~(^^)「僕が勝手にそう思ってるだけかも汗」

 

 サハリンの御神木の1つ、カラマツ生木の辺材露出部。

 こんなポイントが5~6カ所あり、サハリンが来てないか根気よく
見て回る。

 サハリンは昼からが勝負・・・とよく聞くが、以前に早朝6時頃に目の前で採った方
がおり、僕自身、サハリンには3度出会っているがすべて朝9時~11時の間なので
 早朝から夕方とほぼ1日中活動しているものと思われる。

 ここでTさんは御岳でもっとも有名な御神木で待ち伏せ作戦、僕は
ひたすら巡回作戦。

 はたして勝利の女神はどちらに微笑むのか・・・

 日が高くなり、気温が一気に上がり始めると、サハリン御神木の樹皮から
メタリックなカミキリが顔を覗かせる。

 あ!いた!

 
ミドリヒメスギカミキリ Callidium (Palaeocallidium) kuratai (Yokoyama, 1972)

 とにかくチョコマカ動き回るので生態写真は撮れなかった。

 素手では以外と採りにくく、ヘタに摘むとスル~と指からすり抜けて落ちてしまうことも(汗

 でもいいでしょう、このメタリックグリーン具合!

 体長は大きいもので12ミリほどとそれほど大きくないけれど、お日様に当たると
眩しいくらいキラキラ輝くんですよね!

 しかも中部地域で確実に採れるのは御岳だけというレア度も魅力の一つ。

 Tさんはまだミドリヒメスギは未採集とのことで、次に見つけた
個体はお譲りしようとサハリンのポイントを巡回していくと
 これが思いのほかサハリンの御神木ごとにチョコマカ
歩き回っているのだが、なんと!

 3~4頭は見つけたと思うが、すべて指からスル~して落っこちてしまった!(泣

 ミドリヒメスギを確実に採るには小さな袋かなにかに落っことした方がよさそうだ・・・

 Tさん すんません!m(__)m

 その後、Tさんはひたすら待ち伏せ作戦、僕はサハリン御神木の巡回作戦に呈したが
サハリンは一向に現れない・・・。

 途中、大阪のムシ屋のIさんも来られて、3人でしばし談笑・・・

 気分転換にゲレンデに出てみる・・・

 

 7月下旬にもなるとショウマのよい株はほとんどないので、ゲレンデに点在するオニシモツケ
などを見て回る。

 チャイロヒメハナなど普通種のピドニア、ホンドアオバホソに混じってちょっと良さげなピドニアが・・・

 
カクムネヒメハナカミキリPidonia (pidonia) orientalis Matsushita,1933

 これカクムネでいいんだよね? あまり自信ないんだけど・・・汗

 ピドニアはそれなりの同定力がないとサッパリだね・・・

 クモマとかフイリとかいないかな~・・・まさかスミイロとかいないよね・・・

 いるわけないか・・・ハイ

 気をとり直してもう一度、サハリンのポイントへ・・・

 

 途中で見つけたハンノキの伐採木。

 同じカバノキ科ならあれいるかな~?

 あ!いたいた!

 

 
ツマキトラカミキリ Xylotrechus (Xylotrechus) clarinus Bates, 1884

 普通種ながら、高標高地に行かないとなかなか得られないカミキリ。

 以前はシラカバかなんかの伐採木で採ったかな・・・

 好きなんですよね~!トラカミキリの仲間は・・・。

 チョコマカ伐採木上を走り回る姿は見ていてとても楽しい(^^)

 4頭ほど摘んで、再びサハリン探策。が時間だけが過ぎていき
結局Tさんも僕もサハリンは採れなかった・・・。

 そしてタイムアップ!

 Tさんは明日もう1日がんばるとのことで、ここでお別れをし、帰路についた・・・。

 

 Tさん 楽しい御岳探策 ありがとうございました!(^_^)


 またどこかに行きましょう!!


 
 「その後、Tさんから連絡をいただき、サハリンはダメだったがミドリヒメスギは複数 採れたとのこと、
良かったですね!」

 
 
 

 

 

 


 

 

 

 


 

 
 

 

 

 

 

 

 
 
 

 

 

 

 

 
 

 



 

 

 

 

 

 

 
 

  

                        

 


 
 
 
 

 

 
 

 




  

 

 

 

 

 

 

6/30  DRAGON &TIGER  「龍王」 の巻 IN 関西

2014-10-15 21:41:12 | 放浪記

 全国カミキリファンの皆さん こんばんわ!(^^)



 2週連続の台風上陸は正直 参りました(+_+)

 先々週末の香川帰省は台風18号の接近で、1日早く岐阜に帰ってくるハメになりました。

 鳴門、明石海峡大橋が通行止めにされたら、戻ってこれなくなって
しまいますからね・・・。

 帰省中はそれなりに探策しましたが、成果はイマイチでした。

 これはまた後日、記事にてアップしますね。


 そして今回の台風19号。

 最初は風速50メートル、最大瞬間風速は70メートル
と、猛烈な勢力でとても心配でしたが、本土に近づくに
 つれ、勢力も徐々に弱まり、こちらに来るころには
風速30メートル、スピードも時速50キロで、アッと
 いう間に通り過ぎていきました。

 実家のある香川も心配でしたが、避難指示はでたものの、
大きな被害もなく、少しホッとしています。

 皆さんの地域は大丈夫でしたか?

 今年はもう台風はいらんですね!

 コブシーズンも終わり、これからは
また材採を中心に活動します。

 
 少々長くなりましたが、放浪記をどうぞ!

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                        ・

 これはあくまで、僕個人の価値観の話・・・

 サブタイトルの「DRAGON & TIGER」・・・直訳すると「龍と虎」。

 本土には数多のカミキリたちを押さえて頂点に君臨する2種のカミキリが存在する。

 1つは頭部、前胸が黄金の微毛に縁どられ、長くスレンダーなボディ、その姿は正に「龍」。

 もう1つは太くガッシリしたボディを持ち、上翅には黄色と黒の縞模様、その姿は正に「虎」。

 両種ともそれぞれの族の中では「大きさ・格調・存在感」は群を抜き他の追随を許さない
正に「王」の風格!

 
 とまぁ、少々オ-バー(いや だいぶオーバーかな笑)に書いてしまったが、
その両種とはズバリ!
 

   「ギガン(オニホソコバネカミキリ)」「オオトラカミキリ」

 「オニホソコバネはその学名からカミキリ屋の間では通称ギガンとかギガンティアと呼ばれる」

 要するに、「龍虎」・・・互角の力を持つ両雄の例え・・・をカミキリにあてはめて
遊んでるってことですね(笑

 そのトップということで「龍王」と「虎王」というワケ。

 この両種、カミキリ屋なら一生に一度は出会いたい憧れのカミキリだろう。

 いや、カミキリ屋ならいずれこの両種に行着くに違いない。

 分布も局地的で、期間限定、おまけに一生に一度出会えるかどうか・・・となればなおさらこの手
で採ってみたい!

 いろいろ調べてみると、オニホソコバネの出現時期は地域にも
よるが、だいたい6月下旬~7月中旬だそうだ。

 あとは標高差などで、多少は前後するのだろうが・・・。

 そして 遂にその時はきた!

 今回のポイントは、事前情報で多くの採集実績のある関西の有名産地に行くことにした。

 「実は去年、僕は一度ここのポイントに訪れている。当然 ギガンにはカスリもしなかった(+_+)」

 「そして去年、岐阜の知り合いのムシ屋さん2人がここのポイントで2頭づつ計4頭のギガンを採集されていた!」

 中部にも有名産地はあるのだが、ここは標高も高く、発生は7月中旬ごろ、それに狭いエリアに
採集者がメチャ集まるので今年はパスして、今回に賭けてみようと思う。

 そして今回のギガン採集には2人のムシ屋さんが駈け付けてくださった。

 1人はカミキリ屋の大先輩eichanさん、そしてもう1人は去年、アカムネハナポイント
で有名なA山で知り合ったTさんだ。

 実はTさんとはナンキセダカ採集を予定していたのだが、連日の雨で危険と
判断しギガン採集に変更させていただいた。

 eichanさんは過去に♀を採集済みということで、今回でペアにしたいところ、
Tさんと僕は未採集なのでどちらでもいいからとにかく生きたギガンを拝みたい!

 オオトラ降臨まで約2ヶ月、その前になんとしてもギガンを押さえておきたいところ。


 さて!運命の女神は誰に微笑むのか・・・では ガンバってきます!

                        
                              ・
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 28日から現地入りされているTさんにお会いするべく、前日20時過ぎに岐阜を出る。

 Tさんは共通の知り合いのムシ屋さんにここのポイントをいろいろ案内してもらったそうだが、
ギガンはこの日は現れなかったようだ。

 そして日付が変わって深夜1時ごろ無事にTさんと合流。

 ムシの話であれこれ談笑し、2時ごろ車中にて就寝・・・ZZZ

 夜が明けて、早朝6時頃から探策を始める。

 やはりムシ採りは先手必勝(笑、それとギガンは早朝に飛翔する個体が
多いそうだ。

 

 ポイントはこんな感じ。

 照葉樹が主体で,クスノキ科のイヌガシ、カシ類、シイ類が多く生えている。 

 エゴノキ、ケヤキもポツポツ見られた。

 それと、ギガンは「洞ムシ」のイメージがあり、本州中部では主にクワやケヤキの洞の有無が重要になってくるが
ここでは洞の有無はあまり関係ないようで、広葉樹生木の裂け目、部分枯れがポイントとなる。

 う~ん、場所が変われば、生態も多少は変わるのかな?

 しばらく探策していると、eichanさんから連絡が入る。

 どうやら最寄駅に着かれたようだ。そして無事に合流。

 挨拶もそこそこに、それぞれ思い思いに探策。

 ここのポイントはおおまかに2カ所あり、1つは林内の飛翔個体や、産卵にきた個体を
狙うポイント、もう1つは林をぬけた広場の林縁を飛翔する、ちょっとした吹上げポイントだ。

 eichanさんと僕は林内ポイントに残り、Tさんは吹上げポイントで狙うとのこと。

 

 実績のある裂けたイヌガシの御神木。

 一見 立ち枯れに見えるが、これでもしっかり生きている。

 この裂け目にギガンが産卵にくるらしい。

 ここを拠点に辺りに飛翔個体がいないか注意して探策する。

 時間を追うごとにムシ屋さんの数も増えていき、最終的に12~3人ほどはいただろうか・・・

 さすが有名産地、平日でも人が多いね(汗 「土、日なら20~30人は来ているという。ギガンの魔力 恐ろしや!」

 ここで若いムシ屋さん2人と知り合う。

 2人とも大学生で、先輩がS君、後輩がO君といった。

 なんでも連日、ギガンを採るためにこのポイントに通っているらしい。

 と、その時! 吹上げポイントにいたTさんから連絡がはいる・・・

 携帯に出てみると、その第一声が! 「採れましたよ~!」

 え!?エ!? マジですか~!?

 eichanさんも僕も急いで現場に行ってみると・・・

 

 
            PHOTO & 採集 BY Tさん

 「こちらは後日、すでに綺麗に展足された写真をTさんから送っていただきました(^^)」

 おぉ~!! それは30ミリを優に超える立派なギガンの♂。

 なんでも林縁の高い所を飛翔中をネットインしたそうだ。

 う~ん、それにしてもこのオーラ、前胸を縁どる黄金の毛並、実に素晴らしい!

 こうしちゃいられない! 自分も早くゲットしないと~!

 2頭目が飛んでいないか林縁を見ていく・・・と、その時!

 ここでeichanさんから連絡がはいる・・・

 あれ?さっきまでここにいたんだけどな~、どこに行ったんだろ?

 まさかね・・・こんな短時間で・・・と思いつつ恐るおそる携帯にでてみるとその第一声が・・・

「採れたよ~」

え!?エ!?え!? またまた~・・・ってマジすか!!?

 どうやらeichanさんは、知らないうちに林内のポイントに戻っていたようだ。

 急いで現場に戻ってみると・・・

 

 
          PHOTO & 採集 BY eichanさん

 
 例の裂けた御神木下の葉に止まっていた個体をゲットされたようだ。

 これがまたデカかった! これ35ミリ 超えてるんじゃ!?

 回りにいたムシ屋さんたちも集まってきて口々に「デカッ!」と驚ろいていた。

 しかも♂でこのデカさはほぼマックスとのことだった。

 これでeichanさんは見事にペアを揃え、Tさんもサクっと採ってしまった・・・

 アッという間の出来事と、お二人の余裕とも取れる満面の笑顔に羨ましいやら悔しいやらで、
頭の中はもう真っ白・・・

 ホント!こうしちゃいられない! こうなったら「鬼」になってやる!

 お二人さん、待っててくださいね~、僕もサクっと採って
すぐにお二人に追いつきやすから!

 ところが「鬼」になってどれだけ探しても見つからないものは見つからない(T_T)

 時間だけが刻々と過ぎていき、昼過ぎには冷たい風が吹くようになり、とてもギガンが
現れる状況ではなくなってしまった。

 そしてとうとうタイムアップに!

 あぁ~神様は不公平だ!イジワルだ!(泣

 そしてこの日を境に僕の頭の中はギガンに毒されていくことになる(怖

「この日はなんと!あれだけのムシ屋さんがいながら、ギガンを無事にゲットされたのはこのお二人だけという快挙!」


                             ・
                             ・

 数日後、頭のイカれた僕は気付くとギガンのポイントに立っていた・・・

 ここまできたら採れるまで引き下がるわけにはいかない!

 先ずは早朝勝負ということで、例の裂けた御神木の前に陣取る。

 8時を過ぎたころには、ポツポツとムシ屋さんたちも増えてきた。

 前回とほとんど同じ顔ぶれの方たちだが、大阪からIさん、兵庫からM君
が来ていた。

 例の大学生のS君、O君も来ていたが、連日がんばっているがまだギガンは採っていないとのこと。

 名古屋から親子で来られていたムシ屋さんがいたが、これまで7連敗とのことだった。

「この日、見事に5頭採集されたそうだ。7連敗が報われましたね!」

 その後、昼まで誰一人も採れず、今回もダメかと思った時の事、
昼過ぎから急に汗ばむほど蒸し暑くなり、ギガンが産卵にくるには申し分ない条件となった。

 それから勝どきの声があちこちで聞かれるようになってきた!

 林内を徘徊していると、向こうから年配のムシ屋さんの呼ぶ声が・・・

 「ここにおるんやけど割れ目におって網が入らんのや」・・・

 行ってみると、高さ3メートルほどの木の割れ目にデカいギガンが止まっているではないか!

 瞬時に足場を計算して木によじ登り、ギガンをつかみ、下からネットを延ばしてもらい
中に放り込んだ。

 その方は何度も僕にお礼を言って嬉しそうに毒ビンに入れていた・・・

 ふぅ~人助けしてる場合じゃないんだけどね~、イイことしたんだから まぁ いっか・・・

 ところが・・・今度はその立場が逆となる。

 今度は僕がようやく見つけたギガンを例の学生さんたちが採ってくれたのだ!

 「これは○○さんが見つけたギガンだから遠慮なくどうぞ」と快く譲ってくれたが・・・

 その時は無我夢中でもらってしまったが、後で冷静になってみるとS君、O君にはとても申し訳ない気持ちになった。

 100%自力採集ではないし、なによりも、S君、O君だって採りたかっただろうに・・・

 その後、二人が無事にギガンを採集できたか気になって仕方がない。

 それからしばらくしてS君から連絡が入り、なんと!あれからギガンペアと♀1、O君も無事に採集できた
と報告が入りホッと胸をなでおろす。

 本当に2人とも採れて良かった!

 

 
   オニホソコバネカミキリ Necydalis(Necydalis) gigantea gigantea Kano,1933

 これがその時のギガン♀。

 体長約37.5ミリの立派な♀だが〆たら1ミリ縮んでしまった(+_+)

 話によると、ここのギガンの♀はデカく幅も広く、体色も他地域より黒化傾向にあるらしい。

 なので37,5ミリはまぁまぁの大きさなのだそうだ。

 他地域産を採ったことがないので比べようもないけど。

 
 今回ほど集中して採集したことなかったぁ~ ふぅ~メチャ疲れたけど無事に採れて?
本当に良かった!

 僕のようなショボいムシ屋は何度も現地に行かないと採れないんだよね、やっぱり・・・

 来年は♂を採らねば!


 長かったギガン放浪記はこれにておしまい(^^)


 


 eichanさん、Tさん 現地では本当にお世話になりました!

 お二人とも見事にギガンをゲットされ、本当に良かったですね!

 
 そしてS君、O君 いろいろ本当にありがとう!

 現地でお会いしたムシ屋の方々、大変お世話になりました!


                      m(__)mm(__)mm(__)m

 

 

 

 

 
 

 

 


 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 
                 

 
 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 


 

 
 

 

 

 






  
 
 

 



 

 

6/21  カツラの「妖精」探し IN 岐阜

2014-09-25 19:51:54 | 放浪記

ふぅ~! 夏の採集シーズンが終わって、気付けば早や9月も下旬・・・

 記事も遅れ遅れになってしまい、ずいぶんたまってしまった(汗

 今年は8月に入ってからは雨天ばかりが続き、成果はイマイチ(T_T)

 9月に入ってからは急に涼しくなり、夜はちょっと肌寒く感じられ
ましたが、ここしばらくはまた残暑が戻ってきたようですね。

 今年は「晩夏のモミ林の大物」が不調のようですが僕もその「大物」を狙って出撃しました・・・
で、その結果はまた後日(^^)

 では 放浪記をどうぞ!


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 ふむふむ、いろいろ調べてみると、岐阜県には2種類の「カツラの妖精」がいるらしい。

 1つは岐阜県を西限?とし、裏御岳から本州中部、そして関東の亜高山帯に分布する「チャイロヒメコブカミキリ」。

 もう1つがこれまた岐阜県を東限とし岐阜県北西部の亜高山帯から西に分布する 「シコクヒメコブカミキリ」。

 さらに両種を調べてみると、シコクヒメコブの発生時期はチャイロヒメコブの発生時期より約1ヶ月早いらしく、
6月頃から発生し、発生末期の6月下旬~7月上旬から入れ代るようにチャイロヒメコブが発生し始めるらしい・・・。

 それじゃ、シコクヒメコブ発生末期とチャイロヒメコブ発生初期はちょうど真ん中の岐阜県北中部なんかじゃ混生地とか
あるのかな??

 まぁ、余計なこと考えると頭がゴチャゴチャになるので、今回はちょうど6月ということで手始めにシコクヒメコブの記録があり
、同じ地元のムシ屋Hさんも過去に採集したという岐阜県北西部、H山の麓にあるO高原に行くことにした。

 ここは、ソリダ「オオホソコバネ」、エゾトラなんかも割と多産しているようなのでこちらもついでに?ゲットしたいところ。

 では 行ってみましょう!

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 先輩ムシ屋さんの話では、ヒメコブ系はカツラのヒコバエに集まり、特に早朝と夕方に数多く集まって
くるそうだ。

 なので遅くても6時には現地に着きたいので、山道をビューンと軽快に飛ばすも
時折遅いトラックなんかにつかまって現地に着いたのは7時過ぎ・・・

 とりあえずパッパと支度をして、Hさんに大まかに教えてもらったカツラのポイントを目指す。

 え~!? ここから入って行くの?

 そこはササや下草がうっそうと生い茂り、とても入ろう・・・なんて気にならないけど・・・

 それにしてもよくこんなトコ入ろうなんて思ったもんだね~、Hさん 恐るべし!

 クマちゃんとマダニ君の恐怖にビビリながらゆっくりヤブ漕ぎしていく。

 100メートルほど進んだところで、ようやくカツラの大木が見えてきた。

 

 おぉ~ヒコバエが生い茂っているじゃないの!

 ヒコバエに触らないのようにゆっくり集中して見ていくが・・・

 ルッキングでは見つからないので、今度はビーティングしてみるも
結局シコクヒメコブは落ちず(+_+)

 う~ん、もう時期が遅いのか、それともまだ発生していないのか?

 仕方ないので、シコクヒメコブは諦めて今度はソリダ、エゾトラ採集に切り替える。

 

 林道を延々と進み、事前情報でHさんがソリダを採ったというブナの立ち枯れを目指す。

 こちらも大まかに教えてもらっただけなので、注意深く両脇の木々を見ていく。

 

 すると林縁の葉の上に何かとまっているのが目に入った。

 
    ヒゲナガシラホシカミキリ Eumecocera argyrosticta (Bates,1884)

 うれしい初採集! 漆黒の上翅に白い紋がなんともオシャレ(^^)

 さらに進むと右側に大きなゴトウズルの株が見えた。

 

 花もちょうど満開! こりゃエゾトラいるかも!

 6、5メートルの竿では最上部までは届かないが、掬える範囲はとにかく掬ってみる。

 が予想に反して、入るのは大量のカメムシ、ハチ、アブに混じってチャイロヒメハナ、セスジヒメハナなどの
普通種のピドニアばかり・・・

 その中で1頭 雰囲気の違うピドニアが入った。

 

なんだ これ?ヨコモン?、ニセヨコモン? ミワヒメハナ?、それともトサヒメハナとか? う~ん、分からん(+_+)

 ピドニアはそれなりの知識がないと同定は難しい。

 とりあえず持ち帰って調べてみることにしよう。

 さらに奥へ進んでいくと、ちょうどハルニレ?生木の枝が折れて垂れ下がりそこにカミキリが3頭ほどくっついている。

 ん!? なんだ、ゴマダラモモブトか・・・

 最初はそのままスルーしようとしたが、まぁせっかくなので記念に2頭を採集して1頭はリリース。

 「これが後で思いもよらないカミキリに化けることは、まだこの時は知る由もない」

 林道を進むこと約1時間、ほぼ行き止まりまで来てしまったが結局ブナの立ち枯れは見つけられず・・・

 

 石橋の上に座り、川を見ながら遅めの昼食を摂ってここでタイムアップ!

 もう1度リベンジに訪れることにして帰路についた。

 
 帰宅後、例の折れ枝にいたカミキリをよく見てみるとなんかゴマダラモモブトと雰囲気が違うような・・・

 最初は2頭ともゴマダラモモブトと思っていたが、どうもこの2頭、それぞれ種類が違うような気がしてきた。

 どちらもズングリしており幅広く、触角は短く触角付け根は大きく膨れ、ゴマダラモモブト♀に見られる腹端の長い
産卵管も見られない。
 
 なんだろう これ?

 お恥ずかしい限りだが、この2頭の種名が分からない(*_*)

 とりあえずこの両種に「カミキリA」、「カミキリB」と仮称してeichanさんに画像を送り
同定していただくことにした。

 

 こちらがその「カミキリA」の画像。

 

 そして「カミキリB」。

 どちらも体型はとてもよく似ているが、斑紋や黒い帯の出かたなどがかなり違って見える。

 体長は両種とも約10ミリほど。

 そしてしばらくして eichanさんから返事が届いた。 その結果・・・

 
 「カミキリA」の正体は・・・エゾトゲムネカミキリ Oplosia fennica suvorovi Pic,1914

 「カミキリB」の正体は・・・ゴイシモモブトカミキリ Callapoecus guttatus Bates,1884

 さらにeichanさんから、両種とも「モモブトカミリ族」ではなく、「ヤマナラシモモブトカミキリ族」の
仲間であることも教えていただいた。 

 この仲間は日本では3種しかいないらしい。

 う~ん、僕の同定力はまだまだ未熟と痛感! もっと精進せねば!

 ということはあの時リリースしたカミキリはこの2種のどちらかということか~! あ~もったいない!(T_T)


 
 同定していただいたうえにさらに多くのことを御教示していただいたeichanさんには本当に感謝です!

                ありがとうございましたm(__)m